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【第37回】おすすめのブライダルローンはどれ?特徴・注意点から人気商品まで徹底解説

2021年07月28日
おすすめのブライダルローンはどれ?特徴・注意点から人気商品まで徹底解説
結婚式には、通常多額の費用がかかります。結婚を控えたカップルのなかには、資金不足に悩んでいる人もいるでしょう。まとまった結婚資金を低金利で借りられるブライダルローンを活用すれば、結婚式を諦めずにすみます。この記事では、ブライダルローンの特徴やメリット、選び方、おすすめの商品を紹介します。理想の結婚式を挙げたい人は、ぜひ参考にしてください。

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    1.結婚資金に困ったときに役立つ「ブライダルローン」

    一般的な挙式や披露宴には、300万円~400万円ほどの費用がかかります。特に、前払い制の式場を使う場合はご祝儀を費用に充てられないため、自力で資金を用立てる必要があります。手元にまとまった資金がない人は、ブライダルローンの利用を検討しましょう。ここでは、ブライダルローンの特徴を解説します。

    1-1.ブライダルローンはどのような商品?

    ブライダルローンとは、借りたお金の使い道を結婚関連の費用に限定するローンの種類です。挙式や披露宴、結婚指輪、新婚旅行など決まった使途にしか使えないため、自由に使えるカードローンに比べると金利が低めです。ただし、結婚の費用として認められる範囲は、金融機関によって異なります。

    ブライダルローンは、親の支援を受けずに式を挙げたい場合や前払い制の式場を利用する際に役立ちます。「貯金は新生活のために使いたい」と思っている人にもおすすめです。ご祝儀を繰り上げ返済に充てれば、返済負担を軽減できます。

    1-2.ブライダルローンのメリット

    ブライダルローンの一番のメリットは、理想に近い結婚式ができることです。結婚資金が増えるため、こだわりの挙式や新婚旅行を実現しやすくなり、一生の思い出を残せます。金利の低さも魅力です。ブライダルローンの金利は通常3%~10%程度で、お金の使い道が自由なカードローンやフリーローンよりも低めに設定されています。わかりやすくするために、楽天銀行のカードローンとブライダルローンの金利を比較します。

    楽天銀行カードローン 変動金利1.9%~14.5%(借入限度額300万円以上350万円未満では年4.9%~12.5%)
    楽天銀行ブライダルローン  固定金利7.0%

    カードローンの金利は借入限度額で変わり、はじめての利用では上限に近い金利が適用されるケースが一般的です。ブライダルローンでは、申込時にお金の使い道を証明する書類を提出しなければなりません。余分な資金は借りられないため、借り過ぎを防げます。ただし、ブライダルローンも借金です。必要な結婚資金と不足する金額をあらかじめ洗い出して、無理のない範囲で計画的に利用しましょう。結婚式場と提携している金融機関が多い点も、ブライダルローンの特徴です。金融機関と式場が直接費用のやり取りをするため、手続きや支払いの手間を省けます。

    1-3.ブライダルローンの注意点

    ブライダルローンは使い道が限定されていて追加融資が受けられないため、想定外のお金が急に必要になっても臨機応変に対応できません。借り入れまで時間がかかる点にも注意しましょう。ブライダルローンでは、通常申込みから融資までに2週間程度はかかります。住宅ローンやマイカーローン(自動車ローン)と違って担保になるものがないために提出書類が多く、審査も厳正に実施されます。費用の支払いが間近に迫っている場合では、カードローンやフリーローンの利用も検討しましょう。

    新婚早々に借金を抱えてしまう点も見逃せない問題です。家計管理に慣れる前に大きな借金を作ると、節約を強いられて返済が滞ったりする恐れがあります。

    また、子どもが生まれれば、育児にもお金がかかります。退職を余儀なくされて、家計の収入が減るケースも少なくありません。内閣府が2018年に公表した資料によると、第1子出産を機に離職する女性の割合は、46.9%に上ります。多額の借金があると、住宅ローンやマイカーローン(自動車ローン)の審査に通りにくくなる点にも注意しましょう。

    2.ブライダルローンの審査は何をチェックしている?

    ブライダルローンの審査では、主に申込者の返済能力がチェックされます。毎月きちんと返済できる人物だと金融機関に認められないと、審査に通りません。ほとんどのブライダルローンは、申込条件に「安定した収入」を盛り込んでいます。安定性に影響する勤務先の規模や勤続年数も重要なチェックポイントです。具体的な年収の基準が明記されているブライダルローンも存在します。

    審査の基準は各金融機関で異なるため、収入が低くても安定した収入があれば審査に通るケースも少なくありません。1つのブライダルローンで審査に落ちても、ほかのブライダルローンなら通る可能性もあります。ただし、ローンを申込むと、記録が残る点には注意が必要です。短期間に申込みを繰り返したり、複数のローンに同時に申込んだりすると、審査に悪影響を与えかねません。

    特に、下記の場合は審査のハードルが上がります。

    • 5年以内にローンやクレジットカードなど返済を滞納した
    • 他社から多額の借り入れをしている

    ブライダルローンでは、通常はカップルの一方が契約者として申込み、返済義務も契約者のみに生じます。一方、住宅ローンのように2人の収入を合算して審査に臨めるブライダルローンもあります。このようなローンでは、1人が契約者、もう1人が連帯保証人になるケースが一般的です。

    3.ブライダルローンはどう選ぶ?

    ブライダルローン選びには、2つのポイントがあります。1つは金利、もう1つが借入限度額です。それぞれについて解説します。

    3-1.ブライダルローンの金利を比較して選ぶ

    ブライダルローンに限りませんが、ローンで借りたお金は利息をつけて返済しなければなりません。ローンの返済総額(元金と利息の合計額)は金利が高いほど増えるため、できるだけ低金利のブライダルローンを選びましょう。わずかな金利の違いでも、借入金額が多ければ返済総額が大きく変わってきます。

    300万円を借り入れて1年で返済する場合を例にして、利息がいくらかかるのかを紹介します(元利均等返済方式)。

    年利5.0% 利息8万1,864円
    年利7.0% 利息11万4,960円
    利息の差額 3万3,096円

    同じ条件で400万円を借り入れた場合の利息は、下記のとおりです。

    年利5.0% 利息10万9,160円
    年利7.0% 利息15万3,284円
    利息の差額 4万4,124円

    借入金額が大きいほど金利の影響を受けやすく、返済総額も増えます。

    借入期間が長いほど利息がかさむ点にも注意が必要です。ご祝儀やボーナスなどを積極的に繰り上げ返済に充てて、できるだけ早い完済を目指しましょう。繰り上げ返済に手数料がかからないブライダルローンを選ぶ視点も大切です。一般的なローンの金利は借入金額が大きいほど低くなりますが、ブライダルローンでは決まった金利が適用されます。ただし、固定金利や変動金利などの金利タイプを選べる場合や、同じ金融機関のサービスを利用していると優待金利が適用される場合があります。

    3-2.ブライダルローンの借入限度額で選ぶ

    必要な資金を借りられるかどうかも、ブライダルローン選びの重要なポイントです。借り入れの上限額は金融機関ごとに異なりますが、一般的には300万円~500万円程度です。ただし、実際に借りられる金額は審査で決まり、必ず希望額が借りられるわけではありません。300万円を申込んでも200万円しか借りられない場合もあります。

    より多くの借り入れを希望すると審査が厳しくなり、返済負担も増えます。挙式は結婚のゴールではなく、スタートです。スムーズに結婚生活をはじめるためにも、必要最小限を借りるよう心がけましょう。

    4.ブライダルローンのおすすめランキング

    ここでは、ブライダルローンのおすすめ商品を3つ紹介します(2021年6月時点)。

    4-1.1.ジャックス「プレシャンテ」

    「プレシャンテ」は、信販会社ジャックスが提供するブライダルローンです。業界大手の安心感が魅力で、結婚を控えたカップルに人気があります。全国の400を超える式場と提携している点も「プレシャンテ」の特徴です。公式サイトから選んだ式場のページでローンを申込む仕組みで、審査に通るとジャックスから直接代金が式場に振り込まれます。挙式前後は忙しくなりやすいため、面倒なお金のやり取りを省ける点は大きなメリットです。ただし、提携式場での挙式や披露宴を含まないプランには利用できません。

    金利 固定金利6.5%(6回~84回払いの場合)
    借入限度額 10万円~500万円
    返済期間 1カ月~84カ月(7年)
    資金使途 提携式場に支払う挙式・披露宴費用
    繰り上げ返済に対応

    4-2.2.楽天銀行「目的型ローンブライダル」

    楽天銀行の「目的型ブライダルローン」は、挙式・披露宴だけではなく指輪の購入や新婚旅行の費用にも利用できます。金利は年7.0%です。ローンを楽天銀行口座から返済する場合は、手続きをすべてWeb上で完結できます。書類を郵送する必要がないため、多忙な人も利用しやすいでしょう。ただし、楽天銀行以外の口座から返済する場合は、口座振替書の提出が求められます。審査に通ると借入金が指定口座に振り込まれます。

    申込条件 満年齢20歳以上60歳以下(完済時65歳以下)、日本国内に居住、安定した収入がある、など
    金利 固定金利7.0%
    借入限度額 10万円~300万円
    返済期間 最長8年4カ月
    資金使途 挙式・披露宴、婚約・結婚指輪、新婚旅行
    繰り上げ返済に対応 手数料無料、振込方式

    4-3.3.千葉銀行「ちばぎんブライダルローン」

    千葉銀行が提供する「ちばぎんブライダルローン」は、結婚式や新婚旅行の費用はもちろんブライダルローンの借り換えにも利用できる商品です。千葉、東京、埼玉、茨木および神奈川の一部に住所や勤務地がある人しか利用できませんが、金利の低さが魅力です。千葉の子育て家庭優待カード「チーパス」を持っている場合や、千葉銀行の住宅ローンを契約している場合は、金利がさらに割引されます。Web・郵送での申込みなら来店は不要で、原則として所得証明書の提出も求められません。

    申込条件 満年齢20歳以上65歳未満 (完済時70歳未満)、安定した収入がある、住まいや勤務地が営業地域内にある、など
    金利 変動金利5.0%~5.2%
    借入限度額 10万円~500万円
    返済期間 6カ月~10年(6カ月単位)
    資金使途 挙式・披露宴、婚礼衣装購入・レンタル費用、新婚旅行、ブライダルローンの借り換え
    繰り上げ返済に対応 手数料5,500円(税込)、インターネット支払いなら無料

    ブライダルローンを活用して理想の結婚式を挙げよう!

    ブライダルローンは、結婚式にこだわりたい人にぴったりのサービスです。お金の使い道が結婚に限定されているぶん、カードローンやフリーローンよりも低金利で、返済の負担を抑えやすい点がメリットです。商品ごとにサービス内容が大きく異なるため、特徴や申込条件、金利、借入限度額などを比較検討して、最適なサービスを選びましょう。

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    ライター紹介

    氏名:
    ひまり
    主なキャリア:
    Webライター歴4年。元SE、専攻は心理学。ITおよびカードローンやキャッシング、税金関係の記事が得意分野。複数メディアのライターとして寄稿している。
    保有資格:
    基本情報技術者試験

    その他のローンに関するよくある質問

    ここからはその他のローンについてよくある質問について、その回答と合わせて紹介します。

    その他のローンの活用方法は?
    カードローンプラスでは、銀行や信販会社などの金融機関が提供をしている冠婚葬祭・医療・介護・旅行・不動産投資などに利用ができるローンを「その他のローン」として分類しています。様々な種類がありますが、資金使途が限定されるためフリーローンやカードローンよりも比較的低金利なのが特徴です。
    その他のローンの金利相場はどのくらい?
    その他のローンの金利相場はローン種類にもよりますが、結婚式の費用に利用ができるブライダルローンは4%~7%程度で、保険適用外の医療費に利用ができる医療ローンは2%~10%程度になります。資金使途が自由なカードローンやフリーローンに比べると比較的低金利で借り入れができます。
    その他のローンの審査基準とは?
    その他のローンの審査基準は、ローンの種類や金融機関などによって異なります。契約者に返済能力があるかを重視されるため、職業・年収のほかに多額の借り入れがないかなどを調査して総合的に判断されるのが一般的です。また借入可能額の上限は審査によって決定します。
    その他のローンでお金を借りるまでの流れは?
    まず利用するローンに申込み、仮審査・本審査を受ける必要があります。本審査にあたっては本人確認書類や収入証明書などの必要書類を提出します。本審査に通過すると本契約を結び、融資が実行される流れとなります。
    その他のローンを利用するには保証人が必要?
    原則保証人は不要です。しかし保証会社によっても判断は異なりますが、契約者が未成年で安定した収入がない場合や借入金額が高額な場合は保証人が必要になるケースもありますので、申込みを検討している金融機関のローン情報を確認しておきましょう。
    その他のローンの借り入れまでの日数はどのくらい?
    利用するローンの種類によって異なりますが、ブライダルローンに申込みをしてから融資が実行されるまでの日数はおよそ1週間~2週間程度を見ておきましょう。医療ローンの場合は、借入先にもよりますが2週間~3週間程度かかるためローンを申込むタイミングも考慮をしましょう。

    ライター紹介

    氏名
    ひまり(ひまり)
    主なキャリア
    Webライター歴4年。 もともとシステムエンジニアだったが、結婚、出産、育児と専業主婦の期間を活かして知識を習得し始めたことがきっかけで、現在はカードローンやキャッシング、税金関係の記事を得意とし、複数メディアのライターとして寄稿している。現在は簿記の勉強中。
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