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【第8回】おまとめローンの審査に通るか不安!審査基準や審査に通るために今からできること

2020年08月28日
おまとめローンの審査に通るか不安!審査基準や審査に通るために今からできること
おまとめローンは、複数社からの借り入れを1つにまとめる金融商品です。上手に利用すればメリットの大きいサービスですが、おまとめローンにも審査があり、誰でも利用できるというわけではありません。「審査に通るか不安だ」と思っている方もいるでしょう。この記事では、おまとめローンの審査基準や審査に通るためのポイントを解説します。利用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

この記事は約6分15秒で読むことができます。

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    1. おまとめローンとは?メリットと注意点

    おまとめローンとは、複数の借入先を一本化できるサービスです。消費者金融や銀行、信用金庫などがおまとめローン専用の金融商品を提供しています。金利、借入可能額などの詳細は、各金融機関によって異なります。おまとめローンには多重債務者の生活再建をサポートするという側面があるため、原則的に追加融資が受けられません。計画的な完済を目指す方にうってつけの返済専用ローンです。

    おまとめローンの主なメリットは下記の2点です。

    1. 返済管理が楽になる
    2. 金利や返済総額が下がる

    たとえば、ある人の借り入れが下記のような状況だったとします。

    • A社から70万円(金利年14%)
    • B社から25万円(金利年18%)
    • C社から5万円(金利年18%)

    それぞれの借入先で返済日や返済方法が異なると管理が難しくなりがちです。おまとめローンを利用すれば借入先が1つになって返済日を覚えやすくなり、返済忘れによる延滞も防ぎやすくなります。

    金利を下げられることも、おまとめローンの見逃せないメリットです。貸付金利の上限は利息制限法で下記のように定められています。

    • 元本の金額が10万円未満:上限金利年20%
    • 元本の金額が10万円以上100万円未満:上限金利年18%
    • 元本の金額が100万円以上:上限金利年15%

    元本が大きいと上限金利が下がるため、おまとめローンで借り入れをまとめると金利が下がる場合があります。先の例では借入金額の合計が100万円となり、金利が下がる可能性は高めです。ローンの条件によっては返済総額も減らせますが、返済期間が長くなる場合もあるため、十分注意しましょう。

    おまとめローンを利用する際の主な注意点は下記の2点です。

    1. 金利が下がる借り入れだけをまとめる
    2. おまとめローン返済中に他社借入が必要になるかどうかを検討する

    先の例でおまとめローンの金利が15%だった場合、B社とC社の金利は下がりますがA社の金利は上がるため「おまとめ」の対象から外すほうがお得です。

    おまとめローンの返済中にまとまったお金が必要になる場面も想定されます。おまとめローンの契約で他社からの新規借入を禁止している場合、融資を受けると契約違反の責任を問われるおそれがあります。申込みをする前に契約内容をしっかり確認しましょう。追加融資の相談に応じてくれるおまとめローンもあるため、将来的なライフイベントなども考慮に入れながら自分に合ったローンを探すことが大切です。

    契約によっては、おまとめローンを利用して完済した金融商品の解約を求められる場合もあります。カードローンなどを1度解約すると、再契約して審査に通らない限りお金が借りられなくなるため、注意が必要です。解約を要求されない場合は、おまとめローン返済中も引き続きお金を借りられます。とはいえ、おまとめローンを利用して生活を立て直したい場合は、新しい借金をできるだけ作らないよう心がけましょう。

    2. おまとめローンの審査について

    ここでは、おまとめローンの審査基準や厳しさについて説明します。

    2-1. おまとめローンの審査はゆるい?

    おまとめローンだからといって必ずしも審査がゆるいわけではありません。サービスの主な対象となる多重債務者には、お金の管理が苦手な方も少なくないため、きちんとお金を返してくれる人物かどうかを審査で慎重に見極めることになります。

    そもそも、おまとめローンに限らず、融資の審査は通常借入希望額が多くなるほど厳しくなります。大金を貸して戻ってこないと損失になってしまうためです。「おまとめ」することで借入金額が高額になるぶん、審査は厳しくなると考えるほうが無難です。ローンの審査基準は通常公表されませんが、一般的に消費者金融のおまとめローンのほうが銀行のおまとめローンよりも金利が高く、審査に通りやすいといわれています。

    2-2. おまとめローンの審査基準は?

    おまとめローンの審査基準で重視されるポイントは下記の2つです。

    1. 返済能力があるかどうか
    2. 過去に重大な金融事故を起こしていないかどうか

    審査の目的は「借りたお金を完済できる人物かどうか」をチェックすることです。十分な返済能力があって、かつ過去に金融事故を起こしていない方は、完済の確率が高いと考えられます。審査で信用できる人物だと判断されれば審査に通る可能性が高まります。どちらかのポイントに不安がある場合、申込みを遅らせたり控えたりしたほうが良いケースもあるため、慎重に判断しましょう。

    返済能力の審査では、年収や勤務先、勤続年数、家族の有無、住居形態などの項目が総合的に判断されます。年収が多いほど、勤続年数が長いほど有利になりやすいのは一般のローンと同様です。同じ条件なら単身者や住宅ローンを抱えていない方のほうが有利です。

    収入に見合わないほど借入希望額が多いと、たとえ年収が高くても返済能力が疑われます。年収に占める年間返済額の割合を返済負担率といいます。返済負担率が高い方は「返済能力に不安がある」とみなされやすく、審査では不利です。年収が低くても返済とのバランスが取れていて毎月の返済が可能だと判断されれば、審査に通る可能性があります。

    一方、金融事故のチェックは個人信用情報に照会をかけることで実施されます。個人信用情報は日本国内に3つある個人信用情報機関で管理されており、相互に情報をやり取りしているため、金融事故を起こした事実を隠すことは不可能です。長期にわたる滞納や頻繁な延滞、債務整理などの重大な金融事故を起こしていると、審査に通ることが非常に難しくなります。クレジットカードやカードローンだけではなく、携帯端末の分割払いや奨学金返済も記録の対象になることを知っておきましょう。

    3. おまとめローンの審査に落ちる理由

    ここまでは、おまとめローンの審査基準について説明してきました。ここからは、審査落ちにつながる具体的な要因について紹介します。

    3-1. 雇用形態や収入などの返済能力

    おまとめローンが利用できるのは、基本的に安定的な収入がある方のみです。毎月給料を得ている会社員や公務員は「安定的な収入がある」とみなされやすく、審査では有利です。一方、自営業や個人事業主、投資家、専業主婦などは、安定的な収入がないと判断されるケースも少なくありません。「勤続年数が短い」「短期間で何度も転職を繰り返す」といったことも、審査のマイナス要因です。

    返済能力の評価は、金融機関によっても異なります。たとえば、東京スター銀行のおまとめローン「スターワン乗り換えローン」では、自営業やパート・アルバイトの方は申込み自体ができません。一方、アイフルの「おまとめMAX」では、定期的な収入がある20歳以上の方はすべて審査対象です。ただし、申込みができたとしても審査に通るとは限りません。おまとめローンの利用を検討している方は、複数の金融機関をチェックして自分に合ったローンを選ぶとよいでしょう。

    3-2. 他社借入の額や件数が多い

    借入金額や借入件数が非常に多く、完済が難しいと判断される場合も審査に通ることが難しくなります。おまとめローンは基本的に多重債務者を対象としているため、借り入れが複数あることが直ちに審査落ちの原因になるわけではありません。とはいえ、借入金額や借入件数が多いほど審査で不利になることは一般のローンと同じです。

    3-3. 他社の返済状況が悪い

    個人信用情報を照会すれば、他社の返済状況が良好かどうかもチェックできます。返済状況が悪いと、審査落ちの確率が高まります。一方、個人信用情報の記録は一定の保有期間が過ぎれば消去される仕組みです。過去に金融事故を起こしていたとしても、消去済みであれば問題ありません。保有期間が過ぎたにもかかわらず消去されていない場合は、登録した事業者に削除依頼をすることも可能です。心当たりのある方は、申込みをする前に個人信用情報機関に開示請求をして、記録の有無を確認しておくと安心です。

    4. おまとめローン審査に通るためにすべきこと

    ここからは、おまとめローンの審査に通るために自分でできることについて解説します。

    4-1.現在の借入金額と借入件数を減らす

    「多額の借り入れがある」「複数の借入先がある」という場合は、件数や金額をできるだけ減らしてから申込みをすることが大切です。ボーナスを繰り上げ返済に充てるなどして、できるだけ借入金額を減らしましょう。金額の少ない借金を優先的に完済して、借入件数を減らすことも効果的です。

    4-2. 勤続年数を重ねる

    勤続年数は1年以上あることが望ましいため「もう少しで勤続年数が1年になる」という方はそれまで待ってから申込みをしましょう。そもそも「勤続年数1年以上」が利用の条件になっている場合もあります。勤続年数が短いと「完済する前に仕事をやめるのではないか」と思われやすく、完済が難しいと判断されると審査落ちの原因になります。

    4-3. 1件ずつ申込む

    おまとめローンの審査には1件ずつ申込むことも重要です。借金の申込みをすると、それが個人信用情報に記載されるため、審査をする事業者には「何社にいくらの借金を申込んでいるのか」が筒抜けになります。短期間のうちに複数社に借金を申込むと「お金に困っている人物だ」と思われやすく、審査に落ちる確率が上がります。「審査に落ちる可能性がある」と思った場合でも、1度に複数のおまとめローンに申込むのは厳禁です。

    できるだけのことをしてから申込もう!

    おまとめローンを使えば複数の借入先を1つにまとめられるため、返済管理の負担が軽くなります。年収と借入金額のバランスが取れていれば、年収が低いからといって直ちに利用を諦める必要はありません。あらかじめ条件を満たしていることを確認したうえで、できるだけの準備をしてから申込みをすることが大切です。複数社からの借り入れがある方は、おまとめローンの利用を検討してみてはいかがでしょうか。また、「どのおまとめローンを選べばよいかわからない」という方は、「カードローンプラス」を活用して、自分にあったおまとめローンをみつけましょう。

    • 審査回答期間

    ライター紹介

    氏名
    ひまり
    主なキャリア
    Webライター歴4年。
    もともとシステムエンジニアだったが、結婚、出産、育児と専業主婦の期間を活かして知識を習得し始めたことがきっかけで、現在はカードローンやキャッシング、税金関係の記事を得意とし、複数メディアのライターとして寄稿している。現在は簿記の勉強中。

    おまとめローンに関するよくある質問

    ここからはおまとめローンについてよくある質問について、その回答と合わせて紹介します。

    おまとめローンとは?
    おまとめローンとは、複数の金融機関からの借り入れを1つにまとめるローンのことです。ローンを1つまとめることで、複数のローンの返済日を1つに集約させ管理しやすくなります。また、金利の低いおまとめローンを利用することで返済総額を減額させることも可能です。
    おまとめローンの審査基準とは?
    おまとめローンの審査基準は一般的に「返済能力があること」や「信用情報に問題がないこと」などです。返済能力については、年齢や勤務先、年収などが判断材料となります。また、返済が遅れていたり債務整理をした過去がある場合、信用情報機関に履歴が残ります。内容によっては5年~10年の履歴が残り、その場合は審査通過が難しくなります。
    おまとめローンの返済方法は?
    おまとめローンは複数の金融機関からの借り入れを1つにまとめるローンのことです。おまとめローンを契約し、借り入れをしたら既存の複数のローンをすべて返済します。その後、返済先が1つとなったおまとめローンに対して返済していきます。
    おまとめローンでお金を借りるまでの流れは?
    まずはおまとめローンの申込みをします。その後、金融機関側で仮審査・本審査を実施します。本審査にあたっては、「本人確認書類」や「収入証明書」などの必要書類を提出します。審査に通過後、契約を締結し、指定口座に借入金が入金されます。なお、審査結果に応じて本人の借入可能額の上限が決まります。
    おまとめローンを利用するには保証人が必要?
    一般的に、おまとめローンは保証人が不要なローンです。金融機関によっても異なりますが、保証会社が保証人の役割を担っています。保証会社とは、ローンの契約者に代わってローンの返済を行ってくれる会社のことです。金融機関は保証会社に保証料を支払い、契約者の返済が滞った際には保証会社から弁済金を受け取ります。
    おまとめローンの借り入れまでの日数はどのくらい?
    おまとめローンの借り入れまでの日数は金融機関の種類によっても異なります。銀行の場合は、2営業日~3営業日以上掛かる傾向です。一方、消費者金融の場合は最短即日での融資が可能な場合もあります。一般的におまとめローンは、複数ある借り入れをすべて返済するための金額を借り入れるため、カードローンよりも審査に時間を要します。

    ライター紹介

    氏名
    ひまり(ひまり)
    主なキャリア
    Webライター歴4年。 もともとシステムエンジニアだったが、結婚、出産、育児と専業主婦の期間を活かして知識を習得し始めたことがきっかけで、現在はカードローンやキャッシング、税金関係の記事を得意とし、複数メディアのライターとして寄稿している。現在は簿記の勉強中。
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