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【第16回】キャッシングのおすすめは?クレジットカード・カードローンでの違いは?

2021年02月22日
キャッシングのおすすめは?クレジットカード・カードローンでの違いは?
お金を借りるために、キャッシングの利用を検討している人向けにキャッシングの概要やメリットを詳しく紹介します。クレジットカードとカードローンのキャッシングの違いもあわせて確認しましょう。記事の後半では、キャッシングができるおすすめのカードローンをチェックできます。この記事を読めば、キャッシングについて理解した上で、自分に合った商品を判断できるようになるでしょう。

この記事は約6分15秒で読むことができます。

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    1. そもそも「キャッシング」とは

    そもそも、キャッシングとはあらかじめ決められた限度額内で自由にお金を借りられる仕組みです。そしてキャッシングには、大きく2つの種類があります。1つは、クレジットカードのキャッシング枠を利用して利用限度額の範囲内で借り入れをする場合です。もう1つは、カードローンを使って借り入れをする方法がキャッシングに該当します。クレジットカードには、普段の買い物で使うショッピング枠とお金を借りられるキャッシング枠が付与されているのが一般的です。ショッピング枠で決済すれば利用額を後払いにできる一方で、キャッシング枠は毎月少しずつ借りたお金を返済する仕組みになっています。カードローンはクレジットカードと違ってショッピング枠がありません。そのため、カードローンはキャッシング専用のカードと言えます。

    2. クレジットカードのキャッシングとカードローンの詳細・比較

    キャッシングにはクレジットカードとカードローンの2種類があると説明しましたが、どのような違いがあるのでしょうか。この章で、クレジットカードのキャッシングとカードローンの特徴やメリット・デメリットを比較します。

    2-1. クレジットカードのキャッシングって?メリット・デメリットは?

    手元にあるクレジットカードにキャッシング枠がすでに付帯されている場合は、特別な手続きなしですぐにお金を借りられます。キャッシングの利用にあたって審査を受ける必要もありません。なぜなら、キャッシング枠付きのクレジットカードが発行された時点で審査が済んでいるからです。手元にあるクレジットカードにキャッシング枠がない場合は、カード会社に連絡して手続きすれば発行後でもキャッシング枠を付帯できます。利用額の支払い方法は利用するクレジットカードの規約によって異なりますが、翌月1回払いかリボ払いが主流です。

    クレジットカードでキャッシングするメリットとしては、ショッピングの支払いとまとめて返済できることが挙げられます。ショッピングとキャッシングの支払いを分ける必要がないので、管理しやすくなるのがポイントです。また、海外でもお金を借りられるので、時間がなくて外貨両替ができない場合や手持ちの現金が少ない場合に便利です。一方、デメリットはカードローンよりも金利が高いことが挙げられます。さらに、借入限度額が低めなので、まとまった金額の借り入れには不向きです。その他、クレジットカードのキャッシング枠を利用すると、利用できるショッピング枠が少なくなってしまいます。

    2-2. カードローンって?メリット・デメリットとは?

    先に触れましたが、カードローンは借り入れ専用のカードなので、クレジットカードのようなショッピング機能はありません。また、支払い回数は利用者が自ら選べることが多いです。自分の家計の状況にあわせて適切な返済回数を設定すれば、無理なく返済できるでしょう。カードローンは、借入限度額が高く、金利が低めに設定されていることがメリットとして挙げられます。さらに、クレジットカードのキャッシングと比較すると返済方法の自由度が高い点もポイントです。

    一方、カードローンは良くも悪くも借り入れ特化なので、クレジットカードのようにショッピング枠を使った買い物ができない点がデメリットでしょう。キャッシング枠が付与されたクレジットカードを持っている人の中には、ショッピング枠が少なくなるのを防ぐためにあえてカードローンでお金を借りている人もいます。カードローンとクレジットカードのキャッシングはそれぞれメリット・デメリットがあるので、自分の利用方法にあわせて賢く使うことが大切です。

    3.カードローンにおすすめの会社

    カードローンは、さまざまな金融機関から提供されています。初めてカードローンを利用する人は特にどの商品を選べば良いか分からず、困ってしまうこともあるでしょう。そこでこの章では、カードローンにおすすめの金融機関を紹介します。

    3-1. 楽天銀行

    楽天銀行のカードローンは、金利が年1.9%~14.5%、融資限度額が800万円です。最大の特徴は楽天ユーザーであれば、特典が適用される点でしょう。具体的には楽天会員ランクに応じて審査優遇が受けられるので、審査に不安がある人でも利用しやすいです。もちろん、楽天ユーザーではなく、楽天銀行の口座を持っていなくてもカードローンは利用できます。また、カードローンの申込みに必要な書類(例:本人確認書類)は楽天銀行アプリから簡単に提出できるので、時間をかけずに手続きを進められるのも特徴です。なお、記載した情報は2021年1月13日現在のものになります。実際に楽天銀行のカードローンに申込みをする場合は、必ず公式ページで最新の情報を確認してください。

    3-2. みずほ銀行

    みずほ銀行のカードローンは、金利が年2.0%~年14.0%と低く、融資限度額は800万円です。みずほ銀行の口座を持っていなくてもカードローンの申込みはできますが、持っていると審査がスピーディに進められます。また、すでに発行されたキャッシュカードにカードローン機能を付帯できるので、1枚のカードに複数の機能をまとめられて便利です。さらに、インターネットバンキングサービスの「みずほダイレクト」を利用すれば、契約後に24時間いつでも借り入れ・返済ができるようになります。なお、記載した情報は2021年1月13日現在のものです。実際にみずほ銀行のカードローンに申込みをする場合は、必ず公式ページで最新の情報を確認してください。

    3-3. オリックス銀行

    オリックス銀行のカードローンは、金利が年1.7%~17.8%と最低金利が低く、融資限度額は800万円です。借入金額が高額になるほど低い金利が設定されることが多いので、まとまった金額の借り入れを検討している場合はオリックス銀行のカードローンを考えると良いでしょう。申込みから借り入れまでに必要な手続きはすべてWeb完結で、提携ATMが多いのがオリックス銀行のカードローンの特徴です。また、カードローンを契約するときにオリックス銀行の口座がなくても利用できるので、余計な銀行口座を増やしたくない人にも適しているでしょう。なお、記載した情報は2021年1月13日現在のものです。実際にオリックスのカードローンに申込みをする場合は、必ず公式ページで最新の情報を確認してください。

    3-4. 新生フィナンシャル(レイクALSA)

    新生フィナンシャルは、2018年4月に銀行カードローンから消費者金融(レイクALSA)に変更しました。レイクALSAのカードローンは、金利が年4.5%~18.0%で、融資限度額は500万円です。また、借入金額が5万円までで初めてレイクALSAを利用する場合は、最長180日間にわたって無利息サービスが適用されます。少額の借り入れを検討しているなら、レイクALSAを利用すると金銭的なメリットを感じられるでしょう。さらに、Webから申込みすれば、契約日の翌日から60日間利息が発生しない無利息サービスを選択することも可能です。その他、返済日の自由度の高さやカードレスの借入対応など、普段の利用がしやすい点もレイクALSAの魅力として挙げられます。なお、記載した情報は2021年1月13日現在のものです。実際にレイクALSAのカードローンに申込みをする場合は、必ず公式ページで最新の情報を確認してください。

    3-5. SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)

    SMBCコンシューマーファイナンスが運営するプロミスのカードローンは、金利は年4.5%~17.8%で、最大限度額は500万円です。申込みをしてから最短1時間でお金を借りられるため、急な入り用でカードローンの利用を検討している人に適しています。プロミスには、指定口座に借入金を振り込める「瞬フリ」というサービスがあるので、わざわざATMや店舗に行く必要がないのも特徴です。また、自動契約機の設置台数も多いため、急いでカードを発行したい場合でも自宅や会社などの近くでプロミスの自動契約機を発見できるかもしれません。なお、記載した情報は2021年1月13日現在のものです。実際にSMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)のカードローンに申込みをする場合は、必ず公式ページで最新の情報を確認してください。

    3-6. アイフル

    アイフルのカードローンは、金利が年3.0%~18.0%で、融資限度額が800万円です。アイフルでは、初めて利用する人や男性スタッフとコミュニケーションを取ることに不安がある女性向けに専用ダイヤルを設置するなどの配慮がされています。審査や融資にかかる時間はプロミスと同様に速いのが特徴です。また、急いで現金を用意する必要がある場合は、ネット申込みが完了したタイミングでフリーダイヤルに連絡すると審査を優先的に行ってもらえます。なお、記載した情報は2021年1月13日現在のものです。実際にアイフルのカードローンに申込みをする場合は、必ず公式ページで最新の情報を確認してください。

    3-7. J.Score(ジェイスコア)

    J.Score(ジェイスコア)は、みずほ銀行とソフトバンクの共同出資で立ち上げられた合弁会社です。カードローンの金利は年0.8%~15.0%、融資限度額は1000万円に設定されています。同社ではフィンテックという技術が導入されているため、申込者の信用度はAIによってスコア化される仕組みです。これにより審査の作業効率が上がり、人件費などの費用削減ができるので他のカードローンよりも低金利になっています。なお、記載した情報は2021年1月13日現在のものです。実際にJ.Score(ジェイスコア)のカードローンに申込みをする場合は、必ず公式ページで最新の情報を確認してください。

    カードローンを計画的に賢く利用しよう

    カードローンとクレジットカードはどちらもお金を借りることができるカードです。しかし、カードローンの方がクレジットカードのキャッシングよりも金利が低めに設定されています。さらに、融資限度額もカードローンの方が高い傾向があるので、まとまった金額の借り入れも可能です。なお、キャッシングを利用するときは、必ず無理がない返済計画を立てて賢く利用してください。

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    ライター紹介

    氏名
    丸岡日向子
    主なキャリア
    地方銀行で1年強勤務した後、税理士事務所で1年弱働く。その後、フリーランスのライターとして起業する。
    銀行業務検定やFP3級、日商簿記検定2級などの資格で得た知識を最大限に生かしながら、金融系の記事を中心に日々執筆活動に励む。

    カードローンに関するよくある質問

    ここからはカードローンについてよくある質問について、その回答と合わせて紹介します。

    カードローンの金利相場はどのくらい?
    カードローンの金利相場は、銀行カードローンで4.5%~18%程度、消費者金融のカードローンで15%~18%程度になります。一般的に銀行カードローンの方が金利相場が低い傾向にある一方、審査回答期間は消費者金融のカードローンの方が早い特徴があります。
    カードローンの審査基準とは?
    カードローンの審査基準は、一般的に「返済能力があること」や「信用情報に問題がないこと」などです。金融機関にとって契約者がしっかりローンを返済できるかは重要です。他社での借り入れ状況や延滞履歴、破産状況なども確認し、融資をして問題ないかを確認しています。
    カードローンの返済方法は?
    カードローンの返済方法には、「約定返済」と「臨時返済」があります。約定返済は、毎月決められた日に決められた金額を返済する方法です。一方、臨時返済は約定返済とは異なるタイミングで返済を行うことです。例えば、ボーナスが入った時など経済的に余裕ができたタイミングで行う「繰上返済」や「一括返済」が臨時返済にあたります。
    カードローンでお金を借りるまでの流れは?
    一般的に、①ローンの申込み、②金融機関の仮審査・本審査、③ローンの契約、④借り入れ、となります。②にあたっては、「本人確認書類」や「収入証明書」などの必要書類を提出します。④の方法としては、銀行振込やカードを発行しATMなどで借り入れするなどがあります。なお、②の結果に応じて本人の借入可能額の上限が決まります。
    カードローンを利用するには保証人が必要?
    一般的に、カードローンは保証人が不要なローンです。カードローンにおいては保証会社が保証人の役割を担っています。保証会社とは、ローンの契約者が万が一返済できなくなったときに、本人の代わりに借入先の金融機関に返済を行う会社です。
    カードローンの借り入れまでの日数はどのくらい?
    カードローンの借り入れまでの日数は金融機関の種類によって異なります。一般的に消費者金融のカードローンは条件が揃えば当日の借り入れも可能ですが、銀行のカードローンは翌日以降の借り入れとなります。理由は、申込者の審査にあたり警視庁のデータベースへの照会が義務付けられており、照会するためには1日以上の時間を要するためです。

    ライター紹介

    氏名
    丸岡 日向子(まるおか ひなこ)
    主なキャリア
    地方銀行で1年強勤務した後、税理士事務所で1年弱働く。その後、フリーランスのライターとして起業する。 銀行業務検定やFP3級、日商簿記検定2級などの資格で得た知識を最大限に生かしながら、金融系の記事を中心に日々執筆活動に励む。

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