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【第96回】教育ローンの返済はいつから始まる?卒業後から返済することも可能です

2023年12月01日
教育ローンの返済はいつから始まる?卒業後から返済することも可能です
教育ローンは進学のためにまとまった費用が必要な際に助かる存在です。
しかし、ローンという性質上、借り入れた後は毎月利息と合わせて返済しなければなりません。入学時だけではなく、在学中も教材費や生活費など様々な費用がかかるため、毎月の返済が負担に感じる方も多いのではないでしょうか。
ただ、教育ローンの中には在学期間中の返済負担を減らせるものがあります。今回は教育ローンの種類や特徴を紹介するとともに、教育ローンの返済方法について解説します。

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    1. 教育ローンとは

    教育ローンには、銀行などの金融機関が提供している民間の教育ローンと、国が運営している国の教育ローンの2種類があります。それぞれ、どのような特徴を持っているのかを説明します。

    1-1 民間の教育ローン

    民間の教育ローンとは、主に銀行などの金融機関が提供している教育ローンです。銀行以外にも、信用金庫や労働金庫が提供しているものもあります。

    民間の教育ローンは、提供する金融機関によって金利や借入期間、借入可能金額はそれぞれ異なります。

    一般的に変動金利の場合2%~3%、固定金利だと3%~4%程度が相場ですが、変動金利と固定金利の両方が用意されており、どちらかを選べる教育ローンもあります。

    また、申込条件には、年齢や収入状況が記載されていますが、前年度税込年収が一定基準以上であることを条件としている金融機関もみられます。

    1-2日本政策金融公庫による国の教育ローン

    国の教育ローンとは、日本政策金融公庫が運営している「教育一般貸付」を指します。

    金利は年1.95%の固定金利(2023年5月1日時点)で、返済期間は最長18年、借入可能金額は原則として350万円ですが、一定の条件を満たせば450万円まで引き上げられます。

    低金利で、かつ長期間の借り入れが可能な点が特徴ですが、利用するには世帯年収が、子どもの数に応じて設定された上限額の範囲内でなければなりません。例えば子ども1人の家庭なら、世帯年収が790万円以下でなければならず、子どもの数が1人増えるごとに、上限金額が100万円ずつ引き上げられます

    また、ひとり親家庭や低所得世帯に対しては0.4%の金利優遇を設けているなど、お金に困っている家庭の進学を助ける目的が強い点が特徴です。

    2. 教育ローンの返済に不安を感じる人は多い

    「教育ローン利用者の年収や用途に関するアンケート」の結果をみると、教育ローンを利用した方のうち不安を感じていないと答えた方は30%にすぎず、70%の方が不安を感じたと回答しています。

    そして、不安を感じた方の中で一番多かった回答は「返済への不安」で40%を占めています。ほかにも「将来の仕事への不安」や「審査への不安」といった回答もみられました。

    教育ローンを利用するにあたって、家計を圧迫しないか、また、返済が困難な状態に陥らないかなど、返済への不安を感じている方が多いことが分かります。

    (参考)ロンたす「教育ローン利用者の年収や用途に関するアンケート」

    3. 教育ローンの借入方法

    教育ローンの借入方法には、主に一括借入型とカードローン型の2種類があります。一括借入型とカードローン型の特徴やそれぞれの違いについて、以下で説明します。

    3-1 一括借入型

    一括借入型とは、教育資金として必要な額を一括で借り入れ、後は返済を行う借入方法です。

    借り入れられるのは契約時の1度だけのため、契約後に再度教育資金が必要となり、借り入れたいと思った場合は、初回の申込時と同じように審査を受けなければなりません

    必要な時に都度借り入れられない点はデメリットかもしれませんが、一括で借り入れ、後は返済を行う仕組みのため、1回の契約で返済額が確定し、計画的な返済ができる点がメリットです。教育資金として必要な額が把握できているなら、一括借入型を利用することをおすすめします。

    3-2 カードローン型

    カードローン型とは、契約時に借入可能額が設定され、その範囲内であれば必要の都度必要な金額を借り入れることができる方法です。そのため、就学期間が終了してから最終的な借入金額が確定します。

    利用する金融機関によってはアプリで借り入れられるため、利便性が高い点がメリットです。

    また、基本的にカードローンを利用している間は利息のみの返済にできるものが多く、在学中の負担を軽減できます。教育資金は必要だけれど、在学中にいつ、どのくらいの金額が必要になるかが把握できない場合は、カードローン型の利用がおすすめです。

    4. 教育ローンの返済はいつから?

    では、教育ローンの返済はいつから始まるのでしょうか。教育ローンの種類によって返済が始まる時期も異なります。返済には主に2つのタイプがあるため、それぞれの内容について説明します。

    4-1 借入翌月から月々の返済が始まるタイプ

    まず1つ目は、借り入れた翌月(もしくは翌々月)から返済が始まるタイプです。

    基本的に元金と利息を合わせて毎月返済していかなければならないため、場合によっては家計を圧迫する可能性もあります。

    ただ、早く返済が終わるため、利息分の負担が抑えられ、最終的な返済総額を減らせるメリットがあります。とはいえ、在学中にはなにかと出費が多くなりますので、毎月の返済額に余裕を持った返済計画を立て、それにそって返済することを心掛けましょう。

    4-2 在学期間中は元金据置で卒業後に返済が始まるタイプ

    在学期間中は利息の支払いだけでよく、卒業後に元金と利息を合わせて返済する元金据置タイプもあります。

    元金据置タイプは在学期間の返済の負担を抑えられ、余裕を持った返済が可能な点がメリットですが、卒業後から一気に返済額が上がる点に注意しなければなりません。

    元金据置タイプを選択する際には、元金を据え置く分返済期間も長くなるため、結果的に翌月から返済を行うタイプと比較して返済総額が多くなる可能性があることも覚えておきましょう。

    5. 国の教育ローンの返済はいつから?

    国の教育ローンは、基本的に翌月から元金と利息を合わせて返済します。ボーナス返済も融資額の2分の1までの範囲内で利用できます。

    また、通常の返済以外に在学中は利息のみを支払う元金据置も選択可能です。卒業後は元金と利息を合わせた返済になりますが、ボーナス返済や繰り上げ返済も可能なため、最終的な返済総額を抑えるためにも積極的に活用しましょう。

    6. 教育ローン返済額シミュレーション

    では、借入金額150万円で返済期間10年(ボーナス返済なし)の場合、通常の返済と元金を据え置いた場合でどのくらい返済額が変わるのかについてシミュレーションしてみましょう。金利は国の教育ローンと同じ年1.95%(固定金利)とします。

    翌月から返済を行う通常の返済だと、返済額は以下のとおりです。

    毎月の返済額 1万3,900円
    完済時の返済総額 165万900円

    一方、在学期間中の4年間を元金据置にした場合はどうなるでしょうか。

    据置期間中(4年間)の毎月の返済額 2,500円
    卒業後(6年間)の毎月の返済額 2万2,100円
    完済時の返済総額 170万7,600円

    据置期間中の毎月の返済額は2,500円です。通常の返済と比べると非常に少なく、家計への負担も心配せずにすむでしょう。そして、卒業後の6年間は毎月2万2,100円の返済となり、翌月から返済が始まるタイプに比べ1万円程度高くなります。最終的な返済総額も170万7,600円と、通常の返済よりも5万6,700円多くなることが分かります。

    元金据置を選ぶことで在学期間中の負担は減りますが、最終的な返済額は通常の返済よりも高くなってしまうことを覚えておきましょう。

    7. 奨学金は卒業後から返済が始まる

    教育資金を調達する方法として、教育ローン以外に奨学金があります。

    基本的に保護者が借り入れて返済する教育ローンと異なり、奨学金は学生本人が借り入れ、卒業後から返済する仕組みです。奨学金には返済不要の給付型と返済が必要な貸与型に分かれており、貸与型にはさらに無利子の第一種貸与奨学金と、有利子の第二種貸与奨学金があります。

    奨学金にはそれぞれ学力基準や所得基準の上限が設けられており、利用するには条件を満たさなければなりません。また、在学中は一切返済する必要はなく、卒業後の返済も卒業して7ヶ月後から開始します。

    8. 翌月から返済が始まる教育ローン

    ここでは、借り入れた翌月から通常の返済が始まる教育ローンを紹介します。翌月から返済が始まるということは、在学中の返済負担が多くなることを意味しますので、無理のない返済を続けられるかを考えて選ぶようにしましょう。

    8-1 三井住友銀行教育ローン

    24時間インターネットでの申込みができ、最短即日融資が可能な三井住友銀行の教育ローンは、できるだけ早く資金を調達したい人に向いています。

    ただし、契約手続きは三井住友銀行内にあるローン契約機にて行う必要がある点に注意してください。また、三井住友銀行の住宅ローンを利用中で、かつ、返済の遅延がない方に向け、年0.5%の金利優遇が用意されていますので、該当するなら候補の1つに入れてみてもよいでしょう。

    金利 年3.475%(変動金利)
    借入可能額 10万円以上300万円以内
    借入期間 1年以上10年以内
    返済方法 借り入れた翌月から元利均等方式で返済開始
    申込条件 以下の条件を全て満たす方
    ・教育を受ける方の両親もしくは本人で、申込時に満20歳以上満65歳以下
    ・前年度税込年収(個人事業主は所得金額)が200万円以上で、安定した収入がある(年金収入のみの場合は利用不可)
    ・契約時に三井住友銀行のローン契約機に来店できる
    ・日本国内に居住している
    ・指定の保証会社の保証を受けられる

    8-2 横浜銀行教育ローン(一括借入型)

    横浜銀行の教育ローンには、一括借入型とカードローン型がありますが、ここでは一括借入型について紹介します。

    借入可能額が比較的高額に設定されており、医学部や薬学部などへの進学以外では500万円までの借り入れが可能です。ただし、借り入れられるのは最長1年分の教育費であることや、塾代や教科書代など就学に関する費用については30万円以内となっている点、さらに、海外留学の費用には利用できない点にも注意しておきましょう。

    金利 年0.9%~2.9%(変動金利)
    借入可能額 10万円以上1,000万円以下(ただし、500万円を超える場合は、医学部、歯学部、薬学部への費用に限る)
    借入期間 1年以上10年以下
    返済方法 借り入れた翌月から元利均等方式で返済開始
    申込条件 ・借入時の年齢が満18歳以上で、最終返済時の年齢が満70歳未満
    ・安定継続した収入のある個人
    ・指定の保証会社の保証が受けられる
    ・原則として、神奈川県、東京都(一部地域を除く)、群馬県(前橋市、高崎市、桐生市、みどり市)に居住もしくは勤務している方

    9. 在学中元金据置が可能な教育ローン

    在学中の返済負担を抑えたい方に向け、在学中元金据置が可能な教育ローンを紹介します。それぞれ、金利や借入可能額などの特徴が異なりますので、じっくり比較して選ぶようにしてください。

    9-1 オリコ学費サポートプラン

    オリコ学費サポートプランとは、提携教育ローンのことで、オリコと提携する大学や専門学校などに進学する際にかかる費用を借り入れられます。入学金や授業料、教材費などの支払いはオリコから直接進学もしくは在学する学校に対して行われる仕組みです。

    申込みから学校までの入金が最短5日であることから、できるだけ早く学校に支払わなければならない方に向いています。返済プランは通常返済やステップアップ返済、親子リレー返済が用意されており、返済期間を短縮するための繰り上げ返済も利用できます。

    金利 提携する学校によって異なる
    借入可能額 10万円以上500万円以下
    借入期間 返済プランによって異なる
    返済方法 ・通常返済
    ・一部繰り上げ返済(手数料無料、30,000円以上から)
    ・ステップアップ返済(在学中は手数料のみ)
    ・親子リレー返済(在学中は親が支払い、卒業後は子どもが支払う)
    申込条件 大学や専門学校に入学もしくは在学する学生の保護者、または本人(社会人に限る)

    9-2 りそな銀行教育ローン

    りそな銀行の教育ローンには、証書貸付タイプと当座貸越タイプがありますが、ここでは証書貸付タイプについて紹介します。

    証書貸付タイプであるにも関わらず、一括もしくは3回に分けて借り入れられる点が特徴です。2回目以降は審査なしで好きなタイミングで借りられます。

    金利が4.475%と比較的高く設定されていますが、りそな銀行で住宅ローンを利用している方は金利の優遇が適用され、2.975%まで引き下げられます

    金利 年2.475%~4.475%(変動金利)
    借入可能額 10万円以上500万円以下
    (医・歯・薬・獣医学部への就学費用は2,000万円以内)
    借入期間 1年以上10年以下
    返済方法 通常返済に加え、以下の据置期間を選択可能
    ・就学期間もしくは借入時より4年6ヶ月以内
    申込条件 日本国内に居住しており、以下の条件をすべて満たす方
    ・申込時の年齢が満20歳以上満66歳未満
    ・継続安定した収入がある(パートやアルバイトも利用可能)
    ・指定の保証会社の保証が受けられる

    9-3 楽天銀行大学専用教育ローン(提携型・非提携型)

    楽天銀行の教育ローンは大学への進学もしくは在学のための費用に資金使途が限定されている点が特徴です。

    返済方法は、通常返済のほか、在学中元金据置返済(卒業予定年月+12ヶ月まで)、親子リレー返済、ボーナス併用分割払いから選べます

    ただし、在学中元金据置返済を選択しようと思っても、審査の結果によっては選択できない場合や満20歳以上の連帯保証人を必要とする場合があるため、必ずしも在学中元金据置返済を利用できるわけではない点に注意してください。

    金利 年3.900%(固定金利)
    年3.237%(変動金利)
    借入可能額 10万円以上500万円以下
    (医・歯・薬学部などへの就学費用は1,000万円以内)
    借入期間 1年以上14年以内
    返済方法 原則として翌月から返済開始
    ただし、在学中元金据置返済(卒業予定年月+12ヶ月まで)を選択可能
    申込条件 以下の全てを満たす個人
    ・借入時の年齢が満20歳以上満62歳以下
    ・日本国内に居住している
    ・大学に入学もしくは在学している学生と生計を一にする親族もしくは学生本人で安定した収入がある方

    9-4 イオン銀行教育ローン

    イオン銀行の教育ローンは返済期間が最長15年と長期に設定されている点が特徴です。

    また、イオン銀行のカードローンを利用している方に向け、年1.0%の金利優遇が用意されています。

    返済は原則として借り入れた翌月から始まりますが、学校卒業時期(最長6年)までは、元金据置返済も選べます

    金利 年2.80%~3.80%(変動金利)
    借入可能額 10万円以上500万円以下
    借入期間 1年以上15年以内
    返済方法 原則として借り入れた翌月から元利均等方式で返済(ただし学校卒業時期(最長6年間)までは利息のみの返済も可能)
    申込条件 以下の全ての条件を満たす個人
    ・就学(予定者)との続柄が3親等以内
    ・日本国内に居住している(外国籍の場合、永住許可を受けていること)
    ・契約時の年齢が満20歳以上で完済時年齢が満70歳未満
    ・イオン銀行に普通預金口座を持っている
    ・前年度税込年収が150万円以上で、安定かつ継続した収入が見込める(年金受給者、学生、無職は利用不可)
    ・指定の保証会社の保証が受けられる

    9-5 住信SBIネット銀行教育ローン

    住信SBIネット銀行の教育ローンには、申込み3ヶ月以内の支払い済みの費用も対象となるほか、インターネットのみで手続きが完了する点が魅力です。

    また借入当初5年間は元金据置返済が選べる点もメリットです。

    学校への納付金以外にも、通学費用や制服代にも使えるなど資金使途が幅広く設定されていますが、下宿費用などについては、借入金額全体の30%以内になる点に注意してください。

    金利 年1.775%~年3.975%(変動金利)
    借入可能額 10万円以上1,000万円以下
    借入期間 1年以上15年以下
    返済方法 原則として借り入れた翌月から返済開始だが、最長5年間の元金据置返済も選択可能
    申込条件 以下の全てを満たす個人
    ・申込時の年齢が満20歳以上、完済時年齢が満70歳未満
    ・原則として安定継続した収入がある
    ・外国籍の場合、永住者である
    ・保証会社の保証を受けられる
    ・住信SBIネット銀行の代表口座を保有している

    9-6 みずほ銀行教育ローン

    みずほ銀行の教育ローンは固定金利と変動金利から選べる点が特徴です。

    借入期間は最長10年ですが、就学期間中(最長4年)に加え、卒業後1年間の元金据置返済を選べます。その場合、元金の返済は5年後から始まりますが、返済期間が10年と短いため、元金据置期間終了後の返済額が一気に増える点に注意しておきましょう。

    また、みずほ銀行で住宅ローンなどの証書貸し付けローンを利用中(過去に利用したことのある方も含む)の場合、年0.1%の金利優遇が設けられています。

    金利 年3.475%(変動金利)
    年4.45%(固定金利)
    借入可能額 10万円以上300万円以内
    借入期間 6ヶ月以上10年以内(最長5年の元金返済据置可能)
    返済方法 借り入れた翌月から元利均等方式で返済開始(最長5年間は利息のみの返済も可能)
    申込条件 以下の条件を全て満たす個人
    ・借入時の年齢が満18歳以上満66歳未満で、最終返済時年齢が満71歳未満
    ・勤続年数(自営業者は営業年数)が2年以上
    ・前年度税込年収(自営業者は申告宇所得)が200万円以上で、かつ継続安定した収入が見込める
    ・保証会社の保証を受けられる

    教育ローンは卒業後から返済開始もできる

    教育ローンの返済方法は大きく分けて、借り入れた翌月から返済が始まる通常返済と、在学期間中は利息のみの返済だけでいい元金据置返済の2種類があります。

    在学中の返済負担をできるだけ減らしたいなら元期据置返済を、最終的な返済総額を抑えたいなら通常返済を選ぶことをおすすめします。

    子どもが2人いる場合は、在学期間が重なり、教育費の負担も多くなることが考えられるため、返済額のシミュレーションを行いながら、家庭の経済状況と合わせて最終的な返済方法を決めるようにしましょう。

    Q & A

    ここでは、教育ローンの返済についてよくある質問について、回答も合わせて紹介します。今後教育ローンの返済方法について悩んだ際の参考にしてださい。

    教育ローンの返済はいつから?
    原則として借り入れた翌月から始まります。ただ、教育ローンの商品によっては在学期間中の返済負担を抑えるための元金据置返済を設けているものもあります。元金据置返済期間は利息の返済のみでいいため、家計への負担を抑えられます。
    国の教育ローンの返済はいつから?
    借り入れた翌月から返済する通常返済と、在学期間中を元金据置返済とする方法のどちらかから選択できます。
    返済時期によって何が変わる?
    通常返済のように借り入れた翌月から返済する方法と、在学期間中について元金据置返済を行う場合では、元金の返済がその分遅れることになり、利息負担も増えます。結果として元金据置返済を選ぶことで最終的な返済総額が増加します。
    教育ローンはいつから返すべき?
    返済総額を抑えたいなら、借り入れた翌月から返済を開始することをおすすめします。ただし、借入額によっては毎月の返済が家計に負担をかける可能性がありますので、難しい場合は元期据置返済の利用も考えてみましょう
    どの教育ローンでも返済時期を選べる?
    どの教育ローンでも返済時期を自由に選べるわけではありません。中には元金据置期間を設けていない教育ローンもありますので、事前に商品概要説明書を確認しておきましょう。
    在学中は返済ゼロにできる?
    在学中の返済を利息のみにすることはできますが、ゼロにはできません。在学中の返済がゼロになるのは奨学金だけです。在学中の返済負担をなくしたいなら、奨学金の利用を考えてみてください。
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    氏名:
    新井智美
    保有資格:
    ファイナンシャルプランナー(CFP®)、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
    主なキャリア:
    コンサルタントとして個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン・住宅購入のアドバイス)を行う他、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)を行うと同時に金融メディアへの執筆及び監修も行い、現在年間200本以上の執筆及び監修をこなしている。これまでの執筆及び監修実績 は1,500本以上。

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    新井 智美
    氏名
    新井 智美(あらい ともみ)
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