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【第26回】借り入れを一本化するおまとめローンとは?基礎知識から選び方まで徹底解説

2021年04月30日
借り入れを一本化するおまとめローンとは?基礎知識から選び方まで徹底解説
複数の貸金業者や銀行からお金を借りている場合、毎月の返済が負担になるケースも多いでしょう。こうしたときは、おまとめローンを利用することで負担を少なくする方法があります。本記事では、おまとめローンの基礎知識や特徴、最適な商品の選び方などを紹介します。毎月の返済に頭を悩ませている人やおまとめローンに興味がある人は必見です。

この記事は約6分15秒で読むことができます。

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    1.借り入れをまとめる「おまとめローン」とは?

    まずは、おまとめローンの基本的な内容を解説します。商品の特徴や利用条件、契約の流れを確認しましょう。

    1-1.おまとめローンの特徴

    そもそもおまとめローンとは、複数の貸金業者や銀行からの借り入れを1つのローンに集約することです。集約にするために、新しくローンを申込む仕組みです。おまとめは借り換えと混同されることがありますが、まったく別物です。借り換えは1つのローンを金利が低い他の借入先に変更することを指します。一方、おまとめは複数の借り入れを別のローンで一本化するということなので、間違えないように注意してください。おまとめローンは、消費者金融や銀行などの金融機関によりさまざまな商品が用意されています。そのため、各商品の特徴を理解したうえで、自分に合うものを選ぶことが大切です。

    1-2.おまとめローンの利用条件

    おまとめローンの利用条件は、各消費者金融や金融機関によって個別に設定されています。一般的には、年齢が20歳~70歳前後で安定した収入のある人であれば、おまとめローンの利用条件を満たせます。ただし、年齢や収入の条件をクリアしても、審査に通らなければ利用できません。あくまでも、利用条件はおまとめローンに申込むための最低条件だと認識しておきましょう。なお、おまとめローンの申込みには本人確認書類や収入証明書、他社からの借入状況がわかる書類などの提出が必要になります。提出が求められる書類は申込み先や申込み内容によって異なることがあるので、あらかじめ利用する予定の金融機関などに確認しておくと安心です。

    1-3.おまとめローン利用の流れ

    続いて、おまとめローンの利用の流れを確認します。おまとめローンの利用を決めたら、金融機関などにインターネットやファックスで仮審査の申込みをします。すると、仮審査が開始され、無事に終わると電話やメールなどで結果が通知される流れです。仮審査の内容を確認して問題がなければ、本審査へと進みます。本審査に通過したら、必要に応じて返済口座を開設して契約手続きを行います。契約が完了すると、融資が実行されて設定した口座などに入金されるのが一般的です。おまとめローンの場合は、新たに借りたお金で他社の借り入れを一括返済します。

    おまとめローンの中には、借入金額を直接他の借入先に振り込んでくれる商品も存在します。自分で返済手続きをするのが面倒な場合は、こうしたおまとめローンを選ぶと手間が省けるので便利です。なお、おまとめローンを利用する流れは、ローン商品を扱う消費者金融や金融機関で異なります。実際に利用する場合は、それぞれの公式サイトや窓口などで事前に確認するようにしてください。

    2.おまとめローンの2つの利用方法

    おまとめローンの利用方法は、大きく2つに分けられます。おまとめローンを利用するのが初めてで不安な人は、この段落で利用方法を確認しておきましょう。

    2-1.新しいカードローンでまとめる

    おまとめローンの1つ目の利用方法は、新しいカードローンなどで複数社からの借り入れをまとめる方法です。つまり、新しくカードローンなどを契約することで既存の借り入れを返済するために必要な金額を用意します。そして、新規の借り入れで他社の借り入れをすべて返済するという方法です。この方法でカードローンをおまとめローンとして利用すれば、他社の借り入れを返済した後に新しく契約した1つのローンの支払いだけを管理すれば良くなります。また、万が一のときは、借入限度額までの範囲で追加の借り入れが可能です。将来的な収支に不安がある人や追加の借り入れが必要になることが予想される人は、カードローンなどを活用して借り入れを一本化する方法が適しているでしょう。

    2-2.おまとめローン専用商品を利用する

    おまとめローンの2つ目の利用方法は、おまとめ専用のローンを契約する方法です。前述した利用方法のようにカードローンなどの商品ではなく、消費者金融や金融機関が取り扱うおまとめローン専用商品に申込みます。返済専用のローンなので、追加でお金を借りられないのが特徴です。返済に集中したい人や追加でお金を借りる予定がない人は、おまとめ専用の商品を利用した方がよいでしょう。なお、おまとめ専用のローンは、商品によって金利や借入限度額が大きく異なるので、契約前にしっかりと比較・検討することが大切です。

    3.申込み前に確認したいメリット・デメリット

    おまとめローンに申込む前に、理解しておくべきメリットとデメリットを説明します。それぞれの内容に目を通したうえで、自分が借り入れをまとめるべきか判断しましょう。

    3-1.おまとめローンのメリット

    まず、おまとめローンを利用すると、返済先が1社に絞られます。複数社からお金を借りていると、それぞれの返済日にあわせてお金を用意しなければいけません。しかし、借入先が1つになれば、返済日の管理がしやすくなるメリットがあります。また、金利が低いローンに集約することで、利息の総額が少なくなり、返済総額を減らせる可能性があるのもポイントです。金利は、借入金額が高いほど低くなりやすい特徴があります。そのため、複数社から少しずつ借りるよりも、1社にまとめることで金利を抑えて返済総額を減らせる可能性があるのです。その他、おまとめローンを利用することで、信用情報が整理されて多重債務の状態が改善されるメリットもあります。

    3-2.おまとめローンのデメリット

    一方、おまとめローンは複数の借入残高をまとめる仕組みなので、必然的に借入金額が高くなりやすいです。そのため、多重債務者と見られる可能性があり、審査に通りにくくなるケースがあります。また、借入金額が少ないと、おまとめローンを利用しても金利があまり変わらないことも考えられます。この場合は、おまとめローンを利用する大きなメリットである返済総額の減額ができず、手間だけがかかってしまうので注意が必要です。おまとめローンを利用する場合は、事前に返済計画を考えてメリットを感じられるかチェックするのが大切だと言えるでしょう。その他、おまとめローンは返済専用の商品も存在します。追加の借り入れに対応していないものもあるので、将来的に借り入れを検討している場合は気を付けて商品を選択する必要があります。

    4.おまとめローンのおすすめ3社

    この章では、知名度が高い代表的な3社で取り扱われているおまとめローンを紹介します。それぞれの特徴や利用するメリットを確認して、自分にあう商品を探してみてください。

    4-1.プロミス「おまとめローン」

    プロミスのおまとめローンは、借入限度額が300万円までで金利は6.3%~17.8%です。適用される金利は審査によって決定されます。利用条件は、年齢が20歳から65歳以下の人で安定した収入があれば申込めます。おまとめの対象になるのは、クレジットカードのキャッシングや消費者金融のローンなどの無担保借入です。銀行からの借り入れやクレジットカードのショッピング機能の支払い分は、プロミスのおまとめローンの対象外になるので注意してください。プロミスのおまとめローンは、返済期日を5日、15日、25日、末日の中から自由に選択できるのが特徴です。給料日などを基準に、返済しやすい期日を選ぶとよいでしょう。返済期間は最長10年で、プロミスの担当者と相談して決定します。

    4-2.アイフル「おまとめMAX」

    アイフルのおまとめMAXは、借入限度額が800万円までで金利は3.0%~17.5%です。適用金利は審査で決定されます。利用条件は、年齢が20歳から69歳までの人で安定した収入が必要です。アイフルのおまとめMAXは返済専用の商品なので、追加の借り入れができないことに気を付けましょう。アイフルのおまとめMAXは窓口からの申込みもできますが、インターネットを利用すれば24時間365日いつでもお申し込みや手続きが進められます。WEB完結を利用すれば、郵送物が来たり、カードが発行されたりすることもありません。

    4-3.アコム「貸金業法に基づく借換え専用ローン」

    アコムの貸金業法に基づく借換え専用ローンは、借入限度額が300万円までで金利は7.7%~18.0%です。実際に適用される金利は審査によって決定されます。20歳以上の安定した収入がある人が融資対象となります。大手消費者金融は返済期間が最長10年間に設定されているケースが多いですが、アコムの場合は最長13年7カ月までであれば自由に設定できるのが特徴です。短期間で返済するのが難しいときや返済総額をできるだけ減らしたいと考えている場合は、アコムの貸金業法に基づく借換え専用ローンの利用を検討するとよいでしょう。

    5.おまとめローンの選び方

    先に触れましたが、おまとめローンはたくさんの金融機関などで取り扱われています。その中から自分に合うおまとめローンを探すときのポイントをいくつか紹介するので、ぜひ参考にしてください。まず、おまとめローンは銀行系とノンバンク系の大きく2つに分けられます。それぞれ特徴が異なり、銀行系は金利が低く借入限度額も高いです。しかし、ノンバンク系と比較すると審査に時間がかかりやすいので、「急がないのでとにかく金利を押さえたい」「できるだけ多く借りたい」という人におすすめです。

    一方、ノンバンク系は銀行系のおまとめローンと比べると金利が割高な特徴があります。しかし、審査が早く、即日借り入れを受けられるケースもめずらしくありません。スピーディな借り入れを希望する場合は、銀行系よりもノンバンク系の利用を検討するとよいでしょう。おまとめローンを利用するときは、今より金利が低くなって返済総額を軽減できるものを選ばなければメリットを感じられません。加えて、申込みや利用に手間がかからないかという点にも注意して比較・検討すると、自分に合うおまとめローンが明確になりやすいでしょう。

    おまとめローンで返済の負担を軽くしよう!

    おまとめローンをうまく活用すれば、毎月の返済負担を軽減したり、返済計画が楽になったりするなどのメリットがあります。ただし、一口におまとめローンと言ってもいろいろな種類があります。金利やサービス内容も大きく異なるので、今回解説した内容を参考に、自分に合うおまとめローンを探してみましょう。

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    ライター紹介

    氏名:
    丸岡日向子
    保有資格:
    FP3級、日商簿記2級、銀行業務検定各種
    主なキャリア:
    地方銀行での勤務、税理士事務所での勤務の後、フリーランスのライターとして起業。

    おまとめローンに関するよくある質問

    ここからはおまとめローンについてよくある質問について、その回答と合わせて紹介します。

    おまとめローンとは?
    おまとめローンとは、複数の金融機関からの借り入れを1つにまとめるローンのことです。ローンを1つまとめることで、複数のローンの返済日を1つに集約させ管理しやすくなります。また、金利の低いおまとめローンを利用することで返済総額を減額させることも可能です。
    おまとめローンの審査基準とは?
    おまとめローンの審査基準は一般的に「返済能力があること」や「信用情報に問題がないこと」などです。返済能力については、年齢や勤務先、年収などが判断材料となります。また、返済が遅れていたり債務整理をした過去がある場合、信用情報機関に履歴が残ります。内容によっては5年~10年の履歴が残り、その場合は審査通過が難しくなります。
    おまとめローンの返済方法は?
    おまとめローンは複数の金融機関からの借り入れを1つにまとめるローンのことです。おまとめローンを契約し、借り入れをしたら既存の複数のローンをすべて返済します。その後、返済先が1つとなったおまとめローンに対して返済していきます。
    おまとめローンでお金を借りるまでの流れは?
    まずはおまとめローンの申込みをします。その後、金融機関側で仮審査・本審査を実施します。本審査にあたっては、「本人確認書類」や「収入証明書」などの必要書類を提出します。審査に通過後、契約を締結し、指定口座に借入金が入金されます。なお、審査結果に応じて本人の借入可能額の上限が決まります。
    おまとめローンを利用するには保証人が必要?
    一般的に、おまとめローンは保証人が不要なローンです。金融機関によっても異なりますが、保証会社が保証人の役割を担っています。保証会社とは、ローンの契約者に代わってローンの返済を行ってくれる会社のことです。金融機関は保証会社に保証料を支払い、契約者の返済が滞った際には保証会社から弁済金を受け取ります。
    おまとめローンの借り入れまでの日数はどのくらい?
    おまとめローンの借り入れまでの日数は金融機関の種類によっても異なります。銀行の場合は、2営業日~3営業日以上掛かる傾向です。一方、消費者金融の場合は最短即日での融資が可能な場合もあります。一般的におまとめローンは、複数ある借り入れをすべて返済するための金額を借り入れるため、カードローンよりも審査に時間を要します。

    ライター紹介

    氏名
    丸岡 日向子(まるおか ひなこ)
    主なキャリア
    地方銀行で1年強勤務した後、税理士事務所で1年弱働く。その後、フリーランスのライターとして起業する。 銀行業務検定やFP3級、日商簿記検定2級などの資格で得た知識を最大限に生かしながら、金融系の記事を中心に日々執筆活動に励む。
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