【第52回】新車・中古車購入でマイカーローン(自動車ローン)を利用するメリット・デメリットとは
そういった悩みの解決策の1つになるのがマイカーローン(自動車ローン)です。本記事では、マイカーローン(自動車ローン)を利用する際のメリット・デメリットやおすすめの選び方を解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
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1. 新車購入でマイカーローン(自動車ローン)を利用するメリット・デメリットとは
新車購入の際、マイカーローン(自動車ローン)の利用を考える人は多いと思います。マイカーローン(自動車ローン)を利用するメリットそしてデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
1-1. メリット
マイカーローン(自動車ローン)を利用するメリットは、なんといっても手元に資金がなくても新車を購入できることです。カードローンやフリーローンに比べて金利が低く設定されているものも多く、中にはロードサービスなどの特典が付加されたマイカーローン(自動車ローン)もあります。
1-2. デメリット
マイカーローン(自動車ローン)もローンの一種であるため、借りる際には金利が発生します。返済時には、元本とあわせて利息分も負担しなければならず、現金で支払うよりも最終的な支払い額が大きくなる点はデメリットでしょう。
またマイカーローン(自動車ローン)によっては、完済まで名義が自分ではなく、ローン会社の名前になる可能性もあります。
車の購入費用以外の車検費用などの維持費は、マイカーローン(自動車ローン)の対象とはならないものもあるので注意しましょう。
2. マイカーローン(自動車ローン)に関する基本的な知識
マイカーローン(自動車ローン)の利用にあたって、基本的な知識をここで一度おさらいしておきましょう。
2-1. 2種類の返済方式がある
マイカーローン(自動車ローン)に限らず、他のローンについてもいえることですが、ローンの返済方法は2種類あります。それぞれの違いをしっかりと理解しておくことが大切です。
2-1-1. 元金均等返済
元金均等返済とは、ローン元金を返済期間で均等に割り、その時点の残高に応じた利息を合わせた額を支払う方法です。もちろん、元金を返済することで残高も減っていくことから、元金に加算される利息額は返済を続けるにつれ減っていきます。つまり、最初は返済額が大きく、返済を続けるにつれ返済額が減っていくのが、元金均等返済の特徴です。
元金均等返済のメリットは、後で述べる元利均等返済よりも返済総額が少なくなる点です。しかし、返済開始時の返済額が大きく、元利均等返済に比べて負担になる点はデメリットといえるでしょう。
元金均等返済に向いている人は、比較的資金に余裕があり、できるだけ返済総額を減らしたいと考えている人です。
2-1-2. 元利均等返済
元金均等返済に対して、元金部分と利息部分を合わせた額が毎回同じになるように返済していく方法を元利均等返済といいます。返済開始から完済まで、返済額が変わらないため返済計画が立てやすい点がメリットですが、返済当初は元金よりも利息の支払いの方が多くなるため、元金均等返済に比べると返済総額が多くなるというデメリットがあります。
ちなみに、現在金融機関が提供しているローンの多くはこの元利均等返済方法を採用しています。したがって、中には元金均等返済方法に対応していない金融機関がある点も覚えておきましょう。
ローンの返済開始からの金額を抑えたいと考えている人に向いている返済方法です。
2-2. 主な金利の種類は2つ
マイカーローン(自動車ローン)を契約する際に適用される金利は、主に2種類存在します。
2-2-1. 変動金利
変動金利とは、そのときの経済情勢によって適用される金利が変わる仕組みです。固定金利よりも低い金利が設定されている点が特徴ですが、金利上昇局面になると、思った以上の金利が適用されるリスクがあります。
短期間で返済する場合はそこまでの変化を受けないかもしれませんが、市場の動向をよく見ながら利用する必要があります。
2-2-2. 固定金利
固定金利は、契約時に設定した金利が完済時まで適用されるものです。したがっていくら市場金利が変動しても、毎月の返済額には影響がありません。ただし金利下降局面では、その恩恵を受けることができない点や、変動金利と比べると金利が高めに設定されている点はデメリットといえるかもしれません。
2-3. マイカーローン(自動車ローン)の組み方
では、実際にマイカーローン(自動車ローン)を利用する際には、どのような組み方があるのでしょうか。
2-3-1. フルローンで契約
頭金などの自己資金を用意せず、新車の購入代金すべてを借り入れる契約をフルローンといいます。手持ち資金が不足しているときなどには助かりますが、借入金額が大きくなる分、返済期間の利息負担分も大きくなります。
フルローンを利用する際は、毎月の返済額や最終的な返済総額はいくらになるのかをしっかりとシミュレーションしたうえで、無理のない金額を借り入れることが大切です。
2-3-2. 頭金の利用
手持ち資金に余裕がある場合は、頭金を入れることで借入金額を少なくすることができます。適用される金利にもよりますが、借入金額が少ないということは、毎月の返済額そして最終的な返済総額を抑えることになります。
頭金を用意する際には、頭金を払うことで一時的に生活が苦しくなるようなことがないように、あくまでも余剰資金の範囲内で工面するようにしましょう。
3. 新車購入に利用できるマイカーローン(自動車ローン)の種類とは
新車購入にあたって利用できるマイカーローン(自動車ローン)には、以下のような種類があります。
3-1. 銀行系のマイカーローン(自動車ローン)
銀行系のマイカーローン(自動車ローン)とは、全国対応が可能な都市銀行や利用エリアが限定されている地方銀行、さらには信用金庫などといった金融機関が提供するマイカーローン(自動車ローン)です。
銀行系のマイカーローン(自動車ローン)の特徴は、ほかのローンに比べて金利が比較的低く設定されている点です。ただし、審査は厳しめといわれているので、属性や信用情報などに自信のない方は避けた方がいいかもしれません。
また、金利も変動金利と固定金利から選べたり、車検費用も含めて借り入れができたりするなど、選択の幅が広い点はメリットです。利用にあたって頭金を用意する必要があるケースもあるため、事前にしっかりと確認しておきましょう。
3-2. ディーラーのマイカーローン(自動車ローン)
ディーラーのマイカーローン(自動車ローン)とは、その車の販売特約店であるディーラーが、信販会社と提携して提供しているものです。
ディーラーのマイカーローン(自動車ローン)のメリットは、購入時の契約と同時にローン契約も行えることです。また、銀行系のマイカーローン(自動車ローン)に比べ、比較的審査が柔軟という特徴があります。
ただし、金利は銀行系のマイカーローン(自動車ローン)よりも高めに設定されていることが多く、返済期間も銀行系のマイカーローン(自動車ローン)と比べて短いことから、毎月の返済負担が大きくなりがちな点はデメリットとして覚えておきましょう。
3-3. 自動車販売店のマイカーローン(自動車ローン)
自社ローンともいわれる自動車販売店のマイカーローン(自動車ローン)の特徴は、自動車販売店が新車の購入価格を立て替えてくれ、ローン利用者は自動車販売店に返済を行うところにあります。
ローン商品としての位置付けではないため、金利は発生しません。ただし、その分手数料や保証料などが発生し、最終的には金利負担と同じくらいの負担額になる可能性もあります。
また、自動車販売店の経済力によっては、借入限度額(立替金額)が低かったり、返済期間が短期間に設定されるといったケースがあります。利用の際には条件をしっかりと確認することが大切です。
3-4. 残価設定型のマイカーローン(自動車ローン)
残価設定型のマイカーローン(自動車ローン)は、新車の車検のタイミングである3年後や5年後にその車を下取りに出し、新車に買い替えることを条件に借り入れることができるローンです。3年後もしくは5年後の残価(下取り想定額)を残して、毎月の返済額を計算します。
残価を残して毎月の返済額を計算することから、毎月の返済負担を抑えることができる点がメリットです。しかし、3年後もしくは5年後には新車に買い替えるか、もしくは残価を払って乗り続けるかを選択する必要があります。
また、中には残価に対して新たにローンを組めるものもあります。ただし、下取り想定額を設定するにあたり、走行距離の制限が設けられている点や、傷がついたりなどで設定した残価を下回る価値しか残っていない場合は、その差額を支払う必要がある点には注意が必要です。
4. 新車購入のためのマイカーローン(自動車ローン)を選ぶときのポイント
では、新車を購入するためにマイカーローン(自動車ローン)を選ぶときは、どの点に気をつける必要があるのでしょうか。
4-1. 返済計画を立てる
まず、完済までの返済計画を立てましょう。その際には、完済までの間に必要となる出費(車に関連するもの以外も含む)を考慮し、無理のない返済計画を立てることがポイントです。
現在の家計の状況を基に、頭金をいくら用意することができるのか、借入期間、希望の金利などを考えましょう。計画を立てるにあたり、新車購入に関わる車両本体代金の総額を計算することも大切です。総額が分かれば、金利や保証料・手数料などからおよその借入金額を計算することができます。
ちなみに、車種別の車両本体代における平均返済額は以下のとおりです。
車両本体代 | 平均返済額(月額) | |
---|---|---|
普通自動車(国産の場合) |
150~250万円
|
1万5,000円~1万8,000円
|
軽自動車 |
~150万円
|
1万5,000円前後
|
4-1-1. 借入期間の決め方
マイカーローン(自動車ローン)の借入期間は、5年・7年・10年から選択できるケースが多く見られます。決め方としては、毎月の返済額を基にする方法や、返済総額、さらには次の買い替え時期で決める方法などさまざまな考え方があるため、それに基づいて自分にあった借入期間を決めるようにしましょう。
一般的に返済期間が短いと、その分利息額を抑えることが可能です。しかし毎月の返済額負担が大きくなる傾向にあります。逆に返済期間を長くとることで毎月の返済額負担を抑えることができますが、返済期間が長い分利息負担が大きくなり、最終的な返済総額も大きくなる点を覚えておきましょう
4-1-2. 繰上返済も1つの選択肢
借入期間を長く設定し、毎月の返済額負担を抑えながら、繰上返済を活用することも1つの方法です。繰上返済とは毎月の返済額以外に、まとまった金額を返済することで、その返済額がすべて元金の返済に充てられます。そうすることで借入残高を減少させることができ、その後の利息負担を抑えることにも繋がります。
繰上返済には「期間短縮型」と「返済額軽減型」の2つがあります。
「期間短縮型」とは、毎月の返済額を変えず、繰上返済した額に相当する期間、返済期間を短くする方法です。それに対し、「返済額軽減型」は繰上返済した額に相当する額に応じて毎月の返済額を少なくする方法です。利息の削減効果は、「返済額軽減型」よりも「期間短縮型」の方が大きいといわれているため、毎月の返済が負担でなければ、「期間短縮型」を選ぶことをおすすめします。
また、繰上返済の際には手数料が発生するケースもあります。マイカーローン(自動車ローン)を契約する際にしっかりと確認しておきましょう。
4-2. 希望の借入条件を明確にする
返済計画を立てたら、次は最終的な借入条件を決めていきましょう。
まずは借入額の設定です。毎月の返済額と希望する金利を基に、どのくらい借りることができるのかについて、銀行などのシミュレーションページを活用して調べてみましょう。
ただし、シミュレーションを行うにあたって、金利を入力する画面がありますが、金利は審査によって決定されるため、この時点ではまだ正確な金利を入力することができません。したがって、最高金利が適用された場合や希望する金利が適用された場合など、複数の条件を設定し、シミュレーションを行うことが大切です。
4-3. 適切な借入先を検討する
マイカーローン(自動車ローン)の借入先は銀行やディーラー、自動車販売店などさまざまです。どこで借りるかによって条件が異なるため、自分にあうところを探すことがポイントです。またマイカーローン(自動車ローン)の利用には審査があることは覚えておきましょう。
5. 新車購入でマイカーローン(自動車ローン)を利用する際の注意点
新車購入にあたってマイカーローン(自動車ローン)を利用する際には、以下の点に気をつけるようにしましょう。
5-1. 必ず借入希望額を融資してもらえるとは限らない
マイカーローン(自動車ローン)を利用するにあたっては、必ず審査を受けなければいけません。そして最終的な融資額は、審査の結果によって決まります。審査では、申込者の属性や信用情報などをチェックされます。このときの審査基準は、申込先によって異なることを覚えておきましょう。また、どのような基準で審査しているのかを教えてもらうことはできません。
審査の結果、借入希望額のままでは毎月の返済額が多くなることが判明した場合は要注意です。さらに、他社からの借り入れがあったりなどで年収に対するローン全体の年間返済額(総返済負担率)が大きすぎると判断された場合も、借入希望額よりも少ない金額を掲示される可能性もあります。
5-2. 新車購入には初期費用がかかる
上で少し触れたように、新車購入の際には車両代金以外にも車の登録に関わる費用や各種税金などといった初期費用が必要です。費用の目安は車体本体代金の10%〜20%を考えておきましょう。
初期費用については、新車を購入する際に一括で支払わなければならず、マイカーローン(自動車ローン)の借入金額に含めることができないケースが一般的です。
また、マイカーローン(自動車ローン)を利用するにあたって、頭金を入金することを前提としているものもあるため、事前に必ず確認しておきましょう。
5-3. ボーナス払いは安易に設定しない
マイカーローン(自動車ローン)も住宅ローンなどと同様にボーナス払いを設定することができます。ボーナス払いを設定することで、毎月の返済額を抑えることが可能です。ボーナス払い時にある程度の額を返済すれば、その分返済期間を短くできるでしょう。
ただし、契約の際にボーナス払いを設定すると、その額やボーナス払いの設定を無くすなどといった変更は難しくなります。返済途中でボーナスが減少したからといって返済額を少なくしてもらうなどといった対応は基本的にはできません。そのためボーナス払いを利用する場合は、無理のない金額で設定しておくことをおすすめします。
6. 新車のマイカーローン(自動車ローン)を利用する流れを紹介
ここからは、新車のマイカーローン(自動車ローン)を利用する流れを紹介します。今回は、金利の低さに定評がある銀行系のマイカーローン(自動車ローン)の流れを押さえましょう。
6-1. 手順1:新車の見積もりをとる
まずは新車購入にかかる費用を把握するため、見積もりをとりましょう。希望するオプションなどを付け加えると、予算をオーバーする可能性があるため、優先順位を決めて、外せるオプションは外すなども考える必要があります。
6-2. 手順2:銀行で申込む
銀行系のマイカーローン(自動車ローン)には、インターネットや店頭窓口などさまざまな申込方法が用意されています。自分にあった申込方法を選んで申込むようにしましょう。
例えばインターネットで申込む場合、必要事項を画面上で入力することで申込みが完了し、審査が始まります。
審査の際には、必要書類の提出を求められるため事前に用意しておきましょう。審査に必要となる書類の主なものは、本人確認書類、購入する車の見積書、収入証明書類などです。
本人確認書類としてよく利用されるのは運転免許証ですが、マイナンバーカードなどの書類でも代用可能です。運転免許証やマイナンバーカードに記載されている住所が現住所と異なる場合は、住民票の提出が合わせて必要となりますので、準備しておきましょう。
収入証明書類は、給与所得者であれば源泉徴収票、自営業者であれば確定申告の控えが必要です。これらの書類は場合によっては複数ものが必要となるケースがあるため、事前に確認し、漏れのないように準備しておくことを心がけましょう。
また、申込む際には複数の金融機関に申込むことをおすすめします。そうすることで、より自分の条件にあった金融機関を見つけることができます。
6-3. 手順3:契約を締結する
審査に通過すれば、契約締結に移ります。その際には契約書に記載されている適用金利や返済期間などの条件をしっかりと確認し、間違いがないことに納得してから契約を結ぶようにしてください。引き落とし日などの確認を怠ることのないよう、細部まできちんと確認することが大切です。
6-4. 手順4:新車購入にかかる代金を支払う
契約手続きが終了したら、一般的には金融機関から新車の購入先へ金額が振り込まれます。ただし、マイカーローン(自動車ローン)の中には申込者の口座に融資額が振り込まれるケースもあります。その際には、自分で新車の購入先に購入代金を振り込む手続きが発生しすることに注意が必要です。
7. 審査がとにかく不安な人のための対応策
審査に通過するか不安な人は、以下で紹介する対応策をとってみてください。
7-1. 勤続年数を長くする
勤続年数は審査の際に必ずチェックされる項目です。一般的に勤務年数が長ければ長いほど、収入が安定していると判断され、審査に有利に働きます。
勤務年数が短いからといって絶対に審査に通らないということではありませんが、転職して間もないなど勤務年数が短く、不安に感じるのであれば、マイカーローン(自動車ローン)の利用を少し待ってみることを考えましょう。そしてある程度(2年以上)の勤続年数が確保できた時点で申込むことをおすすめします。
7-2. 収入を安定させる
審査において、安定した収入が確保されていることは絶対条件です。もしも、収入が不安定な状態であれば、転職などを検討してみましょう。
ただし、上でも述べたとおり、転職直後に申込むと、勤務年数の問題で審査に不利になる可能性があります。可能であれば、収入が安定していることを証明できる書類を準備しておくといいでしょう。
7-3. 借入・返済状況を整理する
現在、他社からの借り入れがある場合はできるだけ借入残高を減らしておくことも対策として有効です。クレジットカードのリボ払いなども他社からの借り入れとなることに注意してください。返済できそうなものから、できるだけ早めに完済しておくことをおすすめします。
また、過去の一定期間内に延滞をしたなどの事故情報が残っている場合は審査に通らない可能性があります。その場合はその情報が消えるまでマイカーローン(自動車ローン)の利用を待ちましょう。
7-4. 万が一のために保証人を用意する
基本的にマイカーローン(自動車ローン)は担保および保証人は不要です。しかし、中には保証人を用意することで利用できるマイカーローン(自動車ローン)もあります。
保証人を用意することで、自分だけでは利用できないマイカーローン(自動車ローン)の契約ができるほか、希望の借入金額までの融資を受けることもできる可能性があります。保証人を用意することで利用条件が良くなるかどうかについて、事前に申込先の金融機関に確認しておきましょう。
8. マイカーローン(自動車ローン)ですてきな新車を手に入れよう
マイカーローン(自動車ローン)を利用することで、手持ち資金がなくても新車を購入することができます。ただし、ローンを利用する以上、利息が発生することから、利用にあたっては家計の状況などを考慮しながら慎重に検討する必要があります。
マイカーローン(自動車ローン)を取り扱っているところは多岐に渡るため、一括見積もりサイトなどを活用しながら、自分の希望に一番あう借入先を見つけるようにしましょう。
- 金利ランキング
ライター紹介
- 氏名:
- 新井智美
- 保有資格:
- ファイナンシャルプランナー(CFP®)、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
- 主なキャリア:
- コンサルタントとして個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン・住宅購入のアドバイス)を行う他、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)を行うと同時に金融メディアへの執筆及び監修も行い、現在年間200本以上の執筆及び監修をこなしている。これまでの執筆及び監修実績 は1,500本以上。
マイカーローンに関するよくある質問
ここからはマイカーローンについてよくある質問について、その回答と合わせて紹介します。
- マイカーローンにはどんな種類がある?
- マイカーローンは大きく分けて、銀行や信用金庫が提供している「マイカーローン」と、自動車販売店でローン契約ができる「ディーラーローン」の2種類があります。マイカーローンはディーラーローンに比べ低金利である一方、ディーラーローンは自動車購入と同時に契約ができる手続きのスムーズさなどに特徴があります。
- マイカーローンの金利相場はどのくらい?
- マイカーローンの金利相場は、銀行や信用金庫が提供している「マイカーローン」が1%~4%で、自動車販売店で契約ができる「ディーラーローン」が4%~8%程度になります。マイカーローンの方が比較的低金利ですが、審査に時間がかかる傾向があります。一方ディーラーローンは審査が早い一方で金利は高く設定されていることが一般的です。
- マイカーローンの審査基準とは?
- マイカーローンの審査基準は、ローンの種類や金融機関によって異なります。ローンの返済は長期になることも多いため、一般的には安定した収入があるかなど返済能力が重視される傾向です。具体的には職業・年収・勤続年数などが審査基準となります。
- マイカーローンの返済方法は?
- マイカーローンの返済方法は、「元利均等返済」と「元金均等返済」の2種類があります。毎月一定額を返済する元利均等返済は返済計画が立てやすい一方で返済総額は元金均等返済よりも多くなるのが特徴です。元金均等返済は元金の返済額が一定になるため返済が進むにつれて毎月の返済額が減り、返済総額も抑えられるのが特徴です。
- マイカーローンのお金を借りるまでの流れは?
- まず利用するマイカーローンに申込みます。その後、仮審査・本審査を通過することで契約手続きが可能になります。審査によって契約者の借入可能額の上限が決まり、指定の口座に振り込まれます。
- マイカーローンを利用するには保証人が必要?
- マイカーローンを利用する際、一般的に保証人は必要ありません。しかし、契約者に返済能力がないとみなされた場合、保証人が必要となることがあります。保証人は収入が安定している人や過去に返済遅延や未払いなどがない人を設定するようにしましょう。
- マイカーローンの借り入れまでの日数はどのくらい?
- 借り入れまでの日数は、マイカーローンの種類や金融機関によって異なります。銀行や信用金庫が提供している「マイカーローン」は申込みをしてから融資が実行されるまでに2週間ほどかかります。自動車販売店でローン契約ができる「ディーラーローン」は、購入する車を担保にするため、比較的早く借り入れることができます。
ライター紹介
- 氏名
- 新井 智美(あらい ともみ)
- 保有資格
- ファイナンシャルプランナー(CFP®)、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
- 主なキャリア
- コンサルタントとして個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン・住宅購入のアドバイス)を行う他、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)を行うと同時に金融メディアへの執筆及び監修も行い、現在年間200本以上の執筆及び監修をこなしている。これまでの執筆及び監修実績 は1,500本以上。
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