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【第76回】医療ローンのデメリットとは?メリットや申込手順を解説

2022年12月21日
医療ローンのデメリットとは?メリットや申込手順を解説
医療ローンとは、保険適用外の高額な医療行為を受ける際に、その資金を借り入れられるローンです。医療ローンを利用することで、手元にまとまった資金がなくても、美容整形や歯列矯正などの治療を受けられます。ただし、医療ローンの利用には、メリットだけではなく、デメリットもあります。
本記事では、医療ローンの特徴や注意点について解説するとともに、おすすめの医療ローンも紹介するので、ぜひ役立ててください。

この記事は約12分30秒で読むことができます。

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    1. そもそも医療ローンとは

    高額な医療行為を受ける場合にかかる費用を工面するために、借りられるローン商品のことを「医療ローン」といいます。医療ローンは、信販会社や銀行などの金融機関で取り扱っており、審査に通らなければ利用できません。
     医療ローンの金利は、一般的に10%未満に設定されています。通常、カードローンなどは18%程度に設定されていることが多いため、カードローンに比べると比較的低い金利で利用できます。

    1-1 歯科治療や整形、脱毛などに使える

    医療ローンはさまざまな医療行為を受けるときに利用できます。

    美容整形では、目元やえら、顎などの整形や、脂肪吸引、レーザー脱毛などを受けるケースが多く見られます。美容整形にかかる費用は原則として保険適用外であるため、高額な費用がかかります。病院や治療方法によって金額は異なりますが、一般的な費用の目安は下表のとおりです。

    整形箇所もしくは内容 費用
    二重、目元の料金 約5万4,000円~27万円
    エラ・顎・頬骨の料金 約71万8,000円~86万4,000円
    脂肪吸引・痩身の料金 約32万4,000円~
    しわ・たるみの料金 約61万7,100円
    レーザー脱毛(1ヶ所) 約1万9,800円~(年間フリーパス)

    また、レーシックという近視を治療する方法があります。レーシックも保険の対象外ですので、全額自己負担です。レーシック治療にかかる費用は、両目でおよそ30万円~40万円が平均といわれていますが、中には倍の80万円ほどかかる病院もあります。

    レーシック治療については、昔、生命保険会社が提供する医療保険の給付金支払適用対象になっていたこともありました。しかし、今ではほとんどの生命保険会社で適用対象外の扱いになっています。

    最近コマーシャルでよく見られるAGAという薄毛治療も、医療ローンの利用対象です。薄毛は病気ではないため、健康保険の適用はありません。

    治療方法もさまざまで、服薬治療を行うケースもあります。その際の治療費は1回あたり5,000円~1万3,000円程度ですが、服薬する薬によっては、さらに1万円程度上乗せされます。

    そのほか、頭皮や毛根に有効成分を注入する治療法もあり、頭皮に注入する場合は1回あたり2万円~10万円と病院によってかなり差があるためよく比較検討することが大切です。例えば、毛根に注入する治療法では、1回あたり8万円~20万円とさらに高額になります。

    最終的にAGA治療の総額は約80万円前後かかり、治療のランクによっては150万円~200万円かかることもめずらしくありません。また、治療後の通院やメンテナンスを希望する場合だと、治療費用の総額が250万円程度にまでなるケースもあります。

    歯の治療で有名なものに、歯並びを矯正する歯列矯正や、インプラントがあります。インプラントの治療品は非常に高額で、1本あたりの平均治療費用は約32万5,000円~50万円といわれており、最近では50万円を超すこともあるほどです。上前歯4本だけを治療するとしても、約200万円かかる計算です。

    1-2 医療ローンの種類

    医療ローンは信販会社や銀行などが提供しています。それぞれの医療ローンの種類や特徴について解説します。

    1-2-1 信販会社の医療ローンは手続きしやすい

    信販会社の医療ローンとは、クリニックが提携している信販会社が提供している医療ローンを利用する点が特徴で、治療そしてローンの申込みをクリニックで完結できるほか、審査のスピードが早いというメリットがあります。

    また、融資額については、信販会社が直接クリニックに支払う仕組みを取っており、利用者が治療費をクリニック側に直接支払う必要はありません。手続きが簡単なところもメリットといえるでしょう。

    ただし、金利については、クリニックが提携している信販会社の医療ローンの金利のほうが銀行よりも高い傾向にあります。

    1-2-2 銀行の医療ローンは低金利

    銀行では、目的別ローンの1つとして医療ローンを取り扱っています。

    申込みは銀行に対して行いますが、最近ではインターネットで申し込める銀行が増えています。ただし、審査の際に資金使途が「医療行為の対価としてクリニックに支払う費用」であることを証明できる、クリニックが発行した見積書もしくは請求書を提出しなければなりません。

    審査のスピードは、信販会社と比べ時間がかかります。申込みから融資実行までは、1週間~2週間程度かかるのが一般的です。また、融資額は申込者の口座に振込まれますので、治療費の支払いは自分でクリニックに対して行う必要があります。

    クリニックが提携している信販会社の医療ローンと比べ、金利が低い点がメリットですが、手続きや治療費の支払いの手間がかかる点はデメリットといえるかもしれません。

    2. 医療ローンを利用するメリットも確認

    医療ローンを利用するメリットは、手持資金がなくても医療を受けられること以外にもあります。
     以下に医療ローンを利用するメリットについて解説します。

    2-1 手元に資金がなくても医療を受けられる

    美容整形やインプラント治療など、保険適用外の治療費用は、場合によっては数百万円という高額な費用になります。医療ローンを利用することで、手元にまとまった資金がなくても、高額な費用がかかる治療を受けられる点はメリットでしょう。

    必要となる治療費についても、一括で支払うのではなく分割払いになるため、完済までの期間は必要になりますが、少しずつ支払いながら返済を進められます。

    2-2 健康保険が適用されない医療にも対応している

    医療ローンの一番の特徴は、健康保険が適用されない医療にも対応していることです。

    美容整形、レーシック治療、AGA治療、インプラント治療などは、健康保険が適用されませんので、治療費用は全額自己負担です。また健康保険が適用されないことから、高額医療費制度の対象外です。

    複数箇所の治療が必要になると、その分負担額も大きくなるので、そのようなときに医療ローンが利用できることは、費用の面で非常に心強いでしょう。

    2-3 フリーローンなどと比較すると金利が低めに設定されている

    医療ローンは、フリーローンやカードローンとは異なり、目的別ローンの1つです。そのため、フリーローンやカードローンに比べ、金利が低めに設定されている点がメリットです。

    金利が低いということは、その分利息負担が少なくなり、最終的な返済総額を抑えることにつながります。

    3. 医療ローンのデメリットとは

    医療ローンの利用には上に挙げたメリットがある反面、デメリットも存在します。医療ローンを利用する際には、ここで説明するデメリットの内容を十分に理解したうえで利用するようにしましょう。

    3-1 お金が手元にくるまでに時間がかかる

    一般的に医療ローンは即日に融資を受けられません。まず申込みを行い、審査を受ける必要があります。もちろん、審査に通らなければ医療ローンの利用はできません。

    審査には当然、信用情報機関への照会も含まれます。そのため、過去に延滞などの信用事故を起こしたことがあり、その情報がまだ残っている場合は審査に通らない可能性があることも理解しておく必要があります。

    3-2 融資を受けるまでの費用は自分で支払う必要がある

    医療ローンの審査期間は1週間~2週間程度といわれています。審査に時間がかかってしまった場合、申込んだタイミングによっては、治療費の支払い時に融資が間に合わない可能性もあります。

    治療費の支払いまでに融資が間に合わなかった場合、その治療費は自分で工面しなければなりません。

    3-3 利息が発生する

    医療ローンはローン商品であるため、金利に応じた利息が発生します。返済の際には元本と合わせ、借り入れた期間に応じて計算された利息を支払わなくてはなりません。適用される金利と借入期間にもよりますが、自己資金で治療費を負担する場合と比べると、最終的に負担する金額が増えます。

    3-4 転院で医療費の全額返済を要求されることがある

    医療ローンを利用して治療を受けている途中で、別のクリニックに転院した場合は、借り入れた金額を全額一括返済しなければならなくなる可能性があります。もし、転院の可能性があるなら、医療ローンの利用を控えたほうがいいでしょう。もちろんそうならないように、最後まで治療が続けられるクリニックを見つけることが大切です。

    4. 医療ローンを利用する際の手続きを解説

    医療ローンを利用する際の一般的な手続きの流れについて、以下に紹介します。

    4-1 一般的な申込みの手順

    医療ローンの申込手続きの流れは以下のとおりです。

    1. 医療機関もしくは銀行にて申込みを行う
    2. 本人確認書類など必要書類の提出
    3. 審査が開始される
    4. 審査結果が通知される
    5. (審査に通過したら)金融機関と契約手続きを行う
    6. 契約締結後、融資金額が振込まれる(提携ローンの場合はクリニックに対して振込まれる)

    医療ローンもローン商品であるため、申込者に返済能力があるかどうかを審査します。審査に通らない場合は医療ローンの利用はできません。

    4-2 申込みに必要な書類

    医療ローンの申込みに必要な書類は、以下のとおりです。

    1.本人確認書類

    運転免許証、パスポートなど、顔写真付きのものが該当します。もし、顔写真付きの本人確認書類が用意できない場合は、健康保険証や住民票など公的機関が発行したものが2種類必要になるケースがあるため事前に確認しておきましょう。

    2.所得証明書類

    源泉徴収票、確定申告書の控えなどが該当します。

    通常は不要ですが、借入希望金額が50万円以上など一定額を超える場合には、所得を証明する書類が必要です。ほかに納税証明書や給与明細書などを求められるケースもあります。

    3.資金使途確認書類

    病院が発行した見積書や請求書などが該当します。

    医療ローンであるため、資金使途は医療費の支払いのみです。別の用途に使うことのないように、金融機関側も証拠として治療計画書や見積書、請求書の提出を求めてきます。

    4-3 一般的な審査基準

    医療ローンを利用するためには、審査に通過する必要があります。審査基準は、申込先の金融機関によって異なりますが、ここでは一般的な審査基準について解説します。

    4-3-1 収入が安定している

    申込者本人に継続して安定した収入があることが、審査に通過する基準の1つです。金融機関としては、融資したお金を利息と合わせて返済してもらう必要があり、完済までに返済できない状態になるリスクをできるだけ回避しようと考えます。

    収入が安定しているということは、返済能力があるとみなされ、審査基準を満たす結果になります。逆に収入が不安定だと、返済できない時期が発生する可能性があるという理由で、審査に通らないケースがあるため注意しましょう。

    4-3-2 年齢が18歳以上である

    成人年齢が18歳になったことにより、以前は20歳以上が申込みの条件だった医療ローンも、18歳から申込めることになっています。ただ、金融機関によっては20歳以上を対象としているところもあり、18歳から20歳までの方については、申込手続きのときは金融機関に来店の必要があるケースもみられます。

    4-3-3 ローンなどの滞納歴がない

    金融機関は各種ローンの申込みがあった際に、必ず信用情報機関に照会をかけます。その際に過去に滞納などの信用事故を起こした情報が残っている場合は、かなりの確率で審査に落ちるとされているため注意が必要です。

    このような信用事故情報は、その内容によって5年~10年間信用情報機関に登録されています。その間は、ほかのローンへの申込みも避けるようにしておきましょう。

    5. 医療ローンに申込む前に確認しておくべき注意点

    医療ローンに申込む前に確認しておくべき注意点について解説します。内容をしっかりと理解し、できるだけ審査にとおりやすい状態にしておきましょう。

    5-1 勤務先へ在籍確認が実施される

    医療ローンだけでなく、ほかのローンでも同じことですが、審査の際には勤務先に在籍確認が行われます。在籍確認とは、申込時に申告した会社に間違いなく在籍しているかを確認することです。

    在籍確認は原則として電話で行われますが、金融機関の名前を出さず、個人名でかけてくれます。

    本人が電話口に出ればそれで在籍確認が終了しますし、本人が不在だったとしても、電話を受けた方が「○○は現在外出しております」などと回答することで、間違いなくその会社に在籍していることが確認できます。

    逆に在籍確認ができない場合は審査に通ることができず、医療ローンが利用できないことになるため、できるだけ電話がつながるよう、周囲の方にも配慮をお願いしておきましょう。そのときには「クレジットカードを申込んだから、カード会社から電話がかかってくるかもしれない」と伝えておけば大丈夫です。

    5-2 審査に落ちてすぐ再申込みしない

    審査に通ったかどうかは関係なく、ローンに申込んだという情報は、半年間信用情報機関に登録されます。そのため短期間に複数のローンに申込むと、「お金に困っている方」という印象が強くなり、申込んでも審査に通らない可能性が高いです。

    さらに、短期間に申込んで審査に通らないという状態を繰り返すと、「申込みブラック」として扱われます。

    再度申込むなら、半年程度の間を開けて申込むようにしましょう。

    6. おすすめの医療ローン6選を紹介

    ここからは、おすすめの医療ローンを6つ紹介します。それぞれに独自の特徴があるので、申込条件などと合わせて内容を確認し、自分が利用できそうな医療ローンをみつけてください。

    6-1 筑波銀行「つくばメディカルローン」

    茨城県およびその周辺区域に住んでいる方を対象にしたローンで、「一般医療費プラン」と「がん先進医療費プラン」の2つが用意されています。ここでは「一般医療費プラン」について説明しています。対象となる医療は、入院や手術費用のほか、レーシック費用、不妊治療、臓器移植手術費用などがあります。また、現在借りている医療ローンの借り換えとしても利用できます。

    借入金額 10万円以上300万円以内
    金利 年3.50%(変動金利)
    担保・保証人 不要
    申込条件 以下の条件を全て満たす方
    ・申込時の年齢が満18歳以上65歳以下で、完済時年齢が満70歳以下
    ・医療全般に関する費用を利用する本人または親族
    ・安定かつ継続した収入が見込める
    ・過去に不渡りや延滞などがなく、(株)ジャックスの保証が受けられる
    申込方法 店舗窓口
    返済期間 6ヶ月以上7年以内
    必要書類 ・本人確認資料
    運転免許証、健康保険証、パスポートのいずれか
    ・収入証明書類(借入希望金額が100万円を超える場合に必要)
    源泉徴収票または住民税決定通知書(給与所得者)
    納税証明書もしくは確定申告書(自営業者)
    ・本人との関係を証明する書類
    戸籍謄本、住民票謄本
    ・資金使途確認資料
    ホームページやパンフレットなどで確認できるものでも可能

    6-2 名古屋銀行「先進医療費ローン」

    2.9%という低金利、かつ固定金利で利用できる点が魅力の、先進医療費の支払いのための医療ローンです。借入金額も最大1,000万円までと高額の借り入れが可能です。また、返済期間は最長10年間で設定できるため、無理のない返済ができる点も使いやすいでしょう。

    18歳から申込めますが、学生は利用できない点に注意が必要です。

    借入金額 10万円以上1,000万円以内
    金利 年2.9%(固定金利)
    担保・保証人 不要
    申込条件 以下の条件を全て満たす個人
    ・「先進医療」または手術支援ロボット「ダヴィンチ」手術を受ける本人または親族
    ・申込時の年齢が満18歳以上、完済時の年齢が満75歳以下(学生は利用不可)
    ・継続的かつ安定した収入がある
    ・名古屋銀行指定の保証会社の保証が受けられる
    申込方法 店舗窓口
    返済期間 6ヶ月以上10年以内
    必要書類 ・本人確認書類
    運転免許証、マイナンバーカード、住基カード(顔写真付き)など
    ・収入証明書類(借入希望金額が300万円を超える方)
    前年分の源泉徴収票もしくは確定申告書など
    ・勤務先確認書類
    健康保険証(給与所得者)
    確定申告書(事業所得者)
    ・資金使途確認書類
    治療内容が分かる書類および金額の明細が分かる書類
    ・治療を受ける方と申込者が異なる場合は、申込者と治療を受ける方との続柄が証明できる資料が必要

    6-3 千葉銀行「ちばぎん医療ローン」

    エリアが千葉銀行本支店の営業エリア内に居住もしくは勤務している方に限られますが、500万円までの資金を一括融資してもらえます。安定かつ継続した収入があることが条件のため、パートやアルバイト、年金収入のみの方は利用できません。ほかの金融機関に比べ、若干金利が高めの印象を受けますが、繰り上げ返済を活用して早めの返済を心掛けることで、金利負担を少なくできます。

    借入金額 10万円以上500万円以内
    金利 年5.00%~5.40%(変動金利)
    担保・保証人 不要
    申込条件 以下の全ての条件を満たす個人
    ・融資時の年齢が満18歳以上満65歳未満、最終約定返済時の年齢が満70歳未満
    ・安定かつ継続した収入がある(パート、アルバイト、年金収入のみの方は利用不可)
    ・居住地もしくは勤務先が千葉銀行本支店の営業エリア内にある
    ・保証会社の保証を受けられる
    申込方法 ・インターネット
    ・店舗窓口
    返済期間 6ヶ月以上10年以内
    必要書類 ・本人確認資料
    運転免許証、パスポートなど
    ・勤続年数を確認できる書類
    健康保険証や開業届
    ・所得証明書類
    源泉徴収票、確定申告書、住民税決定通知書など
    ・資金使途証明書類
    (借り換えの場合は以下の書類が必要)
    医療ローンの返済用預金口座の通帳の写し
    返済予定表などの写し
    銀行届出印

    6-4 中国銀行「医療向けローン」

    申込みから借り入れまで通常1週間程度という早さが魅力の中国銀行「医療向けローン」は、申込時の年齢が18歳から65歳以下なら誰でも申し込めます。ただし、安定した収入があることが条件ですので、専業主婦や無職の方は申し込めません。

    利用の際には中国銀行の口座が必要ですが、申込時に口座がなくても来店時に口座を作ってもらえるため、最終的な融資までの時間は変わりません。

    借入金額 10万円以上500万円以内
    金利 2.975%(変動金利)
    担保・保証人 不要
    申込条件 ・申込時の年齢が18歳以上65歳以下
    ・安定かつ継続した収入がある
    ・保証会社の保証を受けられる
    ・中国銀行所定の融資条件を満たす
    申込方法 ・インターネット
    ・電話
    ・店舗窓口
    返済期間 6ヶ月以上10年以内
    必要書類 ・本人確認書類
    ・健康保険証
    ・資金使途が分かる書類
    ・前年の所得が分かる書類
    ・通帳印

    6-5 常陽銀行「医療介護ローン」

    年金受給者や産休、育休、介護休暇取得者も利用できるなど、対象者の幅が広い点が特徴です。ただし、前年の年収条件などがありますので、申込む際には条件に該当しているかを確認するようにしましょう。

    また、この商品は「茨城県がん先進医療費利子補給金助成事業」の制度を利用する方向けですので、一般の方は利用できない点に注意が必要です。

    借入金額 最大300万円
    金利 年3.0%(変動金利)
    担保・保証人 不要
    申込条件 ・申込時の年齢が満18歳以上65歳以下で、最終返済時年齢が満71歳未満
    ・同一勤務先に1年以上勤務している、もしくは、同じ事業を3年以上営業している
    ・勤務地または居住地が常陽銀行の営業エリア内にある
    ・前年の年収(税込)が200万円以上で、安定継続した収入が見込める方
    ・指定の保証会社の保証を受けられる
    申込方法 店舗窓口
    返済期間 6ヶ月以上7年以内
    必要書類 ・本人確認資料
    運転免許証、健康保険証のいずれか
    ・年収が確認できる書類
    源泉徴収票または公的証明書
    ・資金使途確認書類
    見積書など
    ・融資金の振込先が確認できる資料

    6-6 愛媛銀行「メディカルローン」

    金利が8.8%と高めに設定されていますが、安定継続した収入があれば勤続および営業年数は問わないとなっており、利用しやすい印象を受けます。インターネットで申込みから契約まで完結できますが、愛媛銀行の普通預金口座を持っている方のみが対象です。

    育児や介護休暇の際でのローンの申込みを断られることはない点からも、多くの方が利用できる医療ローンです。

    借入金額 10万円以上300万円以内
    金利 8.8%(固定金利)
    担保・保証人 不要
    申込条件 ・申込時の年齢が満20歳以上、
    ・安定継続した収入がある(嘱託、パート、年金受給者、専業主婦含む)
    ・保証会社の保証を受けられる
    申込方法 ・インターネット
    ・店舗窓口
    返済期間 6ヶ月以上10年以内
    必要書類 ・本人確認資料
    運転免許証、健康保険証など
    ・通帳印
    ・資金使途確認資料
    見積書、請求書、領収書など

    まとめ 希望の条件に合う医療ローンを探してみよう

    自由診療の医療費は健康保険の対象外であるため、治療費が高額になります。その際に医療ローンを利用することで、手元にまとまった金額がなくても、受けたい治療を受けられる点がメリットですが、審査に時間がかかったり、契約途中での転院が難しかったりなどのデメリットがある点も把握しておきましょう。

    医療ローンは、信販会社や銀行が提供していますが、クリニックが提携している信販会社が提供する医療ローンを利用するほうが手続きは楽に進みます。

    カードローンやフリーローンを利用するよりも低金利で借りられるので、保険適用外の医療行為を受けたい方など、高額な医療費が必要になった場合は、医療ローンの利用を検討してみましょう。

    医療ローンにもさまざまなものがあるので、どの医療ローンを利用するか迷う場合は一括比較サイトなどを使って自分に合う医療ローンを探すことをおすすめします。

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    ライター紹介

    氏名:
    新井智美
    保有資格:
    ファイナンシャルプランナー(CFP®)、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
    主なキャリア:
    コンサルタントとして個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン・住宅購入のアドバイス)を行う他、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)を行うと同時に金融メディアへの執筆及び監修も行い、現在年間200本以上の執筆及び監修をこなしている。これまでの執筆及び監修実績 は1,500本以上。

    その他のローンに関するよくある質問

    ここからはその他のローンについてよくある質問について、その回答と合わせて紹介します。

    その他のローンの活用方法は?
    カードローンプラスでは、銀行や信販会社などの金融機関が提供をしている冠婚葬祭・医療・介護・旅行・不動産投資などに利用ができるローンを「その他のローン」として分類しています。様々な種類がありますが、資金使途が限定されるためフリーローンやカードローンよりも比較的低金利なのが特徴です。
    その他のローンの金利相場はどのくらい?
    その他のローンの金利相場はローン種類にもよりますが、結婚式の費用に利用ができるブライダルローンは4%~7%程度で、保険適用外の医療費に利用ができる医療ローンは2%~10%程度になります。資金使途が自由なカードローンやフリーローンに比べると比較的低金利で借り入れができます。
    その他のローンの審査基準とは?
    その他のローンの審査基準は、ローンの種類や金融機関などによって異なります。契約者に返済能力があるかを重視されるため、職業・年収のほかに多額の借り入れがないかなどを調査して総合的に判断されるのが一般的です。また借入可能額の上限は審査によって決定します。
    その他のローンでお金を借りるまでの流れは?
    まず利用するローンに申込み、仮審査・本審査を受ける必要があります。本審査にあたっては本人確認書類や収入証明書などの必要書類を提出します。本審査に通過すると本契約を結び、融資が実行される流れとなります。
    その他のローンを利用するには保証人が必要?
    原則保証人は不要です。しかし保証会社によっても判断は異なりますが、契約者が未成年で安定した収入がない場合や借入金額が高額な場合は保証人が必要になるケースもありますので、申込みを検討している金融機関のローン情報を確認しておきましょう。
    その他のローンの借り入れまでの日数はどのくらい?
    利用するローンの種類によって異なりますが、ブライダルローンに申込みをしてから融資が実行されるまでの日数はおよそ1週間~2週間程度を見ておきましょう。医療ローンの場合は、借入先にもよりますが2週間~3週間程度かかるためローンを申込むタイミングも考慮をしましょう。

    ライター紹介

    新井 智美
    氏名
    新井 智美(あらい ともみ)
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    ファイナンシャルプランナー(CFP®)、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
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    コンサルタントとして個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン・住宅購入のアドバイス)を行う他、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)を行うと同時に金融メディアへの執筆及び監修も行い、現在年間200本以上の執筆及び監修をこなしている。これまでの執筆及び監修実績 は1,500本以上。
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