【第63回】おまとめローンのメリット・デメリットを徹底比較!おまとめローンを使うべき人はどんな人?
今回はおまとめローンの概要を解説するとともに、メリット・デメリット、さらには向いている人についても紹介します。
この記事は約12分30秒で読むことができます。
お急ぎの方、おまとめローンのランキングを知りたい方は、このページ下部のこちらをご覧ください。
1. おまとめローンとは
おまとめローンとは、複数のローンを1つにまとめるローン商品です。例えば、現在A社から30万円(毎月の返済額:1万5,000円)、B社から50万円(毎月の返済額:2万5,000円)、C社から40万円(毎月の返済額:2万円を借り入れている場合に、おまとめローンを利用して、1社から120万円(毎月の返済額:3万円)を借り入れる形に変更する仕組みです。
おまとめローンを利用することで、それまで毎月6万円の返済額が半額の3万円まで引き下げられるほか、借入金額が100万円を超えるため、それまでは最大金利が18%だったところが15%に引き下げられます。そのため、これまでよりも低い金利で借りられる可能性が高くなります。くわしくは「おまとめローンのメリット」の章で説明します。
また、おまとめローンは総量規制の対象外になることも特徴です。なぜなら、総量規制には例外が設けられており、「顧客に一方的に有利になる貸付」は対象外とされているからです。おまとめローンを利用することで、利用者の返済負担の引き下げ、さらには返済管理の簡略化といった有利性が得られることから、おまとめローンは総量規制の対象外になります。
ただし、総量規制は絶対に借りられる金額を示しているわけではありません。おまとめローンを利用するからといって、無条件で年収の3分の1以上借りられるわけでなないことも覚えておきましょう。
1-1 借り換えとの違い
借り換えとは、既存のローンについて、現在の借入先とは別の新しいローン会社に借り換えることを言います。おもに、現在借りているローンよりも金利が低い他社のローンに借り換えることにより、金利分の支払いを減らす目的で使われます。
一方、おまとめローンは複数社からの借入金を1本化することです。おまとめローンも借り換えのようにより金利が低い金融機関へ借り換えるものではありますが、複数の借金を1つにまとめることができるのが特徴です。
2. おまとめローンのメリット
ローンが複数あり困っているとおまとめローンを利用したいと考える人も多いでしょう。実際に、おまとめローンには以下のようなメリットがあります。2-1 金利が低くなる可能性がある
適用される上限金利は利息制限法という法律によって決められています。そしてその内容は以下のとおりです。
- 借入金額が10万円未満:年20%
- 借入金額が10万円~100万円未満:年18%
- 借入金額が100万円以上:年15%
例えば、A社、B社、C社から借り入れており、それらの金額がそれぞれ100万円未満だった場合、上限金利は年18%です。それをおまとめローンで1本化し、借入金額が100万円以上になった場合には、適用される上限金利は年15%です。このことから、おまとめローンを利用することで、これまでよりも適用される金利が低くなる可能性があります。
ただし、場合によってはおまとめローンを利用する前と金利が変わらないケースや、逆に金利が高くなるケースもあります。
2-2 借入件数を減らせる
複数社からの借り入れがある状態を、多重債務といいます。また、複数社からの借り入れがあることは、個人信用情報機関に登録されます。
多重債務の状態でも、きちんと返済を行っていれば、事故情報が登録されることはありませんが、借入先はすべて記録されます。あまりにも借入件数が多いと、ローンの審査のときに不利に働く可能性もあるでしょう。
おまとめローンの特徴は、複数のローンを1本化することです。結果として、借入件数を1本にでき、何社からも借りている「多重債務」の状況ではなくなります。借入件数を以前より減らせることは、おまとめローンの大きなメリットです。
2-3 返済の管理が楽になる
複数社から借り入れている場合、返済日や返済額が金融機関によって異なるため、返済の管理が大変になります。借入先が多ければ多いほど、返済日までに返済金額を用意する必要があり、返済し忘れるリスクも高くなります。
返済し忘れの回数が少なくて、すぐに返済が可能であれば問題ありませんが、返済のし忘れや、長期的に滞納をする、といったことを繰り返すと、今後はあらたな借り入れは難しくなります。
そこでおまとめローンを利用し、返済先を1社にすることで、返済管理も楽なり、返済し忘れるリスクも少なくなるでしょう。金利や返済総額が下がらなかったとしても、返済管理が楽になるということは、おまとめローンを利用する大きなメリットです。
2-4 基本的に無担保
一般的に、借入金額が多いローンは担保の提供を求めることがあります。例えば住宅ローンを借りるのであれば、購入する住宅を担保として提供し、返済不能の状態に陥った際には、担保である不動産で返済します。
融資金額が大きいローンはそれだけ貸し倒れリスクが高まることからも、融資を行う金融機関も慎重にならざるを得ない状況です。 しかし、多くのおまとめローンは無担保で借り入れられます。担保を提供せずにまとまった金額を借り入れられる点はメリットでしょう。おまとめローンの中には、不動産を担保にすることで、さらに借入限度額を上げられる商品もあります。
3. おまとめローンのデメリットとその対処方法
おまとめローンのメリットについて解説してきましたが、もちろんおまとめローンにはメリットだけではなく、デメリットもあります。どのようなデメリットがあるのかについて、借入前に把握しておきましょう。
3-1 審査に通りやすいわけではない
おまとめローンを利用する際は、もちろん申込後に審査に通過する必要があります。通常、ローンの審査では、他社からの借入件数が多いと審査に不利に働きます。しかし、おまとめローンは複数社からの借り入れを1本にまとめるという特性上、借入件数が複数あったとしても、通常のカードローンの審査に比べると、審査に通る可能性は高いでしょう。
とはいえ、審査でチェックするのは借入件数だけではありません。申込者の属性や信用情報などを総合的に判断し、融資した金額をきちんと返せるだけの返済能力があるかどうかをチェックすることが審査の最大の目的です。
そのため、複数社から借り入れがある人を対象にしているおまとめローンを申込んでも、誰しもが審査に通過し、利用できるわけではありません。
3-2 【対処法】現在の借入件数・借入総額をなるべく減らしてから審査を受ける
おまとめローンの審査に通りやすくするための対処法としては、現在の借入件数そして借入総額をなるべく減らすことが挙げられます。現在借りているローンは随時返済をして早めの完済を試みましょう。
随時返済をすることで、利息負担の減少、さらには総返済額を削減することにもつながり、おまとめローンで1本化するよりも利息負担を削減できる可能性もあります。
借入件数が多いということは、計画的な返済ができず、その結果追加で他社から借りているのではないかと思われてしまいます。できれば、借入額の残債が少ないローンについては完済をして、全体の借入件数を減らしてから申込みましょう。
3-3 返済期間が長くなる可能性がある
おまとめローンを利用することで、毎月の返済額を削減できる可能性がありますが、毎月の返済額が少ないということは、返済のスピードが遅くなることを意味します。その結果、おまとめローンで1本化する前よりも返済期間が長くなる可能性もあります。
返済期間が長くなると、「新たに資金が必要になった時に借り入れがしにくい」ことや、「長期間ローンの返済をしなければならない状況は、精神的な負担になりやすい」というデメリットに繋がりかねません。
3-4 【対処法】毎月の返済額や返済期間を事前にシミュレーションする
おまとめローンを利用する際は、事前に毎月の返済額や返済期間をシミュレーションしておきましょう。そのうえで、今後予定されているライフイベントを考慮しながら、毎月無理なく返済できるかどうかを考えてみてください。
返済においては、随時返済を視野に入れることも大切です。いつ、どのくらい返済を行えるかを考え、それを行うことでどれだけ返済期間を短縮できるのかを実際にシミュレーションして確認しておくとよいでしょう。
ありがちな失敗例としては、無理がある返済金額でシミュレーションをしてしまうことです。シミュレーションはあくまでも仮定の話であり、実際に行動に移してから初めてその効果が発揮できます。返済については、計画通りに返済ができるような金額で試算することを心掛けてください。
3-5 追加で借り入れできないリスクもある
基本的に、おまとめローンは複数のローンを1本化して返済をする、いわゆる返済専用のローンです。そのため、通常のカードローンのように、新たに資金が必要な場合でも追加の借り入れができません。
また、おまとめローンを利用しているという事実は、個人信用情報機関に登録されます。個人信用情報機関とは、個人の信用情報を管理して共有している機関で、新たなローンの申込みがあった際などに、金融機関は必ず個人信用情報機関に照会をかけます。
その際におまとめローンを利用していることが判明すると、審査に通らない可能性が高くなり、他社でも新たな借り入れが難しくなります。
3-6 【対処法】フリーローンも検討する
フリーローンとは用途が自由なローンです。カードローンも同じく用途が自由なローンですが、追加の借り入れができない点が異なります。フリーローンにも無担保型と有担保型があり、有担保型の方が借入限度額は高く設定されています。
カードローンよりも低金利で利用できる点が魅力ですが、追加で借り入れたい場合は、その都度申込みをして審査に通過しなければなりません。
しかし、おまとめローンとは異なり、希望の借入額は自由に設定できるため、申込む時点で借り換え分と合わせて追加での借り入れ分も一緒に借りられる可能性があります。
4. おまとめローンを利用するときの注意点
おまとめローンのメリットそしてデメリットを理解したうえで、さらに利用するにあたっての注意点も知っておきましょう。注意点を理解しておくことで、より効率的におまとめローンを利用できます。
4-1 基本的に住宅ローンとカードローンはおまとめできない
住宅ローンは、住宅の購入資金を借り入れることを目的としたローンです。このようなローンを目的別ローンと言いますが、目的別ローンはその商品ごとに異なる金利が設定されています。そして、原則として異なる目的別ローンを1つにまとめることはできません。
同じ理由から、目的別ローンとカードローンもまとめられません。ただし、住宅ローンとリフォームローンのように住宅に関する資金という点で目的が同じものであれば、条件次第ではまとめられる可能性があります。
ただ、すべての住宅ローンがおまとめできないわけではなく、ほかのカードローンやフリーローンを住宅ローンに1本化できる商品は存在します。
4-2 まとめられるローンには制限がある
おまとめローンでは、すべての借り入れをまとめられるわけではありません。おまとめローンによっては、銀行カードローンやクレジットカードのショッピング利用枠やリボ払い分はおまとめ対象外としているものもあります。
その違いは、おまとめローンを提供している金融機関にあります。
銀行系のおまとめローンの場合、資金使途は原則自由となっているため、ほかの銀行カードローンやクレジットカードのショッピング利用枠やリボ払い分もおまとめの対象です。
しかし、消費者金融が提供するおまとめローンは貸金業法に基づいたおまとめローンであるため、消費者金融のカードローンやクレジットカードのキャッシング分のみに限定されます。
4-3 借りた元金が減るわけではない
おまとめローンを利用することで、これまでよりも低い金利が適用される可能性があることや、毎月の返済が楽になるというメリットがあるものの、現時点での他社からの借り入れを1本化するため、返済する元金が変わるわけではありません。
つまり、現在の借入残高がそのままおまとめローンの借入金額になるだけであり、元金部分は同じです。
おまとめローンで1本化することにより、返済が容易になるものの、返済する元金が減るわけではない点をしっかりと理解しておきましょう。
4-4 低金利で借り入れできるかは事前に確認が必要
おまとめローンを利用することで、これまでよりも低い金利が適用される可能性はありますが、実際は借りるまで分からないため、おまとめローンを利用する前と後の金利を比較する必要があります。
現在、低金利で借りているなら、おまとめローンを利用しても金利が下がらないばかりか、逆に金利が上がってしまう可能性もあります。そのため、事前に必ず比較して検討するようにしてください。
4-5 その後のことも考える
おまとめローンは契約して終わりではありません。おまとめローンはこれまでの複数のローンを返済することを目的としているため、申込前に実施したシミュレーションをもとに作成した返済計画に沿って確実に返済していくことが求められます。
そのためにも、無理のない返済計画を立て、余裕を持って返済を行っていきましょう。必要に応じて繰上返済を取り入れるなど工夫することも大切です。
5. おまとめローンが向いている人とは?
おまとめローンは、通常のカードローンとは異なる特徴を持っています。そのことを理解したうえで利用する必要がありますが、実際におまとめローンの利用に向いている人とはどのような人なのでしょうか。以下に具体例を紹介します。
5-1 借り入れを増やしたくない人
おまとめローンは、返済専用のローンであり、追加の借り入れは原則としてできない点からも、現在の借入件数や借入額を減らしたい人に向いています。また、現在の毎月の返済が厳しいと感じている人や、金利が高いと感じている人にも向いているでしょう。
5-2 借入件数を減らし負担を軽くしたい人
現在の借入件数が多く、管理が大変だと感じている人もおまとめローンが向いているでしょう。例えば、現在どこの会社に、いつ、どのくらい返済しなければならないのかを管理ができなくなっている状態であれば、おまとめローンを利用するべきです。
返済管理ができていない状況であれば、返済し忘れ、さらには延滞のリスクも高くなります。もし延滞の状態になってしまうと、事故情報として信用情報機関に登録され、おまとめローンの利用自体が出来なくなってしまいます。
そうなる前に、早めにおまとめローンを利用して現在の借り入れを1本化し、負担を軽くすることを考えましょう。
6. おまとめローンの審査に落ちた場合
おまとめローンに申込み、審査に落ちてしまった場合、現在の借入金を返済する手段としてほかにどのような方法が考えられるのでしょうか。おまとめローンが利用できない場合は、以下のことを試してみましょう。
6-1 債務整理を検討する
債務整理とは、合法的に借入金額を減らしたり、免除させることができる方法で、「任意整理」、「特定調停」、「個人再生」、「自己破産」の4つの方法があります。
任意整理は、債務整理のなかでも裁判所の手続きなしで利用できるものです。具体的には、借入先の金融機関と直接交渉し、
- 将来発生する利息をゼロにする
- 遅延損害金をなしにする
- 返済期間を再設定する
などを話し合い、最終的に借入金額の減額をする方法です。
特定調停とは、裁判所に仲介してもらい、金融機関と話し合って返済計画を立て直し、借入金額を減額させる方法です。特定調停を利用するためには条件があり、誰でも利用出来るわけではありません。
個人再生とは、裁判所に申し立て、再生計画の認可を受けることで現在の借入金額を5分の1から10分の1程度まで減額してもらうことです。個人再生を利用するためにも、条件があります。
そして、自己破産とは、裁判所に申し立て、免責してもらうことで借入金額全額の返済を免除してもらう方法です。返済を免除されるものの、自己所有の一定以上の価値がある財産は没収されてしまいます。
このように債務整理には法律に則ったやり方で借入金額を減少もしくは免除できるというメリットがあるものの、債務整理を行ったという情報が個人信用情報機関に登録され、一定期間消えないというデメリットもあります。登録されている間は、新たにローンの審査に通ることは難しくなるでしょう。
6-2 公的融資の利用を考える
日本には、生活困窮者に向けた低利子の貸付制度があります。
生活福祉資金貸付制度
住民税非課税世帯の低所得世帯や障害者世帯、高齢者世帯に向け、さまざまな資金の貸付を行っています。例えば生活支援費の場合、単身者なら月15万円以内の貸付を行っており、連帯保証人がいれば無利子で借りられます。また、一時生活再建費として60万円以内を一時的に借り入れ可能です。
生活困窮者自立支援制度
働きたくても働けないなどといった生活困窮者に対し、住居確保給付金の支給や自立相談支援事業などを行っています。相談窓口は市区町村になります。
また、事業を行っている人向けには、日本政策金融公庫が無担保で事業資金の貸付を行っています。
6-3 市区町村などに相談する
お金に困っている時は、社会保険料の支払いも難しくなる可能性があります。例えば年金保険料の支払いが困難な場合は、市区町村の窓口に相談することで、分割納付や、支払い猶予および免除が利用できます。
また、生活に困った時の相談先として、市区町村に相談窓口が設けられています。必要に応じて相談してみましょう。
7. おすすめのおまとめローン
ここからはおすすめのおまとめローンを紹介します。それぞれのおまとめローンの特徴を理解し、自分にあったおまとめローンを見つけてください。
※紹介しているおまとめローンの情報は2022年7月現在のものです
7-1 中央リテール「おまとめローン」
他社に比べて上限金利が低く、1本化することにより今までよりも低金利での利用が期待できます。
他社からの借り入れが5社以上かつ200万円以上の人が利用できる点からも、現在の返済を負担に感じている人に向いています。最短翌営業日に融資してもらえる点も魅力と言えるでしょう。ただし、利用できない地域もあるため、その点には注意してください。
金利 | 年10.95%~13.0% |
---|---|
借入限度額 | 500万円 |
返済期間 | 最長10年 |
申込条件 | ・要問合せ ・利用できない地域がある |
おまとめ対象ローン | 貸金業者(みなし貸金業者を含む)からの借入金 |
7-2 プロミス 「おまとめローン」
プロミスのおまとめローンは、インターネットでの申込みはしていないものの、審査通過後に自動契約機や店頭窓口で必要書類を発行できます。契約後すぐに借り入れもできるため、急ぎの人におすすめです。
また、返済期日が5日・15日・25日・末日から選択できるため、給料日後の支払いに設定できたりと、利用者の都合に合わせて選択できるのも特徴です。
金利 | 年6.3%~17.8% |
---|---|
借入限度額 | 300万円 |
返済期間 | 最長10年 |
申込条件 | 20歳以上65歳以下で、安定した収入のある人 (パートやアルバイトでも可) |
おまとめ対象ローン | 消費者金融およびクレジットカードによる借入金 (ただし、銀行のカードローンおよびクレジットカードのショッピング利用枠を除く) |
7-3 アイフル 「おまとめMAX」
アイフルのおまとめMAXは、アイフルを利用中の人に向けたおまとめローンで、初めてアイフルを利用する人に対しては「かりかえMAX」という商品が用意されています。
借入限度額が800万円と高額に設定されており、おまとめローン利用時の他社からの借入金額が高額な人に向いています。また、インターネットでの申込みなら24時間365日手続きが可能です。
金利 | 年3.0%~17.5% |
---|---|
借入限度額 | 1万円~800万円 |
返済期間 | 最長10年 |
申込条件 | 満20歳以上で定期的な収入がある人、かつ返済能力があり、アイフルの審査基準を満たす人 |
おまとめ対象ローン | 貸金業者、銀行ローン、クレジットカードのリボ払いなど (銀行ローン、ショッピングリボのおまとめを希望する場合、書類の提出が必要) |
7-4 東京スター銀行「おまとめローン」
最高1,000万円まで借入可能となっている点は魅力的です。インターネットで申込みでき、契約までWEBで完結できるため、人に知られずにおまとめローンを利用したい人にもおすすめです。
ただし、利用にあたって東京スター銀行の口座が必要になりますので、まだ口座を持っていない人はインターネットで口座開設の手続きを行っておきましょう。
金利 | 年9.8%・12.5%・14.6% |
---|---|
借入限度額 | 30万円~1,000万円 |
返済期間 | 最長10年 |
申込条件 | ・申込時年齢が満20歳以上、65歳未満 ・給与所得者(正社員・契約社員・派遣社員の人) ・年収200万円以上 ・保証会社の保証が受けられる人 ・過去に債務整理や自己破産をしていない人 ・現在利用中のローンを延滞していない人 |
おまとめ対象ローン | 金融機関のローン全般 |
おまとめローンを利用するならデメリットを把握してから
おまとめローンは複数のローンを1本化でき、返済の負担を軽くすることができる可能性がありますが、一方で、商品によってはまとめられるローンに制限があることや、実際に今までよりも低い金利が適用されるかは比較してみないと分かりません。
申込みにあたっては、必ずシミュレーションを行い、無理なく完済できるかどうかを確認してから申込むようにしましょう。返済の際には随時返済を併用するなど、早めの完済を心掛けるようにしましょう。
- 審査回答期間
ライター紹介
- 氏名:
- 新井智美
- 保有資格:
- ファイナンシャルプランナー(CFP®)、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
- 主なキャリア:
- コンサルタントとして個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン・住宅購入のアドバイス)を行う他、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)を行うと同時に金融メディアへの執筆及び監修も行い、現在年間200本以上の執筆及び監修をこなしている。これまでの執筆及び監修実績 は1,500本以上。
おまとめローンに関するよくある質問
ここからはおまとめローンについてよくある質問について、その回答と合わせて紹介します。
- おまとめローンとは?
- おまとめローンとは、複数の金融機関からの借り入れを1つにまとめるローンのことです。ローンを1つまとめることで、複数のローンの返済日を1つに集約させ管理しやすくなります。また、金利の低いおまとめローンを利用することで返済総額を減額させることも可能です。
- おまとめローンの審査基準とは?
- おまとめローンの審査基準は一般的に「返済能力があること」や「信用情報に問題がないこと」などです。返済能力については、年齢や勤務先、年収などが判断材料となります。また、返済が遅れていたり債務整理をした過去がある場合、信用情報機関に履歴が残ります。内容によっては5年~10年の履歴が残り、その場合は審査通過が難しくなります。
- おまとめローンの返済方法は?
- おまとめローンは複数の金融機関からの借り入れを1つにまとめるローンのことです。おまとめローンを契約し、借り入れをしたら既存の複数のローンをすべて返済します。その後、返済先が1つとなったおまとめローンに対して返済していきます。
- おまとめローンでお金を借りるまでの流れは?
- まずはおまとめローンの申込みをします。その後、金融機関側で仮審査・本審査を実施します。本審査にあたっては、「本人確認書類」や「収入証明書」などの必要書類を提出します。審査に通過後、契約を締結し、指定口座に借入金が入金されます。なお、審査結果に応じて本人の借入可能額の上限が決まります。
- おまとめローンを利用するには保証人が必要?
- 一般的に、おまとめローンは保証人が不要なローンです。金融機関によっても異なりますが、保証会社が保証人の役割を担っています。保証会社とは、ローンの契約者に代わってローンの返済を行ってくれる会社のことです。金融機関は保証会社に保証料を支払い、契約者の返済が滞った際には保証会社から弁済金を受け取ります。
- おまとめローンの借り入れまでの日数はどのくらい?
- おまとめローンの借り入れまでの日数は金融機関の種類によっても異なります。銀行の場合は、2営業日~3営業日以上掛かる傾向です。一方、消費者金融の場合は最短即日での融資が可能な場合もあります。一般的におまとめローンは、複数ある借り入れをすべて返済するための金額を借り入れるため、カードローンよりも審査に時間を要します。
ライター紹介
- 氏名
- 新井 智美(あらい ともみ)
- 保有資格
- ファイナンシャルプランナー(CFP®)、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
- 主なキャリア
- コンサルタントとして個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン・住宅購入のアドバイス)を行う他、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)を行うと同時に金融メディアへの執筆及び監修も行い、現在年間200本以上の執筆及び監修をこなしている。これまでの執筆及び監修実績 は1,500本以上。
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