【第91回】教育ローンのおすすめ19選をご紹介!選び方やよくある質問についても解説します
そこで今回は、教育ローンの利用を検討している方に向け、おすすめの教育ローンを紹介します。
この記事は約12分30秒で読むことができます。
お急ぎの方、教育ローンのランキングを知りたい方は、このページ下部のこちらをご覧ください。
1. 必要な教育費はどのくらい?
まず、高等学校および大学、専門学校、留学などにかかる一般的な教育費について紹介します。教育費は公立か私立、大学ではさらに進学する学部によって最終的にかかる費用は大きく異なります。子どものこれからの進路も踏まえ、教育費にどのくらいかかるのかを把握しておきましょう。
1-1 高校
文部科学省が公表している2021年度のデータをみると、高校でかかる学校教育費は、公立で30万9,261円、私立で75万362円と、私立のほうが公立よりも2.5倍高くなっています。
費用の内訳については以下のとおりです。
公立 | 私立 | |
---|---|---|
入学金など | 1万6,143円 | 7万1,844円 |
授業料 | 5万2,120円 | 28万8,443円 |
修学旅行費など | 1万9,556円 | 2万6,549円 |
学校納付金など | 3万2,805円 | 11万5,808円 |
図書・学用品・実習材料費など | 5万3,103円 | 6万4,259円 |
教育外活動費 | 3万9,395円 | 4万7,013円 |
通学関係費 | 9万1,169円 | 12万9,155円 |
その他 | 4,970円 | 7,291円 |
表をみると、公立高校でかかる費用で一番大きな割合を占めているのは通学関係費であるのに対し、私立高校の場合は授業料が最も大きくなっていることが分かります。また、私立の場合だと遠くから通う子どもも多く、そのための通学関係費も負担となっているようです。
引用元:文部科学省「子供の学習費調査の結果(2021年度)」 [pdf]
1-2 大学
日本学生支援機構の調査結果(2020年度)によると、学費と生活費の合計を表す学生生活費は以下のとおりです。
学費 | 生活費 | 学生生活費合計 | |
---|---|---|---|
大学(昼間部) | 114万8,700円 | 66万4,300円 | 181万3,000円 |
短期大学(昼間部) | 106万1,700円 | 49万4,200円 | 155万5,900円 |
修士課程 | 74万6,900円 | 100万3,700円 | 175万600円 |
博士課程 | 63万6,400円 | 161万7,900円 | 225万4,300円 |
専門職学位課程 | 96万700円 | 121万2,800円 | 217万3,500円 |
引用元:日本学生支援機構「学生生活調査結果(2020年度)」[pdf]
ちなみに上の表は国公立と私立を合わせた平均値です。入学金と授業料は以下の表を参考にしてください。
入学金 | 授業料(年間) | |
---|---|---|
国立大学 | 28万2,000円 | 53万5,800円 |
公立大学 | 39万1,305円 | 53万6,363円 |
私立大学(平均値) | 24万5,951円 | 93万943円 |
引用元:文部科学省「国公私立大学の授業料等の推移」 [pdf]
1-2-1 医学部
医学部や歯学部、薬学部に進学するとなると、国公立ではどの学校でも学費は変わりませんが、私立の場合、進学先によってかなりの差が生じます。
私立医学部の一部にかかる授業料などを紹介します。
大学名 | 初年度納入金 | 2年次以降(年額) | 6年間総額 |
---|---|---|---|
国際医療福祉大医学 | 450万円 | 280万円 | 1,850万円 |
関西医科大学 | 335万円 | 440万円 | 2,770万円 |
日本医科大学 | 450万円 | 記載なし | 2,200万円 |
金沢医科大学 | 1,100万円 | 600万円 | 3,950万円 |
東京女子医科大学 | 1,144万9,000円 | 695万3,000円 | 4,621万4,000円 |
川崎医科大学 | 1,050万円 | 700万円 | 4,550万円 |
6年間の総額にすると、この中で一番費用が低い大学でも約2,000万円弱、高い大学では4,500万円以上の学費がかかります。国立大学は一律、入学金28万2,000円、授業料53万5,800円であるため、6年間の総額でも349万6,800です。
これに加えて自宅外通学の場合は生活費も考慮しなければなりません。医学部進学となると、多額な教育費がかかるでしょう。
1-3 専門学校
専門学校にはさまざまな分野があり、第1分野から第8分野に区分分けされています。
今回はその中でも情報処理系(第1分野)、看護などを含む医療関係(第3分野)、製菓や理容などの衛生関係(第4分野)、介護福祉や社会福祉(第5分野)のほか、美術やデザイン(第8分野)について、それぞれどのくらいの費用がかかるのかを紹介します。
区分 | 入学金 | 授業料・実習費 | 設備費・その他 | 初年度合計 | 2年制の総額 | 3年制の総額 |
---|---|---|---|---|---|---|
第1分野 (情報処理・IT) |
17万4,000円 | 76万3,000円 | 27万2,000円 | 120万9,000円 | 224万4,000円 | 327万9,000円 |
第3分野 (看護) |
18万2,000円 | 79万5,000円 | 17万9,000円 | 115万6,000円 | 213万円 | 310万4,000円 |
第4分野 (理容・美容) |
12万3,000円 | 79万6,000円 | 48万7,000円 | 140万6,000円 | 268万9,000円 | 397万2,000円 |
第5分野 (介護福祉) |
15万5,000円 | 73万7,000円 | 22万1,000円 | 111万3,000円 | 207万1,000円 | 302万9,000円 |
第8分野 (デザイン・美術) |
15万6,000円 | 84万2,000円 | 21万6,000円 | 121万4,000円 | 272万2,000円 | 333万円 |
全て昼間部の金額
総額は 入学金+(授業料・実習費+設備費・その他)×2年分もしくは3年分 として算出
引用元:東京都専修学校各種学校協会「学生・生徒納付金調査(2022年度)」 [pdf]
専門学校は国立大学に比べ授業料は高いように思えますが、そのほとんどが2年制であるため、総額は4年制の大学に比べ低くなります。
1-4 留学
留学にかかる費用には、学費以外にも渡航費や現地での生活費も必要です。国、そのときの社会情勢や為替の状況によってかかる費用が異なる点に注意しなければなりません。そのため、かなり大まかな目安ですが、欧米では年間200万円~500万円、物価が安いアジア系では年間100万円~300万円ほどと考えておきましょう。
2. 教育費を用意する方法
教育費を用意する方法として、奨学金や教育ローンの利用が考えられます。それぞれに特徴があり、利用できる方も異なるため、違いをしっかりと理解しておきましょう。
2-1 教育ローン
教育ローンには国の教育ローンと民間の教育ローンの2種類があります。国の教育ローンは所得制限が設けられていますが、民間の教育ローンは申込条件に該当し、審査に通れば利用できます。国の教育ローンと民間の教育ローンの併用も可能です。
2-1-1 国の教育ローン
国の教育ローンとは、日本政策金融公庫が行っているもので、低所得世帯やひとり親世帯に対する優遇制度が設けられている点が特徴です。金利も比較的低く設定されており、2023年7月時点の金利は年1.95%(固定金利)で、最高350万円(条件を満たせば450万円)まで借りられます。
返済期限も18年以内と比較的長めで、家計に負担がかからない返済額を設定できる点がメリットです。
ただし、利用するには、子ども1人のときは世帯年収額面790万円まで、2人なら890万円まで、3人なら990万円といった所得制限があります。誰でも利用できる教育ローンではないことには注意しましょう。
2-1-2 民間の教育ローン
民間の教育ローンとは、民間の金融機関が提供する目的別ローンの1つです。「教育ローン」という名前のとおり、資金使途が教育に関する費用に限られる点が特徴で、支援が目的である国の教育ローンに比べ、金利はやや高めである商品が多いでしょう。
しかし、提供する金融機関の利用状況によっては金利の優遇が受けられるなど、独自のサービスもあります。
民間の教育ローンは申込条件を満たし、返済能力があるとみなされて審査に通過すれば利用できます。また、融資方法には初回に一括で融資を受けられる一括借入型と、その都度借り入れが可能なカードローン型を選択可能な商品もあります。
2-2 奨学金
奨学金とは、日本学生支援機構が主体となって、修学する意欲があるにもかかわらず経済的な理由で進学を断念せざるを得ない状況を防ぐ目的で行っています。
教育ローンは基本的に親が申込んで返済するのに対し、奨学金は学生本人が申込み、返済もしていく点が大きな違いです。
奨学金には返済不要の「給付型」と、返済が必要な「貸与型」に分けられます。また、貸与型の奨学金には無利子(第一種奨学金)と有利子(第二種奨学金)があります。
奨学金を利用できるかは、進学する本人の学力基準そして世帯収入の基準を満たすことが必要です。国の教育ローンと同じく福祉を目的とする制度であるため、世帯収入が一定以上の家庭では利用できません。
3. おすすめの教育ローン19選
国の教育ローンは1種類だけですが、民間の教育ローンはさまざまな金融機関が運営しています。その中でもおすすめの教育ローンを20個紹介します。教育ローンを選ぶ際にお役立てください。
※2023年8月現在の情報です
3-1 三井住友銀行教育ローン
インターネットで申込可能で、平日に時間が取れない方におすすめです。契約も窓口ではなくローン契約機を使用できます。
また、三井住友銀行で住宅ローンを利用している方には年0.5%の金利優遇が適用されます。申込時間によっては翌日以降になりますが、最短即日融資が可能で、融資を急ぐ方にもおすすめです。
金利 | 年3.475%(変動金利) |
---|---|
借入可能額 | 10万円以上300万円以下 |
借入期間 | 1年以上10年以下 |
申込条件 | 以下の条件を全て満たす方 ・教育を受ける方の両親または本人で、申込時満20歳以上、満65歳以下 ・前年度税込年収(個人事業主の場合所得金額)が200万円以上で、現在安定した収入がある(年金収入のみは利用不可) ・指定の保証会社であるSMBCコンシューマーファイナンス株式会社の保証を受けられる ・契約時に三井住友銀行のローン契約機に来店できる ・日本国内に在住している |
返済方法 | 元利均等返済方式で借り入れた翌月から返済開始 |
種類 | 一括借入型 |
利用できる範囲 | 学校、塾、予備校などに納付する教育関連資金 (生活費や制服代なども対象、ただし支払い済も費用に関しては支払後2ヶ月以内のものが対象) |
3-2 みずほ銀行教育ローン
固定金利と変動金利から選択できる点がみずほ銀行の教育ローンの特徴です。
みずほ銀行にて証書貸付ローン(住宅ローンなど)を利用中もしくは過去に利用したことがある方に対し、年0.1%の金利優遇が用意されています。最長5年は金利だけを返済することが可能なため、在学中と卒業後1年の負担を抑えることも可能です。
金利 | 年3.475%(変動金利) 年4.450%(固定金利) |
---|---|
借入可能額 | 10万円以上300万円以下 |
借入期間 | 6ヶ月以上10年以下 |
申込条件 | 以下の条件を全て満たす方 ・借入時の年齢が満18歳以上満66歳未満で、最終返済時年齢が満71歳未満 ・勤続年数(自営業者は営業年数)が2年以上 ・前年度税込年収(個人事業主は申告所得)が200万円以上、かつ継続安定した収入が見込める ・指定の保証会社の保証を受けられる |
返済方法 | 原則として借り入れた月の翌月から返済開始 ただし、借り入れから最長5年(就学期間最長4年+卒業後1年)は金利だけの返済が可能 |
種類 | 一括借入型 |
利用できる範囲 | 学校に納入する費用以外にも教育関連資金全般で利用可能 (ただし、支払い済の費用に関しては、支払後1ヶ月以内の申込み分のみが対象) |
3-3 りそな銀行教育ローン
金利が4.475%とやや高いものの、りそな銀行で住宅ローンを利用している場合は2.975%が適用されます。子どもの費用の借り入れについては一括借入型とカードローン型が用意されていて、今後どの程度教育費が必要なのか見とおしがつかない人にもおすすめです。
また、ほかの商品との大きな違いとして、医学部など費用がかかる学部に進学する際には最大2,000万円まで借入可能という点があります。
金利 | 年4.475%(変動金利) |
---|---|
借入可能額 | 10万円以上500万円以下 (一括借入型のみ、医学部や歯学部、薬学部などに進学する場合は2,000万円以下) |
借入期間 | 1年以上10年以下 (一括借入型のみ医学部や歯学部、薬学部などは20年以下) |
申込条件 | 以下の条件を全て満たす方 ・国内の学校に入学、もしくは在学する子どもの保護者 ・申込時の年齢が満20歳以上66歳未満 ・安定して継続した収入がある(パートやアルバイトも可、ただし法科大学院を除く学生は不可) ・指定の保証会社の保証が受けられる |
返済方法 | 借り入れた翌月から返済開始 借り入れから4年6ヶ月以内は利息だけの返済が可能 |
種類 | 一括借入型、カードローン型 |
利用できる範囲 | 幼稚園以上の学校の納付金 そのほか教育関連費用(最大50万円まで) |
3-4 オリコ学費サポートプラン
オリコ学費サポートプランは、提携している学校の学費として利用可能です。入学金、授業料、施設費などの学校に納入する費用を、オリコが学校に直接支払うかたちで融資を受けられます。手間がかからない便利なローンですが、学校に支払う費用以外には利用できない点には注意が必要です。交通費や、新たな生活にかかる費用には使えません。
また、適用される金利も提携先の学校によって異なるため、事前にホームページで確認しておきましょう。
金利 | 進学する学校によって異なる |
---|---|
借入可能額 | 10万円以上500万円以下 |
借入期間 | 記載なし |
申込条件 | 入学もしくは在学中の学生の保護者もしくは本人(社会人に限る) |
返済方法 | ・通常返済 ・ステップアップ返済(在学中は利息分の返済のみ) ・親子リレー返済(在学中は保護者、卒業後は子どもが支払う) |
種類 | 基本的に一括借入型、ただし進級時に新たに追加融資を受け1本化することも可能 |
利用できる範囲 | 学校に支払う費用 ただし、以下の費用は利用不可 ・学校以外に支払う費用 ・定期代など交通費や生活費 |
3-5 横浜銀行教育ローン
横浜銀行では、一括借入型とカードローン型の教育ローンが用意されています。カードローン型だと在学中の返済は利息のみとなっているほか、卒業までの教育費を必要な都度借りられるため便利です。カードローン型は一括借入型では対応していない海外留学目的でも利用できます。
金利 | 一括借入型 年0.9%~2.9%(変動金利) カードローン型 年1.7%~2.9%(変動金利) |
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借入可能額 | 10万円以上1,000万円以下 ・ただし、医学部、薬学部、歯学部以外は500万円以下(一括借入型のみ) |
借入期間 | 一括借入型 1年以上10年以下 カードローン型 1年6ヶ月以上18年以下 |
申込条件 | 以下の条件を全て満たす方 ・借入時の年齢が満18歳以上で最終返済時の年齢が満70歳未満 ・安定かつ継続した収入のある個人 ・指定の保証会社の保証を受けられる ・原則として神奈川県、東京都(一部地域を除く)、群馬県(前橋市、高崎市、桐生市、みどり市)に居住もしくは勤務している ・外国籍の場合、永住権を持っている |
返済方法 | 一括借入型 借入後から返済開始 カードローン型 在学中は利息のみの返済、卒業後に元利均等返済に自動切替 |
種類 | 一括借入型、カードローン型 |
利用できる範囲 | 学校などに支払う入学金や授業料など(最大1学年分) 学習塾および教科書代など就学に関する諸費用(30万円以内) カードローン型はさらに、海外への留学費用(6ヶ月以上の留学に限る)も可能 ※領収書など、金額を確認できる資料の提出は不要 |
3-6 楽天銀行大学専用教育ローン(提携型・非提携型)
楽天銀行には提携型と非提携型の2種類があり、提携型は楽天銀行と提携している大学にのみ使用可能です。借入期間は最大14年と比較的長く、在学中は金利のみの支払いにすることも選べるため、余裕をもった返済ができるでしょう。
ただし、対象となるものは学校に納入する資金のみで、そのほかには対応していません。
金利 | ・提携型、非提携型 年3.237%(変動金利) 年3.900%(固定金利) ・提携型 学校ごとに優遇金利あり |
---|---|
借入可能額 | 10万円以上500万円以下 (医学部、歯学部、薬学部は1,000万円以下) |
借入期間 | 1年以上14年以下 (ただし、完済時年齢満70歳以下) |
申込条件 | 以下の条件を全て満たす方 ・借入時の年齢が満20歳以上62歳以下 ・日本国内に居住している ・大学へ入学予定もしくは在学中の学生と生計を一にする親族、もしくは学生本人で安定した収入がある |
返済方法 | 以下のうちのいずれか ・元利均等返済(原則として契約月の翌月から返済開始) ・ボーナス併用分割払い ・在学中は金利のみの支払い ・親子リレー返済 |
種類 | 一括借入型 |
利用できる範囲 | 学校に支払う費用(入学金、授業料、教材費など) 学校以外に支払う費用(留学費、寮費、交通費など)については対象外 |
3-7 イオン銀行教育ローン
年利2.80%~3.80%と比較的低い金利で最長15年の借り入れができるため、借り入れ後の返済負担を抑えられる点が特徴の教育ローンです。
資金使途の範囲も広く、既に支払った額については申込み前4ヶ月までが対象となるなど柔軟な対応が期待できます。さらにイオン銀行のカードローンを契約している方なら、年1%の金利優遇が受けられます。
金利 | 年2.80%~3.80%(変動金利) |
---|---|
借入可能額 | 10万円以上500万円以下 |
借入期間 | 1年以上15年以下 |
申込条件 | 以下の全ての条件を満たす方 ・就学者(予定を含む)との続柄が3親等以内 ・日本国内に居住している(外国籍の方は永住許可を受けていること) ・契約時の年齢が満20歳以上、完済時年齢が満70歳未満 ・イオン銀行に普通預金口座を持っている ・前年度税込年収が150万以上で、安定かつ継続した収入がある(年金受給者、学生、無職の方は利用不可) ・指定の保証会社のイオンフィナンシャルサービス(株)の保証を受けられる |
返済方法 | 契約した翌月から返済開始 ただし、在学中(最長6年)の元金据置も可能 |
種類 | 一括借入型 |
利用できる範囲 | 学校に支払う費用のほか、制服代や通学費用、自宅外通学の際にかかる物件の敷金や礼金など (既に支払った金額については、申込み前4ヶ月以内であれば対象) ※家賃、生活費、給食費などは対象外 |
3-8 住信SBIネット銀行教育ローン
住信SBIネット銀行の教育ローンは対象となる教育費が幅広く、学費以外にも塾の月謝や予備校にかかる費用も利用できます。ただし学校以外に支払う費用については借入金額の30%以内でなければなりません。
また、利用に関しては住信SBIネット銀行の口座が必要です。口座がない場合は申込時に同時開設ができるため、忘れずに申込みましょう。
金利 | 年1.775%~3.975% (変動金利) |
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借入可能額 | 10万円以上1,000万円以下 |
借入期間 | 1年以上15年以下 |
申込条件 | 以下の条件を全て満たす個人 ・申込時の年齢が満20歳以上、かつ完済時年齢が満70歳未満 ・原則として安定かつ継続した収入がある ・外国籍の場合、永住者である ・指定の保証会社の保証を受けられる ・住信SBIネット銀行の代表口座を保有している |
返済方法 | 原則として契約月の翌月から返済開始 (最長5年までは利息のみの支払いが可能) |
種類 | 一括借入型 |
利用できる範囲 | 学校に支払う教育関連費用のほか、通学費用や引っ越し代、制服代、下宿費用にも利用可能(ただし、3ヶ月以内のもの、かつ、学校以外に支払う金額については融資金額の30%以内) |
3-9 北海道銀行教育ローン
北海道銀行の教育ローンは一括借入型とカードローン型の2種類があります。カードローン型は在学期間中は元金据置となり、利息だけの返済で済みます。また、在学期間中でも繰り上げ返済は可能なため、まとまった収入があったときには積極的に活用しましょう。
利用できる範囲は学校納入金のほか、アパートの入居費などまで幅広く、これから一人暮らしをする方にとってもおすすめです。
金利 | 一括借入型 年3.000%~4.300%(固定金利) 年2.175%~3.475% カードローン型 年2.975%(変動金利) |
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借入可能額 | 10万円以上1,000万円以下 |
借入期間 | 一括借入型 6ヶ月以上10年以内(固定金利) 6ヶ月以上15年以内(変動金利) カードローン型 1年6ヶ月以上17年以下 (入学前7ヶ月+在学期間) |
申込条件 | 以下の全ての条件を満たす方 一括借入型 ・申込時の年齢が満18歳以上、完済時の年齢が満75歳以下 ・安定した収入が見込まれる ・個人事業主の場合営業2年以上 カードローン型 ・申込時の年齢が満20歳以上、完済時の年齢が満70歳以下 ・安定した収入がある ・個人事業主の場合、営業2年以上 ・指定の保証会社の保証を受けられる |
返済方法 | 一括借入型 借入の翌月から元利均等分割返済(ボーナス加算返済あり) カードローン型 利用中(在学中)は利息のみの返済が可能 卒業後は毎月の元利均等返済 |
種類 | 一括借入型、カードローン型 |
利用できる範囲 | 学校で必要な入学金や授業料、教科書代、下宿やアパートにかかる費用など、卒業までの教育資金全般(海外留学費用も対象) |
3-10 沖縄銀行教育ローン
沖縄銀行の教育ローンには、一括借入型とカードローン型があります。カードローン型はその都度必要な額を借り入れられますが、金利タイプが変動金利しか選べない点に注意してください。
また、カードローン型で有担保だと最大3,000万円まで借りられるうえ、借入期間も25年まで伸ばせます。医学部への進学や長期間の海外留学など、多額な教育費が必要な方におすすめの教育ローンです。
金利 | 一括借入型 年2.0%~2.8%(変動金利) 年3.0%~3.8%(固定金利) カードローン型 年2.0%~2.8%(変動金利) |
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借入可能額 | 10万円以上1,000万円以下(カードローン型で有担保なら3,000万円以下) |
借入期間 | 20年以内(カードローン型で有担保なら25年以内) |
申込条件 | 以下の条件を全て満たす方 ・大学、短大、専修・専門学校に入学、在学、研修などを受ける子どもの保護者で沖縄県内在住(転勤等による一時的な県外赴任者を含む)である ・申込時年齢が満18歳以上で完済時年齢70歳未満 ・年収150万円以上 ・指定の保証会社の保証を受けられる |
返済方法 | 原則として借り入れた翌月から返済開始(在学中の元金据置可能) |
種類 | 一括借入型、カードローン型 |
利用できる範囲 | 入学金や授業料、研修費や留学費用のほか、アパートの契約金など、教育関連費用全般 |
3-11 スルガ銀行教育ローン
スルガ銀行の教育ローンでは、一括借入型と都度借り入れ型を選べます。都度借入型では、在学中の最大7年間は利息だけの支払いが可能です。また、一括借入型であっても追加融資を受けられ、カードローン型に近いかたちで利用できます。
スルガ銀行教育ローンは、業界ではじめてがん保証特約が付加できるようになっています。がんと診断された場合は全額返済可能で、安心して治療に専念することができます。
金利 | 都度借入型年利 1.7%、2.7%、3.7%(変動金利) 一括借入型 年利 2.5%~7.5%(固定金利) |
---|---|
借入可能額 | 10万円以上1,000万円以下 |
借入期間 | 最長10年 |
申込条件 | 以下の条件を全て満たす個人 一括借入型 ・申込み時の年齢が18歳以上65歳未満で、完済時年齢70歳以下 ・安定した収入があり、継続した取引が見込まれる 都度借入型 ・安定した収入があり、継続した取引が見込まれる ・【消費者信用団体生命保険付きを選択する場合】 借入時年齢が20歳以上65歳未満(ローン完済時のご年齢が76歳未満)の方 ・【消費者信用団体生命保険付きを選択しない場合】 借入時年齢が20歳以上(ローン完済予定時のご年齢が82歳未満)の方 |
返済方法 | 一括借入型 借り入れた翌月から返済開始(最大7年の元金据置も可能) カードローン型 借り入れた翌月から返済開始 |
種類 | 一括借入型、都度借入型 |
利用できる範囲 | 学校の入学金、授業料、施設費などの学費全般 (支払い後3ヶ月以内の費用も対象) |
3-12 福岡銀行教育ローン
福岡銀行の教育ローンも一括借入型とカードローン型が用意されていますが、カードローン型の場合最大借入可能額が1,000万円と一括借入型の半分になるほか、利用期間も最長6年6ヶ月と短めになることに注意しましょう。
申込方法や福岡銀行との取引状況によって金利の優遇が適用されるため、福岡銀行に口座を持っている方におすすめです。一括借入型なら「がん保証特約付き団体信用生命保険」が付帯でき、もしものときにも安心です。
金利 | 年2.7%~3.3%(変動金利) |
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借入可能額 | 一括借入型 10万円以上2,000万円以下 カードローン型 10万円以上1,000万円以下 (仕送り費用は200万円が上限。) |
借入期間 | 一括借入型 6ヶ月以上17年以内 カードローン型 最長6年6ヶ月 (卒業予定年月まで) |
申込条件 | 以下の全ての条件を満たす方 一括借入型 ・借入時の年齢が満20歳以上69歳以下で、完済時年齢が75歳以下 ・安定した収入がある(パート・アルバイト可) ・保証会社の保証を受けられる カードローン型 ・カードローン口座開設時の年齢が満20歳以上69歳以下 ・幼稚園、小中学校、高校、高専、予備校、専門学校、大学、大学院に在学、または進学が決定している子どもがいる保護者 ・安定継続した収入がある(パート・アルバイト不可) ・指定の保証会社の保証を受けられる |
返済方法 | 一括借入型 借入後から返済開始(7年以内は金利だけの支払いが可能) カードローン型 借入後から返済開始 |
種類 | 一括借入型、カードローン型 |
利用できる範囲 | 学校に支払う入学金や授業料、受験費用、制服代、下宿費用や留学費用など、資金使途確認書類で確認できる費用全般 (支払い済のものについては、3ヶ月以内のものが対象) |
3-13 広島銀行教育ローン
広島銀行も一括借入型とカードローン型を用意しており、カードローン型なら1,000万円までという高額融資に対応しています。一括借入型はパートやアルバイトだけではなく年金受給者も可能であるという点が特徴的です。また、0.3%金利を上乗せすれば「がん保障特約付団体信用生命保険」を付加できます。
金利 | 一括借入型 年2.50%~4.00%(変動金利) 年3.45%~4.45%(固定金利) カードローン型 3.3%、3.8% |
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借入可能額 | 一括借入型 10万円以上500万円以下 カードローン型 50万円以上1,000万円以下 |
借入期間 | 一括借入型 6ヶ月以上14年6ヶ月以下(変動金利) 6ヶ月以上12年以下(固定金利) カードローン型 14年以内 |
申込条件 | 以下の条件を全て満たす方 一括借入型 ・満18歳以上満65歳以下 ・定期的な収入がある(パート・アルバイト・年金受給者も可) ・広島銀行に口座を持っている カードローン型 ・満20歳以上満65歳以下(最終償還時満70歳未満) ・定例年収がある(パート・アルバイト・年金受給者は不可) ・小学校以上の学校に入学する子どもがいる保護者 ・広島銀行に口座を持っている |
返済方法 | 一括借入型 借入後から返済開始(卒業まで最大7年6ヶ月以内の残金据置可能) カードローン型 元金定額返済方式 |
種類 | 一括借入型、カードローン型 |
利用できる範囲 | 学校への入学金や授業料のほか、塾代や制服代、各種教室や通信教育授業料などの費用 (下宿での生活費は対象外。既に支払った費用については、初年度分で申込日よりも6ヶ月以内に支払ったものが対象) |
3-14 きらぼし銀行教育ローン
きらぼし銀行の教育ローンは、在学中は利息のみの支払いにできます。対象となる学費も幼稚園から大学院と幅広く、さまざまなシーンで活用可能です。一括借入型、カードローン型のどちらも、派遣社員、パートやアルバイトだけではなく年金受給者も借り入れできます。保護者が高齢となる方でも安心です。
金利 | 一括借入型 年1.8%(変動金利) カードローン型 年2.0%~5.5%(変動金利) |
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借入可能額 | 一括借入型 10万円以上1,000万円以下 カードローン型 50万円以上500万円以下 |
借入期間 | 一括借入型 1年以上10年以下 カードローン型 最長6年7ヶ月以内(入学前6ヶ月+在学期間+卒業後1ヶ月) |
申込条件 | 以下の全ての条件を満たし、きらぼし銀行の審査に適合する方 一括借入型 ・借入時の年齢が満20歳以上、完済時年齢満75歳以下 ・日本国籍(永住許可を受けている外国籍の方も対象) ・安定かつ継続した収入が見込める(パート、アルバイト、派遣社員、契約社員、年金受給者も可) ・居住地もしくは勤務先がきらぼし銀行の営業エリア内にある ・指定の保証会社の保証を受けられる ・インターネットメールアドレスを所有している カードローン型 ・借入時の年齢が満20歳以上満65歳以下 ・日本国籍(永住許可を受けている外国籍の方も対象) ・安定かつ継続した収入が見込める(パート、アルバイト、派遣社員、契約社員、年金受給者も可) ・居住地もしくは勤務先がきらぼし銀行の営業エリア内にある ・指定の保証会社の保証を受けられる ・インターネットメールアドレスを所有している |
返済方法 | 一括借入型 借入後返済開始(在学期間について最長4年間の元金据置も可能) カードローン型 借入停止日の翌月7日から元金返済が開始される |
種類 | 一括借入型、カードローン型 |
利用できる範囲 | 各種学校への入学金や授業料、短期講座や留学などの資金 |
3-15 豊和銀行教育ローン
豊和銀行では、所定の条件を満たすことにより、最大0.5%の金利優遇が受けられます。
特に子どもの数によって最大3人まで0.3%の優遇があるなど、子育て世帯を応援しています。
利用できる範囲は幅広く、学校関連のほかカルチャーセンターや学習塾なども対象です。子どもの教育費のほか、自分の生涯学習のために利用してもよいでしょう。
金利 | 一括借入型 年1.8%(変動金利) カードローン型 年2.0%~5.5%(変動金利) |
---|---|
借入可能額 | 一括借入型 10万円以上1,000万円以下 カードローン型 50万円以上500万円以下 |
借入期間 | 一括借入型 1年以上10年以下 カードローン型 最長6年7ヶ月以内(入学前6ヶ月+在学期間+卒業後1ヶ月) |
申込条件 | 以下の全ての条件を満たし、きらぼし銀行の審査に適合する方 一括借入型 ・借入時の年齢が満20歳以上、完済時年齢満75歳以下 ・日本国籍(永住許可を受けている外国籍の方も対象) ・安定かつ継続した収入が見込める(パート、アルバイト、派遣社員、契約社員、年金受給者も可) ・居住地もしくは勤務先がきらぼし銀行の営業エリア内にある ・指定の保証会社の保証を受けられる ・インターネットメールアドレスを所有している カードローン型 ・借入時の年齢が満20歳以上満65歳以下 ・日本国籍(永住許可を受けている外国籍の方も対象) ・安定かつ継続した収入が見込める(パート、アルバイト、派遣社員、契約社員、年金受給者も可) ・居住地もしくは勤務先がきらぼし銀行の営業エリア内にある ・指定の保証会社の保証を受けられる ・インターネットメールアドレスを所有している |
返済方法 | 一括借入型 借入後返済開始(在学期間について最長4年間の元金据置も可能) カードローン型 借入停止日の翌月7日から元金返済が開始される |
種類 | 一括借入型、カードローン型 |
利用できる範囲 | 各種学校への入学金や授業料、短期講座や留学などの資金 |
3-16 群馬銀行教育ローン
一括借入型とカードローン型があり、カードローン型だと利用期間中は利息のみの支払いです。大きな特徴として、一括借入型だと3,000万円、カードローン型は2,000万円までと高額な借り入れが可能です。毎月10万円以下ではあるものの、仕送り資金としても利用できるため、自宅外通学を予定している子どもを持つ方にもおすすめです。金利 | 年2.6%~3.3%(変動金利) |
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借入可能額 | 一括借入型 10万円以上3,000万円以下 カードローン型 10万円以上2,000万円以内 |
借入期間 | 4年制大学:6ヶ月以上14年6ヶ月以下 6年制大学:6ヶ月以上16年6ヶ月以下 2年制短大:6ヶ月以上12年6ヶ月以下 |
申込条件 | 以下の条件を全て満たす方 ・満18歳以上、最終返済時の年齢が満71歳未満・自営業者は営業年数が3年以上 ・前年税込年収100万円以上 (年収100未満のパート、臨時職員の場合、本人もしくは家族の持ち家に居住、配偶者の扶養に入っているというときは利用可能) ・大学、短大、専修学校に進学予定もしくは在学中の子どもを持つ方(キャリアアップのために学習する方も対象) ・指定の保証会社の保証を受けられる |
返済方法 | ・元利均等毎月返済(カードローン型は据置期間中は利息だけの支払い) ・6ヶ月ごとの均等増額返済も併用できる |
種類 | 一括借入型、カードローン型 |
利用できる範囲 | 学校に納付する入学金や授業料のほか、アパートの家賃、引っ越し費用、敷金、礼金、毎月の仕送り資金(毎月1万円以上10万円以内) |
3-17 中国銀行教育ローン
中国銀行に口座がある方や子どもが2人以上いる方など、条件を満たす方には金利の優遇が適用されます。借り換えにも対応しているため、中国銀行教育ローンよりも高い金利の教育ローンを利用している方は検討してみてはどうでしょうか。
カードローン型は利用できる範囲が狭い点には注意が必要で、本人の生涯学習費用には使えないほか、子どもの教育資金としても高校以上です。
金利 | 一括借入型 年1.650%~3.475%(変動金利) カードローン型 年3.675%~3.975%(変動金利) |
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借入可能額 | 一括借入型 10万円以上1,000万円以下 カードローン型 100万円、200万円、300万円のいずれか |
借入期間 | 一括借入型 6ヶ月以上14年以下 カードローン型 6ヶ月以上11年以下 |
申込条件 | 以下の条件を満たす方 一括借入型 ・申込時の年齢が満18歳以上満65歳以下 ・安定かつ継続した収入がある ・指定の保証会社の保証を受けられる カードローン型 ・申込時の年齢が満20歳以上満65歳以下 ・安定かつ継続した収入がある ・指定の保証会社の保証を受けられる |
返済方法 | 一括借入型 借入後から返済開始(ただし在学期間中の元金据置も可能) カードローン型 カードローン期間は利息のみの返済 ・卒業後は元利均等返済 ・親子ローンも利用可能 |
種類 | 一括借入型、カードローン型 |
利用できる範囲 | 一括借入型 子どもの入学金や授業料などの教育資金および本人の生涯学習費用(過去3ヶ月以内に支払い済のもの、および今後2年以内に必要となる費用に限る) カードローン型 高校以上の学校の教育資金 |
3-18 武蔵野銀行教育ローン
武蔵野銀行では、一括借入型とカードローン型があり、その2つを併用することもできます。仮に併用した場合、最大の借入可能額は1,000万円になり、借入期間も原則として6年6ヶ月までです。一括借入型とカードローン型を用意している金融機関は多いものの、併用できるのは珍しいでしょう。
金利 | 年1.60%~2.85%(変動金利) |
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借入可能額 | 一括借入型 10万円以上3,000万円以下 (ただし、1,000万円超の利用は医学部、歯学部、薬学部に進学する資金に限る) カードローン型 10万円以上1,000万円以下 |
借入期間 | 一括借入型 10年以内(元金据置期間無し) 16年6ヶ月以内(元金据置期間あり) カードローン型 最長6年6ヶ月以内かつ就学期間内 |
申込条件 | 以下の条件を全て満たす方 ・借入時の年齢が満18歳以上で完済時年齢が満70以下 ・安定継続した収入がある(パート・アルバイト年金収入の方も対象) ・指定の保証会社の保証を受けられる ・団体信用生命保険への加入が可能 ・勤務先または居住地が東京都内もしくは武蔵野銀行の営業エリア内にある ・武蔵野銀行関係の借り入れが延滞中でない |
返済方法 | 借入後から返済開始(最大6年6ヶ月の元金据置も可能) |
種類 | 一括借入型、カードローン型 |
利用できる範囲 | 学校に納付する教育関連資金のほか、教材費用や下宿費用、制服代や留学費用にも利用可能(ただし、支払い済の費用については、申込み時点で2ヶ月以内のものに限る) |
3-19 中央労働金庫の教育ローン
中央労働金庫の教育ローンは居住している地域の労働金庫が提供するため、地域によっては若干条件が異なる可能性があり、必ず該当する労働金庫のホームページで条件など内容を確認してください。
適用される金利は団体会員の構成員か、そうでないかによって異なります。また、奨学金の借り換えにも利用でき、奨学金の借り換えの金利は(固定金利で10年を超えて借り入れをする場合)1.400%~1.800%と低く設定されています。
金利 | 一括借入型 年2.200%~2.400%(変動金利) 年2.400%~3.900%(固定金利) カードローン型 年2.900%(変動金利)※団体会員の構成員の方 年3.180%(変動金利)※生協会員の組合員および同一生計家族の方) |
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借入可能額 | 一括借入型 1万円以上2,000万円以下 カードローン型 10 万円以上1,000 万円以下 |
借入期間 | 一括借入型 最長15年 カードローン型 最長20年 |
申込条件 | 中央労働金庫に出資のある団体会員の構成員、または自宅もしくは勤務先が中央労働金庫の事業エリア内にある給与所得者で、以下の条件に全て当てはまる方 一括借入型 ・申込時の年齢が満18歳以上、最終返済時の年齢が満76歳未満 ・同一勤務先に1年以上勤務している(自営業など、給与所得以外の方は3年以上) ・中央労働金庫所定の保証協会の保証を受けられる カードローン型 ・同一勤務先に1年以上勤務している(自営業など、給与所得以外の方は3年以上、契約社員、パート社員も可能) ・安定継続した年収が150万円以上 ・申込み時の年齢が満20歳以上で契約時の年齢が満65歳未満、最終返済時の年齢が満76歳未満 ・中央労働金庫所定の保証協会の保証を受けられる |
返済方法 | 一括借入型 ・一般タイプ ・元金据置タイプ(据置期間は最長5年) ・分割タイプ(分割・据置期間中は利息のみ、期間終了後は利息と元金を合わせて返済。なお、分割期間は4年以内、かつ分割後の元金据置期間は分割期間と合計して5年以内) カードローン型 カードローン利用中は利息のみの返済が可能 ・その後元利均等返済 |
種類 | 一括借入型、カードローン型 |
利用できる範囲 | 本人や同居家族、または非扶養を含む2親等以内の親族が在学する各種教育施設への納付金、もしくは入学、在学、留学のために必要な教育関連資金 (既に支払った費用については、支払後2ヶ月以内が対象) |
4. 民間教育ローンの選び方
民間の教育ローンは種類が多く、どれを選べばいいのか迷う方もいるでしょう。そこで民間の教育ローンの選び方のポイントを3つ紹介するので、教育ローン選びに役立ててください。
4-1 金利や借入期間
教育ローンを選ぶポイントの1つに金利や借入期間があります。
金融機関が提供する教育ローンによって、金利や借入期間は異なります。また、借入期間が長くなるほど金利の負担も重くなることを忘れてはいけません。返済期間を長く取りたいなら、できるだけ金利の低い教育ローンを選ぶようにしてください。
金利が低い教育ローンを選んだとしても、借入期間が長ければその分利息負担が大きくなります。返済が始まった後には繰り上げ返済を取り入れるなど借入期間をできるだけ短くする方法も検討しましょう。
4-2 カードローン型か一括借入型か
教育ローンの種類は大きくカードローン型と一括借入型に分けられます。カードローン型は決められた借入可能額の中で、必要な都度、必要な資金を借りられるもので、一括借入型は必要な金額を一括で借り入れる方法です。
必要な金額が確定していない場合はカードローン型を、確定しているなら一括借入型を選ぶとよいでしょう。カードローン型は便利な反面、使いすぎてしまう可能性がありますが、一括借入型では追加の融資が受けられない分、足りなくなるかもしれません。
4-3 返済方法
返済方法は原則として利息と元本を合わせた額を毎月返済します。
しかし、中には在学中は利息の返済だけでよい「元金据置返済」も選べるものもあり、収入がない在学中の返済負担を軽減できるメリットを享受できます。ただし、その分卒業後の返済負担が重くなる点に注意が必要です。 教育ローン申込者は基本的に保護者です。そのため、子どもが卒業し学費がかからなくなったタイミングで返済負担を重くするかどうかを、よく話し合って決めるようにしましょう。
5. 教育ローンに関するよくある疑問
ここでは、教育ローンを利用するときによく聞かれる疑問について回答もあわせて紹介します。ただ、詳細は利用するローンによって異なりますので、各金融機関に問い合わせるなど、各自で調べていただきますようお願いします。
5-1 社会人も借りられる?
一般的に教育ローンは学生だけではなく社会人も借りられます。民間の教育ローン以外に、国の教育ローンも社会人を対象としています。
ただ、社会人が教育ローンを利用するにあたっては、借り入れた後に無理なく返済を続けられるかどうかを考える必要があります。つまり、勉強を続けながら、働くことはできるのか、入学後の生活についてよく考えなければなりません。
学生になった後に無収入になると、その後の返済に苦しむことになりますので、安定した収入が今後も継続できるかを考えたうえで利用するようにしましょう。
5-2 進学前にも借り入れできる?
教育ローンの種類にもよりますが、基本的には進学前でも借りられます。
進学前には、受験料や受験にともなう交通費のほか、入学金や初年度の授業料も必要です。特に奨学金は進学後からの支給になるため、入学までにかかる費用が不足する場合には教育ローンで準備しなければなりません。
また、自宅外通学になると下宿先への敷金・礼金や引っ越し費用もかかります。入学までにかかる費用も場合によっては高額になるため、必要となる時期から逆算し、余裕をもって申込むようにしましょう。
5-3 学費の支払いが終わっても借り入れできる?
教育ローンにもよりますが、支払いが発生した後の一定期間までは申告可能としているところが多くみられます。
ただし、支払った日付と金額が分かる領収書を提出する必要があることや、金融機関によってはクレジットカードで支払ったものについては対象外としているところもあります。支払い方法が対象になるか、また、その金融機関が認める資金使途に該当するかについて、事前に問い合わせて確認しておきましょう。
5-4 教育ローンの使いみちはどこまで?
こちらも教育ローンによって異なります。学校に直接支払う資金のみを対象にしている教育ローンもあれば、制服代や教材費、さらには仕送り資金の目的で利用できる教育ローンもあります。
原則として教育にかかる費用に対する融資ですが、対象となる資金は提供する金融機関や教育ローンの種類(一括借入型かカードローン型か)によっても異なるため、詳しくは利用する先の金融機関のホームページで確認してください。
5-5 担保や保証人は必要?
多くの教育ローン(無担保型)は保証機関を利用しています。そのため、担保や保証人は基本的には不要です。保証機関に対する保証料は金利に含まれます。
ただし、有担保の教育ローンであれば、2,000万円、3,000万円といった高額の借入ができる商品もあります。こういったタイプの商品では、医学部や歯学部など、学費が高い学校に行くときに便利でしょう。
5-6 契約できるのは誰?
教育ローンの申込者、つまり契約者は、原則として進学する子どもの保護者もしくは親族です。金融機関によっては○等親までなど規定があるため、申込条件を確認したうえで申込者に該当するかを判断しましょう。
また、学生本人が申込者になれる場合もありますが、社会人であることが必須条件である金融機関がほとんどでしょう。なぜなら、在学中から最低でも金利分の支払いは発生するからです。収入が無ければ返済はできません。
中には前年度の年収や勤続年数が一定基準以上であることを求める金融機関もあるため、申込条件をよく理解したうえで申込み、契約するようにしましょう。
6. 教育ローンの審査に落ちてしまったときは
教育費が必要なのにもかかわらず、国の教育ローンや奨学金の条件には合わないため利用できない場合には、民間の教育ローンを利用するしか方法はありません。しかし、民間の教育ローンを利用するには審査に通る必要があります。もし、教育ローンの審査に落ちてしまったときにはどうすればよいのか、ほかの借入方法について紹介します。
6-1 カードローン
カードローンとは金融機関が提供する個人向けのローンで、原則として借り入れたお金の使い道が自由であることが特徴です。
利用するためには、審査が必要ですが、即日融資に対応している金融機関もあるため、急いで資金を調達しなければならないときの強い味方になるでしょう。
決まった額を一括で借りるのではなく、審査によって決められた借入可能額の範囲内で必要な額をその都度借り入れ、返済を行います。ただし、適用される金利が年18%~20%程度と、教育ローンよりも高めに設定されている点には注意が必要です。
6-2 フリーローン
フリーローンとは、主に銀行が提供している融資サービスで、資金使途はカードローンと同様に原則自由です。
フリーローンとカードローンの違いは、カードローンが必要な都度借り入れられるのに対し、フリーローンは、初回に一括借り入れ、後は返済を続けていく点です。また、カードローンに比べ、金利が低めに設定されています。
ただし、教育ローンのように、資金使途が教育に関わるものに限定されていないため、教育ローンよりもフリーローンのほうが基本的に金利が高くなります。
7. 教育ローンを申込むときの注意点
教育ローンを申込むときは、必ず以下の3つの点に注意しておきましょう。教育資金の調達ばかりに気を取られてしまうことがないよう、家計の負担なども考慮して申込むようにしてください。
7-1 必ず審査はある
国の教育ローンは、経済的に困難な状況を抱えている方に向けた制度のため、世帯収入に上限が設けられています。一方、民間の教育ローンは審査によって「返済能力がある」とみなされる方を対象にしています。
そのため審査では、申込者の属性や信用情報などを総合的に判断し、最終的に融資が可能か、また融資額を決定します。審査で特に重要なのが申込者の信用情報です。現在多重債務状態にあったり、過去10年以内に債務整理を行ったような状態だと、審査に通るのは難しいでしょう。
7-2 入学金納入に間に合うようにする
即日融資が可能な教育ローンもありますが、多くの場合審査に時間を要し、申込みから融資実行まで2週間程度かかる場合もあります。
入学金などは、納付期限を過ぎると入学できない可能性もあるため、必要なタイミングに間に合うよう、余裕をもって申込むようにしましょう。なお、学校に事情を話せば期限を過ぎても待ってくれる場合もあるため、準備が間に合わないときには進学先に必ず相談してください。
7-3 老後資金についても考慮する
子どものための教育資金も大切ですが、その後の自分たちの老後資金も忘れてはいけません。
教育ローンを利用するということは、利息を合わせて返済することです。ほかにも住宅ローンの返済などを抱えているのであれば、返済額が家計の負担にならないか、また老後資金を形成する余裕があるかどうかも考える必要があります。
そのためには、教育費として実際にどのくらいが必要なのかを事前に把握し、必要な額だけを借り入れることや、無理なく返済できる額にとどめることを心がけましょう。
教育ローンは種類が豊富!自分に合ったローンを選ぼう
教育ローンとは、教育にかかる費用を借り入れられるローンで、国が行うもののほかに民間の金融機関が提供するものもあります。
民間の教育ローンは多くの金融機関が提供しており、種類もさまざまです。そのため、申込条件を満たすものの中から、金利や返済期間、返済方法などを比較して、最終的に自分に合った教育ローンに申込むようにしましょう。
教育ローンの利用には審査があり、審査に通らなかった場合にはカードローンやフリーローンの検討をおすすめします。子どもの教育費も大切ですが、借りすぎることのないように、自分たちのライフスタイルも考慮したうえで必要な金額を借り入れるようにしてください。
Q & A
- 教育ローンとは?普通のローンと何が違う?
- 教育ローンとは、資金使途が「教育に関する資金」に限られたローンです。そのため、ほかの目的には利用できません。一方、カードローンやフリーローンなどは資金使途が原則自由で、さまざまな目的に利用できます。
- 教育ローンはどこも同じ?
- 提供する金融機関によって、金利や借入可能額、返済期間や資金使途の詳細が異なります。また、定められた条件を満たすことで金利の優遇が受けられる教育ローンもあります。
- 教育ローン以外の選択肢はある?
- 日本学生支援機構が行っている奨学金が利用できる可能性があります。ただし、学力基準や収入基準を満たす必要があり、誰でも利用できるわけではありません。また、勤務先の財形貯蓄制度を利用して教育資金をためておくという選択肢もあります。
- 教育ローン選びで失敗しないためには?
- 金利や返済期間、一括借入型かカードローン型かの種類の違いなど、複数の教育ローンを比較し、最終的に自分に合った教育ローンを選ぶことです。教育ローンの選択に迷ったときには、一括比較サイトの利用もおすすめです。
- 教育ローンの返済に困ったときは?
- 返済に困ったときには、今よりも金利の低い教育ローンへの借り換えが考えられます。ただし、借り換えるにあたって、再度審査を受ける必要があります。借り換えが難しい場合は、借り入れている金融機関に返済日を遅らせてもらうなど相談してみましょう。
- 教育費で困らないためにはどうすべき?
- 夫婦で教育方針についてしっかりと話し合い、どのくらいの費用が必要なのかを把握したうえで、早めに準備に取りかかることが大切です。その際には貯蓄だけでなく運用も取り入れることで、より多くの資金を準備できる可能性もあります。
- 金利ランキング
ライター紹介
- 氏名:
- 新井智美
- 保有資格:
- ファイナンシャルプランナー(CFP®)、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
- 主なキャリア:
- コンサルタントとして個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン・住宅購入のアドバイス)を行う他、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)を行うと同時に金融メディアへの執筆及び監修も行い、現在年間200本以上の執筆及び監修をこなしている。これまでの執筆及び監修実績 は1,500本以上。
ライター紹介
- 氏名
- 新井 智美(あらい ともみ)
- 保有資格
- ファイナンシャルプランナー(CFP®)、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
- 主なキャリア
- コンサルタントとして個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン・住宅購入のアドバイス)を行う他、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)を行うと同時に金融メディアへの執筆及び監修も行い、現在年間200本以上の執筆及び監修をこなしている。これまでの執筆及び監修実績 は1,500本以上。
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