【第15回】カードローンの比較方法とおすすめのものを紹介!金利や審査についても解説
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1.そもそもカードローンとは?
カードローンを利用したことがなければ、そもそもカードローンについて詳しく知らないという人もいるでしょう。この章では、カードローンの仕組みやクレジットカードのキャッシングとの違いを解説します。カードローンを利用するメリットもあわせて確認しましょう。
1-1.カードローンとは?クレジットカードのキャッシングとの違い
カードローンは、契約すれば借入限度額の範囲内でお金を借りられます。無担保・無保証で利用でき、利用額は分割で毎月少しずつ返済する仕組みです。借入方法は利用するカードローンによって異なりますが、一般的にはコンビニなどに設置されたATMに専用カードを挿入して手続きします。中には、専用カードなしでスマホさえあればお金を借りられる便利なカードローン商品もあるのがポイントです。クレジットカードのキャッシング機能とカードローンを混同する人がいますが、カードローンの方が金利は低めに設定されています。また、カードローンは、クレジットカードのキャッシング機能よりも借入限度額が高いのが特徴です。カードローンとクレジットカードのキャッシング機能のどちらを利用すれば良いか分からないときは、借入期間が短期間で借入希望額が少額の場合はキャッシングを選びましょう。キャッシングの審査はカードローンよりも早い傾向があるので、急な入り用でも十分対応できます。一方、借入期間が比較的長くてまとまった額の借り入れを希望する場合は、カードローンの利用を検討すると良いでしょう。なぜなら、カードローンの金利はキャッシングよりも低めで借入限度可能額が高めだからです。
1-2.カードローンのメリット
先に触れましたが、カードローンは無担保・無保証で借入契約が結べます。そのため、土地や建物などの担保や保証人を用意する必要がありません。また、基本的に資金使途が決められていないのもポイントです。カードローンの申込みや契約時にカード会社の担当者に借りたお金の使い道を聞かれることはありませんし、話す必要もありません。したがって、借りたお金を旅行の費用として支払ったり、生活費の足しにしたりしても大丈夫です。そして、カードローンは他のローン(例:フリーローン、目的別ローン)と比べると、審査と融資にかかる時間が短い特徴があります。
カードローン会社によって申込みから融資までにかかる時間は異なりますが、消費者金融系のカードローンであれば最短30分で借り入れができる場合もあります。そのため、急な入り用に対応したい場合はカードローンの利用が適しているでしょう。加えて、クレジットカードのキャッシング機能よりもカードローンの金利の方が低めに設定されています。ここまでに紹介した内容から、カードローンは比較的簡単にお金を借りられる点がメリットだと言えるでしょう。
2.カードローンの種類!銀行系・信販系・消費者金融系
カードローンはいろいろな金融機関から提供されていますが、大きく「銀行系」「信販系」「消費者金融系」の3種類に分けられます。同じカードローンでも金融機関ごとに特徴が異なるので、カードローンの利用を検討しているならそれぞれのポイントを理解したうえで比較することが大切です。まず、銀行系カードローンとは、三菱UFJ銀行や三井住友銀行などのメガバンク、楽天銀行やジャパンネット銀行などのネットバンクなどで取り扱われているカードローンのことです。銀行系のカードローンは他のカードローンよりも、金利が低い傾向があります。
金利が低いと支払わなければいけない利息額が少なくなるので、金利が高いカードローンよりも返済総額が抑えられる点が大きなメリットです。また、銀行系のカードローンは取り扱っている金融機関が銀行なので、安心して利用できます。信販会社系のカードローンとは、オリックス・クレジットや三井住友カードなど信用販売を行う信販会社が取り扱うカードローンのことです。信販会社系のカードローンは銀行系と同様に金利が低めで、借入限度額が高めになっています。
借入金額が少ない場合は、信販系のカードローンの方が銀行系の商品よりも適用金利が低くなることもあるのでよく比較・検討することが大切です。消費者金融系のカードローンは、アコムやプロミスといった消費者金融が取り扱っているカードローンを指します。銀行系や信販会社系のカードローンよりも金利は高めに設定されていますが、即日審査や即日融資に対応可能です。また、返済方法の種類が多いだけでなく、柔軟なこともあります。一定期間の利息が0円になるサービスを導入しているところもあるので、借入期間が短期間の場合は消費者金融系の方がお得感を得られるでしょう。
3.カードローンの比較方法って?比較の観点
カードローンは多くの金融機関で取り扱われているので、契約する前にいろいろな商品を比較して自分に適したものを選ぶ必要があります。この章では、カードローンを選ぶときに比較するべきポイントをいくつか確認しましょう。
3-1.金利
金利とは、お金を借りたときにかかる利息のことです。カードローンの商品概要などをみると、「実質年率」と記載されていることがありますが、これは金利に手数料や保証料などの諸費用を追加したものを指します。カードローンを選ぶときは、できるだけ低い金利の商品を選べば利息額が少なくなって返済総額が抑えられますが、いくつかの注意点を把握しなければいけません。1つ目は、金利に幅がある場合、最低金利が適用されるわけではないことです。カードローンの金利は、「○%~○%」のように幅がある書き方がされています。適用される金利は審査の内容を加味して決まるので、必ずしも低い方が適用されるわけではありません。最低金利が適用されるとふんでカードローンを選ぶと、上限金利が適用されたときに返済計画が崩れてしまうこともあります。
あらかじめ上限金利が適用されると仮定して、返済できそうかどうかを考えた方が安全でしょう。また、「審査に通らないかもしれない」などの不安から、金利が高いカードローンに申し込むことを考える人がいますがこれも注意が必要です。完済が難しくなるのはもちろん、20%を超える金利のカードローンは利息制限法という法律に違反しています。カードローンの金利があまりに高い場合は、違法業者である可能性を考えましょう。
3-2.限度額
先に説明した通り、カードローンは借入限度額の範囲内でお金を借りられる商品です。そのため、申込み前に借入限度額を確認する必要があります。せっかく審査に通っても、商品の借入限度額が希望借入額よりも少ないと、本来必要なお金を借りられないので注意しましょう。特に、借入希望額が高額な人は、カードローンを選ぶときに必ず借入限度額を確認するようにしてください。
3-3.返済方式
カードローンの一般的な返済方式は、リボルビング方式(リボ払い)です。リボ払いとは、カードローン会社によってあらかじめ決められた金額を毎月の返済日に支払う方式を指します。リボ払いと一口に言っても、「元金定額」と「元利定額」とで違いがあるので注意しましょう。元金定額は、その名の通り、元金だけが定額になる返済方式です。利息は定額に含まれていないため、月々の支払額は変動します。一方、元利定額は、元金と利息をあわせた合計金額が定額になる返済方式です。
そのため、元金定額のように月々の支払額は変わらず、毎月の返済額は一定になります。リボ払いは毎月の最低支払額が少額なので、そのまま返済を続けていると完済までの期間が長くなる可能性があるのが特徴です。しかし、金銭的に余裕があるタイミングで繰り上げ返済をすれば、早めの完済が目指せます。
3-4.利便性
カードローンは申し込みやすさや審査の早さなどの契約時の楽さだけでなく、返済がしやすいかどうかで選ぶのも大切なポイントです。例えば、近所のコンビニATMから取引できるか、インターネット上で簡単に借り入れできるかといった借り入れ・返済のしやすさにも注目すると良いでしょう。あわせて、毎月の最低返済額も確認しておくと安心です。
4.カードローンの審査って?
カードローンの審査基準はカードローン会社によって異なっており、一般に公開されていません。ただし、どのカードローン会社でも「借りたお金をしっかり返済する能力があるか」は必ずチェックされます。返済能力の有無を判断するために確認されるのは、信用情報や他社からの借入状況、職業、属性情報、住居情報などです。特に、勤務先に関する情報は、返済能力に大きく関わってきます。そのため、勤務先の情報の整合性をチェックする目的で、審査の一環として電話で在籍確認を行うカードローン会社が多いです。
5.おすすめのカードローン
銀行系のカードローンであれば、りそな銀行の「りそなカードローン」が金利(年3.5%~13.5%)が低いので利用しやすいでしょう。同行の住宅ローンや給与振込を使っていれば、適用金利から年0.5%マイナスしてもらえます。また、申込みをWEB上で完結できるため、自宅からでも簡単に手続きを進められるのがポイントです。消費者金融系のカードローンを探しているなら、プロミスの商品を検討してみてください。プロミスは最短30分で融資が受けられることもあって、利用者満足度も高いです。また、50万円以下の借り入れなら基本的に収入証明書類が必要なく、本人確認書類だけで申込みできます。
三菱UFJフィナンシャル・グループのアコムのカードローンも利用しやすいです。審査回答から即日振込までにかかる時間は、最短30分なので急な入り用にも十分対応できるでしょう。なお、いずれも2021年1月13日現在の情報です。カードローンの申込みをするときは、必ず公式ページで最新の借入条件を確認するようにしてください。
借入額と返済計画を考えて自分に合ったカードローンを選ぼう
カードローンは多くの金融機関で取り扱われているので、契約前によく比較することが大切です。単に金利の低さで契約するのではなく、申込み・返済のしやすさや会員限定のサービスなども勘案して自分に合ったものを選びましょう。なお、カードローンはお金を借りる契約なので、利用前にきちんと返済計画を立てて無理がない借り入れ・返済できるところを検討してください。
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ライター紹介
- 氏名
- 丸岡日向子
- 主なキャリア
-
地方銀行で1年強勤務した後、税理士事務所で1年弱働く。その後、フリーランスのライターとして起業する。
銀行業務検定やFP3級、日商簿記検定2級などの資格で得た知識を最大限に生かしながら、金融系の記事を中心に日々執筆活動に励む。
カードローンに関するよくある質問
ここからはカードローンについてよくある質問について、その回答と合わせて紹介します。
- カードローンの金利相場はどのくらい?
- カードローンの金利相場は、銀行カードローンで4.5%~18%程度、消費者金融のカードローンで15%~18%程度になります。一般的に銀行カードローンの方が金利相場が低い傾向にある一方、審査回答期間は消費者金融のカードローンの方が早い特徴があります。
- カードローンの審査基準とは?
- カードローンの審査基準は、一般的に「返済能力があること」や「信用情報に問題がないこと」などです。金融機関にとって契約者がしっかりローンを返済できるかは重要です。他社での借り入れ状況や延滞履歴、破産状況なども確認し、融資をして問題ないかを確認しています。
- カードローンの返済方法は?
- カードローンの返済方法には、「約定返済」と「臨時返済」があります。約定返済は、毎月決められた日に決められた金額を返済する方法です。一方、臨時返済は約定返済とは異なるタイミングで返済を行うことです。例えば、ボーナスが入った時など経済的に余裕ができたタイミングで行う「繰上返済」や「一括返済」が臨時返済にあたります。
- カードローンでお金を借りるまでの流れは?
- 一般的に、①ローンの申込み、②金融機関の仮審査・本審査、③ローンの契約、④借り入れ、となります。②にあたっては、「本人確認書類」や「収入証明書」などの必要書類を提出します。④の方法としては、銀行振込やカードを発行しATMなどで借り入れするなどがあります。なお、②の結果に応じて本人の借入可能額の上限が決まります。
- カードローンを利用するには保証人が必要?
- 一般的に、カードローンは保証人が不要なローンです。カードローンにおいては保証会社が保証人の役割を担っています。保証会社とは、ローンの契約者が万が一返済できなくなったときに、本人の代わりに借入先の金融機関に返済を行う会社です。
- カードローンの借り入れまでの日数はどのくらい?
- カードローンの借り入れまでの日数は金融機関の種類によって異なります。一般的に消費者金融のカードローンは条件が揃えば当日の借り入れも可能ですが、銀行のカードローンは翌日以降の借り入れとなります。理由は、申込者の審査にあたり警視庁のデータベースへの照会が義務付けられており、照会するためには1日以上の時間を要するためです。
ライター紹介
- 氏名
- 丸岡 日向子(まるおか ひなこ)
- 主なキャリア
- 地方銀行で1年強勤務した後、税理士事務所で1年弱働く。その後、フリーランスのライターとして起業する。 銀行業務検定やFP3級、日商簿記検定2級などの資格で得た知識を最大限に生かしながら、金融系の記事を中心に日々執筆活動に励む。
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