【第60回】おまとめローンの審査は厳しい?審査のポイントを把握しスムーズに借り換えしよう
ただし、借入金額が高くなるという性質上、審査に通りやすいとはいいきれません。そこでこの記事では、おまとめローンの利用を考えている人に対して、審査の詳細を解説するとともに、借入限度額別のおまとめローン商品についても紹介します。
この記事は約12分30秒で読むことができます。
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1. おまとめローンの審査は通りやすい?厳しい?
おまとめローンとは、冒頭でも述べた通り、複数社からの借り入れを1本にまとめることです。おまとめローンは、一般のカードローンと異なり、返済目的以外の借り入れで利用することはできません。
また、今後まとまった資金が必要になった場合は、追加で借り入れることはできず、新規にローンを組む必要があります。
おまとめローンを利用することで、複数ある返済日を一つにまとめることができるほか、借入金額によってはこれまでよりも低い金利で借りることができる可能性があります。しかし、おまとめローンの審査は決して通りやすいものではありません。
ここでは、 おまとめローンの審査について解説します。
1-1 おまとめローンの審査は決して通りやすいわけではない
おまとめローンだからといって審査が通りやすいなどということはありません。各種ローンにおいて、金融機関が行う審査の目的は、お金を借りた人が借入金額を利息も含めてきちんと全額返済してもらうことであり、「返済能力」のチェックは必須です。
そのため、安定した収入が確保できていない人や、過去に信用事故を起こしている人は、基本的に審査通過は難しいでしょう。さらに、申込者の収入状況や勤務状況などを考慮し、確実に返済できると予想される金額までしか貸し出さない傾向にあります。
おまとめローンはその特性上、借入金額が高額になる傾向にあることからも、その分審査が厳しくなりがちです。
1-2 複数のローンがあることが前提
通常のローンを申込む際、基本的に他社からの借り入れがあると審査に不利に働きます。しかし、おまとめローンは複数社からローンを借りている人が対象です。
とはいえ、あまりにも借入件数が多いと審査に不利に働く可能性はあります。どの程度の借り入れが審査に影響するのかは各金融機関によって異なりますが、一般的に「他社からの借入件数が4社以上あると、審査に通るのは難しいのではないか」といわれています。
ただ、5社以上の借り入れがあると確実におまとめローンの審査に通過できないわけではないため、心配であれば事前に相談してみましょう。
2. おまとめローンの審査基準
ここからは、おまとめローンの審査でどのような点をみられるのかという、審査基準の詳細について解説します。おまとめローンの利用を考えている人はぜひ参考にしてください。
2-1 過去の借入状況
金融機関はローンの審査において、必ず「個人信用情報機関」に申込者の信用情報について照会をかけます。
個人信用情報機関とは、個人の信用情報を記録および管理している機関のことで、金融機関は日本国内に3社ある個人信用情報機関のいずれかに必ず加入しなければなりません。
そして照会の結果、申込者が過去に大幅な延滞や債務整理を行ったという信用事故情報が記録されているのが判明した場合、審査に不利に働きます。
債務整理とは、借りているお金の返済を減額もしくは免除する手続きのことで、内容によって「任意整理」、「特定調停」、「個人再生」、「自己破産」の4つに分けられます。
延滞や債務整理を行ったという情報は、5年〜10年間登録されるため、登録されている間は審査に通ることは難しいと思ったほうがいいでしょう。
2-2 現在の借入状況
おまとめローンの審査では、現在の借入件数やそれぞれの借入残高もチェックします。その際、申込者の借入件数や全体の借入総額が多すぎると審査に不利に働きます。
なぜなら、借入件数と全体の借入総額が多いということは、これまでにも他社の借り入れを返済するために、新たに別の借り入れを繰り返したと考えられる可能性があるからです。
その結果、「計画的な返済ができない人なのではないか」、もしくは「返済能力に問題があるのではないか」と思われてしまう傾向にあります。
2-3 年収
どのローンにも共通していえることですが、年収が高いほうが審査に通りやすく、また、借入可能額が上がる傾向にあります。例えば、年収300万円の人に500万円の融資を行うようなことはしません。なぜなら、確実に返済できる見込みがないからです。
おまとめローンの場合、複数社からの借り入れを1つにまとめるという性質上、借入金額が高額になる傾向があります。おまとめローンは総量規制の対象外であり法的には年収の3分の1以上の借り入れも可能ですが、年収に対する借入金額の割合が大きくなればなるほど審査に通りにくくなります。
2-4 安定収入の有無
安定かつ継続した収入があるかどうかも重要な審査ポイントです。ローンの返済は毎月行わなければならないため、いくら年収が高くても、毎月の収入に大きな差があると返済能力に問題ありとみられます。
「先月は収入があったため返済ができたけれど、今月は収入が少なく返済が難しい」などということになると、金融機関側も貸倒れのリスクを負うことになります。
そのため、毎月安定した収入がある会社員や公務員は審査に通りやすく、毎月の収入が不安定な自営業者は審査に不利になります。
2-5 勤続年数
勤続年数が長いとそれだけ審査における信頼度が上がります。長期間勤務している人なら、今後も続けて長く働くことが予想されますし、その間、昇級などにより年収が上がることも期待ができるからです。
転職を繰り返していると、「今後また今の職場を辞めてしまうのではないか」と思われ転職期間中における返済は大丈夫かという懸念をもたれてしまいます。とくに、転職した後すぐの申込みは収入が安定していないという意味からも審査に不利に働くケースもあるため、できるだけ勤続年数を確保した後で申込むほうが賢明でしょう。
2-6 正社員かアルバイトか
同じ年収だったとしても、アルバイトよりも正社員の方が審査に通りやすいといわれています。その理由は「安定した返済能力」です。アルバイトだから仕事が続かないとは一概にはいえませんが、業績悪化などで人員整理が行われる際、一番に対象となりやすいのはアルバイトやパートなどです。
もちろん、アルバイトやパートなどでもシフトが安定していれば、審査に通る可能性はあります。ただし、おまとめローン商品の中には、アルバイトやパートは申込不可となっている場合もありますので、申込む際には注意しておきましょう。
2-7 借り入れする金融機関独自のデータ
金融機関は個人信用情報機関が保有している信用事故情報とは別に、金融機関独自のデータを保有しています。そこには過去に延滞を起こした人や、債務整理を起こした人などの情報が登録されていて、個人信用情報機関の情報と異なり掲載期間は限定されていません。 こういった独自のデータから過去に同じ会社で1度でも信用事故を起こしていることが判明した場合、審査に通りにくいといわれています。これを「社内ブラック」といいます。 ローンの審査は金融機関ではなく保証会社が行っている場合もあり、そのようなケースだと保証会社側が保有しているデータで判明することもあります。
3. おまとめローンの審査落ちしやすい状態とは
おまとめローンの審査に落ちやすい人には共通した特徴があります。この特徴を知っておくことで、審査に通るための対策を考えることもできるでしょう。以下にその特徴を解説します。
3-1 借入件数や借入総額が多い
1つ目の特徴は、借入件数や借入総額が多く、おまとめローンで1本化しても返済が難しいと判断されることです。
件数1つ1つの借入額は少なくても、借入件数が多く、最終的な借入金額が収入に対して大きすぎる場合は返済が難しくなります。返済能力に問題があると判断された場合は審査に通らない可能性が高くなるでしょう。
もちろん、借入件数や借入総額が多くても年収が高く、安定した収入を得ていれば審査に通る可能性はゼロではありません。
3-2 収入が少ない・安定していない
収入が少なく、返済の目処が立たないと判断された場合も審査に通らない可能性があります。審査に通るためには、借入総額に対してある程度の年収があることが必要ですが、年収があったとしても、毎月の収入に波があるような状態だと審査に通りにくくなります。
そのような理由から、自営業者は利用不可としているおまとめローンもあります。審査に通過するためには、会社員や公務員など安定した収入が得られる職業についていることが理想といえるでしょう。
3-3 滞納や債務整理の過去がある
審査の際に個人信用情報機関に照会をかけたところ、過去に滞納や債務整理などの信用事故が判明した場合も審査に通りにくくなります。とくに過去に債務整理を行った人は要注意です。
今後また債務整理をされた場合、融資した金額を全額返してもらえなくなる可能性が高く、金融機関側としては避けたい事態でしょう。
過去の滞納や債務整理の情報は5年から10年は登録されるため、その間はおまとめローン以外のローン商品やクレジットカードの申込みでも審査に通らない可能性が高いと思ってください。
3-4 現在滞納しているローンがある
現在ローンを滞納している場合も注意が必要です。現在進行中で長期間にわたって滞納している場合は、返済能力が低い人とみなされます。そうなると、審査における信頼度は低くなり、審査に通りにくくなるでしょう。
自分の滞納状況がどうなっているのか不安な場合は、手数料1,000円程度がかかりますが、信用情報機関に対して情報開示の請求を行ってみましょう。延滞情報が登録されていることが分かったなら、早めに返済を行うとともに、その情報が消えるまでは各種ローンやクレジットカードの申込みを行わないようにすることをおすすめします。
4. おまとめローンで審査に通りやすい状況にするためのコツ
おまとめローンの審査に落ちやすい人の特徴を理解したところで、ここからは、おまとめローンで審査に通りやすくするためにはどうすればいいのか、そのコツについて解説します。
4-1 現在のローンはきちんと返済し続ける
おまとめローンの利用を考えているとしても、おまとめローンを申込み、審査、契約が完了するまでは、現在利用しているローンの返済を確実に行いましょう。おまとめローンを申込んだ際、現在利用しているローンの中に延滞情報が1つでもあると、審査に通過しにくくなります。
おまとめローンはこれまで以上に高額な融資になる可能性が高いため、金融機関も申込者の返済能力を重視します。そのため、これから利用しようとしているおまとめローンを取り扱っている金融機関の信頼を失うような行動は避けるように心掛けましょう。
1度くらいの延滞なら大丈夫だろうという甘えを放置しておくと、その後大きな問題につながりかねません。お金を借りるということは、返済期日までに決められた額をきちんと返すことだということを常日頃忘れないようにしておくことが大切です。
4-2 申請内容は正しく記載する
おまとめローンに申込む際の申請内容は正しい内容を記載しましょう。申請内容に誤りがあると、その確認のための時間がかかり、審査時間が長くなってしまいます。
また、軽微な記載ミスであればまだいいのですが、借入状況や審査結果を有利にする目的で、年収や勤務先などの内容について虚偽の申請をすると、悪意があると判断されます。審査に通らないばかりか、内容によっては詐欺とみなされるかもしれません。
4-3安定収入を得る
おまとめローンの返済は毎月行います。その返済を確実に行うためにも、安定した収入を得られるようにしておきましょう。現在アルバイトなら、正社員としての就職を探すことや、正社員が難しいならば、派遣社員や契約社員などでの就職先を見つけるようにすると安心です。
おまとめローンの審査では、収入が高いほど有利に働きますが、同時に安定した収入が継続的に得られることも審査に通過する条件の一つです。
5. おまとめローンの審査に通らないときにすること
おまとめローンに申込んだけれど、審査に通らなかった場合、現在の返済の負担を減らすためにはどのような方法があるのでしょうか。以下にその方法について解説します。
5-1 債務整理をする
おまとめローンの審査に通らず、現在のローンの返済が負担に感じているなら、債務整理を考えてみましょう。債務整理とは、金融機関との交渉もしくは裁判所への申立により、今ある返済を減額もしくは免除する手続きのことです。具体的には「任意整理」「特定調停」「個人再生」「自己破産」の4つがあります。
任意整理とは、債権者(金融機関)と交渉し、将来発生する利息を軽減し、さらに元金を3年から5年かけて返済する手続きです。交渉次第では将来発生する利息をなくし、返済期間を延ばすことで毎月の返済負担を少なくできます。
特定調停とは、任意整理と同じような内容ですが、債権者と交渉するのではなく、裁判所に申し立てて将来発生する利息をゼロにする手続きです。
個人再生とは、裁判所に申立を行い、再生計画の認可を受けながら返済額を現在の5分の1から10分の1まで減額してもらう手続きです。個人再生を利用するためには、返済総額が100万円以上あることなどが要件となっており、それらを満たす必要があります。
最後の自己破産は、裁判所を介して一部を除いた全ての返済義務を免除してもらう手続です。返済義務は免れるものの、一定の価値がある財産は換金され、返済に充てられます。
これらの債務整理を行うと、この事実が信用情報機関に一定期間登録され、その間は各種ローンやクレジットカードの審査に通ることが難しくなります。
5-2 公的融資を受ける
債務整理以外には、国や自治体からお金を借りる方法もあります。
たとえば、低所得者や高齢者、障害者世帯であれば、「生活福祉資金貸付制度」を利用できます。
実施主体は都道府県の社会福祉協議会ですが、生活資金や福祉資金などをほぼ無利子で借入可能です。高齢者ならば、不動産を担保にして生活資金を借りることもできるため、不動産を持っているなら、考えてみてもいいかもしれません。
また、ひとり親の場合、「母子父子寡婦福祉資金貸付金」が用意されています。対象者は20歳未満の児童を扶養している配偶者のいない人、寡婦などとなっており、生活資金だけでなく、医療介護資金や就職支度資金などさまざまな資金をほぼ無利子で借りられます。
6. おまとめローンで600万円借りられる?限度額が高いおまとめローン
おまとめローンで600万円借り入れるためには、年収や勤続年数などの条件でかなり厳しくなります。
ここでは、比較的借入限度額の高い(600万円以上)のおまとめローンを紹介します。おまとめ後の借入金額が600万円以上になることが予想される人は、参考にしてください。
※紹介するおまとめローンの情報は2022年6月現在のものです
6-1 東京スター銀行おまとめローン
借入限度額が1,000万円と高額で、おまとめ後の金額が高額になる人に向いています。利用できる人は給与取得者に限られますが、契約社員そして派遣社員でも利用できます。ただし、自営業者やパート・アルバイトの人は利用できない点に注意が必要です。
また、おまとめローンの利用にあたって、東京スター銀行の口座、そしてインターネットバンキングの登録が必要ですので、登録がまだの人は早めに手続きを行っておきましょう。
インターネットバンキングのマイページで返済管理ができ、繰り上げ返済も簡単にできる点が利用者の好評を得ています。
金融機関のローン全てに対応していますが、事業性資金には対応していません。
金利 | 年9.8%、12.5%、14.6%(固定金利) |
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借入限度額 | 30万円~1,000万円 |
借入期間 | 10年 |
申込条件 | 以下の要件を全て満たす人 ・申込時の年齢が満20歳以上、65歳未満 ・給与所得者(正社員・契約社員・派遣社員) ・前年度の年収が200万円以上 ・保証会社の保証を受けられる |
対象ローン | 金融機関(銀行・信用金庫・信用組合・労働金庫・農業協同組合・信販会社・カード会社・消費者金融会社など)のローンに限る。 |
6-2 アイフルのおまとめローンおまとめMAX・かりかえMAX
現在アイフルを利用中で、さらに他社からの借り入れを1本化したい人は「おまとめMAX」の、アイフルを初めて利用し、その目的がおまとめローンの場合は「かりかえMAX」の利用になります。どちらも利用条件は同じで、最高800万円まで借り入れできます。
アイフルのおまとめMAXの強みは、クレジットカードのリボ払いも対象としていることと、アプリで契約が完結し、郵送物不要を選択することで、家族に知られることなくおまとめローンが利用できることです。ただし、かりかえMAXの利用については、契約は無人契約機で行う必要があり、カードの発行は必須です。
毎月の返済は口座振替で行いますが、ATMから追加返済を行うこともできます。
金利 | 3.0%~17.5%(実質年率) |
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借入限度額 | 1万円~800万円 |
借入期間 | 最長10年 |
申込条件 | 満20歳以上で定期的な収入と返済能力を有し、アイフルの基準を満たす人 |
対象ローン | 貸金業者、銀行ローン、クレジットカードのリボ払い |
7. 限度額300万円~500万円のおまとめローン
600万円以上の借り入れは予定していないものの、300万円〜500万円程度の借り入れでおまとめローンを利用したいと思っている人には、次で紹介するおまとめローンがおすすめです。
7-1 中央リテール
中央リテールは、おまとめローンを専門に取り扱っており、「無担保のおまとめローン」と不動産を担保に借り入れる「不動産担保ローン」が用意されています。
申込みはインターネットもしくは電話で行い、返済計画を相談しながら審査が行われます。審査に通過したら、契約日を決定し、来店の上契約手続きを行います。融資金額は契約終了後に受け取り、自分で現在の借入先に返済する必要があります。
金利は若干高めに感じるものの、無担保の場合融資まで最短1日というスピードが魅力的です。さらに、担保として提供できる不動産があるなら、3,000万円まで借入可能です。
ただし、申し込めない地域もあるため、事前に電話で確認しておきましょう。
金利 | 10.95%~13.0% |
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借入限度額 | 最高500万円 |
借入期間 | 10年 |
申込条件 | 公式サイト上の「クイック診断」で確認可能 |
対象ローン | 金融機関から借り入れているローン |
7-2 プロミスおまとめローン
申込みは「自動契約機」「電話」「店舗窓口」で行うことができますが、インターネットでの申込みは用意されていません。自動契約機もしくは店舗窓口で申込むと、その場で必要書類が発行されるため非常に便利です。
プロミスのおまとめローンでは、銀行のカードローンやクレジットカードのショッピング利用分は対象とならない点には注意しておきましょう。
返済日は毎月5日、15日、25日、末日から都合の良い日を選べますが、所定の金融機関以外の金融機関から口座振替で返済する場合は毎月5日に指定されます。
金利 | 6.3%~17.8% (実質年率) |
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借入限度額 | 最高300万円 |
借入期間 | 最長10年 |
申込条件 | 年齢20歳以上、65歳以下で、本人に安定した収入があること (主婦や学生でも、パートもしくはアルバイトなどで安定した収入があれば利用可能) |
対象ローン | 消費者金融・クレジットカードなどによる借り入れ (銀行のカードローン、クレジットカードのショッピングによる借り入れは除く) |
7-3 アコム貸金業法に基づく借換え専用ローン
すでにアコムを利用している人と、初めてアコムを利用する人で申込み方法が異なります。
初めてアコムを利用する人に対しては、インターネットや自動契約機、電話が用意されていますが、すでにアコムを利用している人は、申込み前に「0120-07-1000」に電話をする必要があります。
アコムの借換え専用ローンもプロミスと同様に、銀行のカードローンやクレジットカードのショッピングによる借り入れには対応していません。
返済期間が最長12年3カ月と長期であるため、余裕を持って返済したい人に向いています。
金利 | 7.7%~18.0% |
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借入限度額 | 1万円~300万円 |
借入期間 | 最長12年3カ月 |
申込条件 | 18歳以上(高校生を除く)で安定した収入と返済能力を有しており、アコムの基準を満たす人 |
対象ローン | 消費者金融からの借り入れおよびクレジットカードでのキャッシング (銀行のカードローンおよびクレジットカードのショッピング利用分は対象外) |
7-4 西日本シティ銀行NCBおまとめローン
借入限度額が500万円ですが、パートやアルバイト、そして配偶者に収入のある専業主婦(主夫)の場合は50万円までです。
申込みはインターネットで行えます。西日本シティ銀行は福岡市に本店を置く銀行で、九州以外には、広島と福山、そして岡山に店舗があります(東京と大阪にも店舗がありますが、おまとめローンは取り扱っていません)。
最長15年間の借り入れが可能ですので、高額なおまとめローンの毎月の返済額を抑えたい人におすすめです。
金利 | 4.5%~15.0% |
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借入限度額 | 10万円~500万円 |
借入期間 | 最長15年 |
申込条件 | ・申込時の年齢が満20歳以上満75歳未満で、完済時の年齢が満80歳以下 (個人事業主の場合、税金の滞納や延滞がないこと) ・西日本シティ銀行の取扱店近くに居住していること (東京都内および大阪府内の取り扱いはなし) ・保証会社の保証が受けられること |
対象ローン | 金融機関のローン、クレジットカードのキャッシング |
7-5 みちのく銀行おまとめローン「あわせ~る」
安定した収入があることが条件ですが、パートやアルバイトの人でも利用できます。公式サイトには「勤務先へ在籍確認のため、銀行担当者が個人名で連絡させていただきます」と明記されていますので、在籍確認は必ずあると考えてください。また、申込み方法は電話のみです。
利用できるエリアが限られており、みちのく銀行本支店所在地周辺(青森県、北海道、秋田県、岩手県、宮城県内のみ)に居住している人という点にも注意しておきましょう。
金利 | 4.5%~14.5%(固定金利) |
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借入限度額 | 10万円~500万円 |
借入期間 | 最長10年 |
申込条件 | みちのく銀行の営業エリア内に居住もしくは勤務先がある個人で、以下の条件を満たす人 ・申込み、借入時の年齢が満20歳以上、69歳以下で、最終返済時年齢が満75歳以下 ・安定した収入がある(パート・アルバイトの人も利用可能) ・みちのく銀行の審査基準を満たし、かつ保証会社の保証を受けられる |
対象ローン | 金融機関(クレジット会社などを含む)からの借入金 |
7-6 愛媛銀行ひめぎんおまとめローン
事前審査の申込みはインターネット、FAX、電話、店頭窓口が用意されており、最短で必要書類が到着した日の翌日に審査結果が分かります。利用できるエリアが愛媛銀行の営業エリアに限られますが、該当しているならば利用の候補に入れてみましょう。
ただし、安定かつ継続した収入があることが利用条件ですので、専業主婦および年金収入のみの人は利用できません。
金利 | 5.8%~14.5% |
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借入限度額 | 10万円~500万円 |
借入期間 | 最長10年 |
申込条件 | ・申込時の年齢が満20歳以上満69歳以下で、完済時年齢が満75歳以下 ・安定かつ継続した収入がある(専業主婦および年金収入のみの人は利用不可) ・愛媛銀行の営業エリア内に居住もしくは勤務している ・保証会社の保証を受けられる |
対象ローン | 金融機関からの借入金(ただし、目的型ローン、住宅ローン、事業性資金は除く) |
7-7 静岡銀行おまとめローン
「フリーローン」という商品名で提供されており、静岡銀行の口座がなくても申込めます。インターネットで手続きが完結しますが、口座がない場合は申込みと同時に口座開設手続きを行うため、申込みから融資実行まで約2週間程度かかりますので、余裕を持って申込むようにしましょう。
おまとめローンとして利用する人向けに、おまとめ専用ダイヤルが用意されていますので、不明な点は事前に電話で確認しておくことをおすすめします。
金利 | 4.5%、7%、9%、10%、12%、14.5%(固定金利・審査の結果決定) |
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借入限度額 | 最高500万円 |
借入期間 | 最長10年 |
申込条件 | 申込時の年齢が満20歳以上70歳未満で、保証会社の保証を受けられる人(学生は利用不可。外国人の場合は永住者もしくは特別永住者に限る。) |
対象ローン | 金融機関からの借入金 |
7-8 栃木銀行「とちぎんおまとめローンスッキリ」
令和2年3月2日に取り扱いが開始されたばかりのおまとめローンです。資金使途が自由で、おまとめローンと自由資金の併用も可能です(ただし、事業性資金は除きます)。そのため、おまとめローンとあわせて、当面の資金も借り入れたいという人におすすめです。
安定した収入があることが条件であり、パートやアルバイトの人も利用できますが、学生や年金収入のみの人は利用できません。また、居住地もしくは勤務地が栃木銀行の営業エリア内にある必要があります。
金利 | 6.8%~14.6%(固定金利) |
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借入限度額 | 10万円~500万円 |
借入期間 | 最長10年 |
申込条件 | ・申込時の年齢が満20歳以上、満69歳以下で、完済時年齢が満75歳以下 ・安定した収入がある人(パート・アルバイトも利用可能。ただし、学生および年金収入のみの人は利用不可) ・栃木銀行の営業エリア内に居住もしくは勤務している ・保証会社の保証が受けられる |
対象ローン | 金融機関からの借入金 |
おまとめローンの審査は通りやすいわけではない
おまとめローンは複数社からの借り入れを一つにまとめることで、返済管理を楽にできたり、これまでよりも低い金利が適用される可能性があるというメリットがあります。しかし、その反面、借入件数や借入金額が多すぎると審査に通らないことは十分に考えられます。
とくに融資金額が高額になりがちなおまとめローンは、金融機関としても貸倒れのリスクが大きくなるため、比較的審査は厳しいと考えておいたほうがよいでしょう。
おまとめローンの利用を考えている人は、自身の属性や信用情報などを事前に確認し、審査に通りやすい状態で申込むことが大切です。
- 審査回答期間
ライター紹介
- 氏名:
- 新井智美
- 保有資格:
- ファイナンシャルプランナー(CFP®)、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
- 主なキャリア:
- コンサルタントとして個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン・住宅購入のアドバイス)を行う他、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)を行うと同時に金融メディアへの執筆及び監修も行い、現在年間200本以上の執筆及び監修をこなしている。これまでの執筆及び監修実績 は1,500本以上。
おまとめローンに関するよくある質問
ここからはおまとめローンについてよくある質問について、その回答と合わせて紹介します。
- おまとめローンとは?
- おまとめローンとは、複数の金融機関からの借り入れを1つにまとめるローンのことです。ローンを1つまとめることで、複数のローンの返済日を1つに集約させ管理しやすくなります。また、金利の低いおまとめローンを利用することで返済総額を減額させることも可能です。
- おまとめローンの審査基準とは?
- おまとめローンの審査基準は一般的に「返済能力があること」や「信用情報に問題がないこと」などです。返済能力については、年齢や勤務先、年収などが判断材料となります。また、返済が遅れていたり債務整理をした過去がある場合、信用情報機関に履歴が残ります。内容によっては5年~10年の履歴が残り、その場合は審査通過が難しくなります。
- おまとめローンの返済方法は?
- おまとめローンは複数の金融機関からの借り入れを1つにまとめるローンのことです。おまとめローンを契約し、借り入れをしたら既存の複数のローンをすべて返済します。その後、返済先が1つとなったおまとめローンに対して返済していきます。
- おまとめローンでお金を借りるまでの流れは?
- まずはおまとめローンの申込みをします。その後、金融機関側で仮審査・本審査を実施します。本審査にあたっては、「本人確認書類」や「収入証明書」などの必要書類を提出します。審査に通過後、契約を締結し、指定口座に借入金が入金されます。なお、審査結果に応じて本人の借入可能額の上限が決まります。
- おまとめローンを利用するには保証人が必要?
- 一般的に、おまとめローンは保証人が不要なローンです。金融機関によっても異なりますが、保証会社が保証人の役割を担っています。保証会社とは、ローンの契約者に代わってローンの返済を行ってくれる会社のことです。金融機関は保証会社に保証料を支払い、契約者の返済が滞った際には保証会社から弁済金を受け取ります。
- おまとめローンの借り入れまでの日数はどのくらい?
- おまとめローンの借り入れまでの日数は金融機関の種類によっても異なります。銀行の場合は、2営業日~3営業日以上掛かる傾向です。一方、消費者金融の場合は最短即日での融資が可能な場合もあります。一般的におまとめローンは、複数ある借り入れをすべて返済するための金額を借り入れるため、カードローンよりも審査に時間を要します。
ライター紹介
- 氏名
- 新井 智美(あらい ともみ)
- 保有資格
- ファイナンシャルプランナー(CFP®)、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
- 主なキャリア
- コンサルタントとして個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン・住宅購入のアドバイス)を行う他、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)を行うと同時に金融メディアへの執筆及び監修も行い、現在年間200本以上の執筆及び監修をこなしている。これまでの執筆及び監修実績 は1,500本以上。
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